「守護天使」“ヒーロー”って…。

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 吾輩が大好きな「シムソンズ」「キサラギ」佐藤祐市 監督最新作「守護天使」(エイベックス・エンタテインメント)。タイトルと内容が、イメージ的にこれほど一致しないのも珍しいですね~(^^;。


 薄給メタボ・サラリーマンの須賀(カンニング竹山)は、鬼嫁の勝子(寺島しのぶ)から、小遣いとして500円玉1枚をもらい、今日も満員電車に揺られ、仕事へと向かっていた。その電車の中で老人に席を譲る女子高生の姿に惹かれた須賀は、彼女につられて途中下車。ところがつまづいて転倒した須賀は、一日の全財産500円玉を落としてしまう。途方に暮れる須賀、しかしその500円玉を、女子高生・涼子(忽那汐里)が拾って、須賀に手渡す。涼子こそが、須賀を途中下車させた女子高生その人だった。涼子の優しさに感激した須賀は、『この世の全てから、あの娘を護りたい!』と宣言するも、中学時代の同級生でチンピラの村岡(佐々木蔵之介)に、『いまどきの女子高生は乱れきっている』と一蹴されてしまう。その頃、須賀が職場のNPO支援塾で担当しているヒキコモリの大和(與真司郎)が、女子高生の淫らな書き込みのあるブログを発見。そこには『駅でおじさんの小銭を拾ってあげた…』というエピソードと、涼子の写真が掲載されていた。『何かの間違いだ!』涼子のことを信じる須賀は、涼子を護るために、行動を開始する。果たして須賀は、涼子を護ることが出来るのだろうか…?


 この映画では、女の子を護る“ヒーロー”が主人公です。“ヒーロー”って聞くと、あらゆる物から護ってくれる、とにかく“カッコイイ存在”ってイメージが、一般的だと思います。が、この映画で“ヒーロー”となるのは“薄給メタボ・サラリーマン”“雀荘暮らしのチンピラ”そして“イケメンのヒキコモリ”という、まったくイケテない3人組なのです。まあ、すべてのヒーローがカッコイイわけがないと、吾輩も思いますが、ココまで極端に“ダメ”な方に振り切らなくてもイイのに…と、キャスティングの絵面を見て、吾輩正直に思いました。と、同時に笑いました。そして、映画を観て更に笑ってしまいました。だって、変身でもするならともかく、あのままのカッコ(カンニング竹山そのまんま!)で、女子高生の尾行(←本人は、警備のつもり)とかしちゃうんですよ!どう見ても“あぶないストーカー”にしか見えませんて(^^;!おまけに、ラスト近くにはストーリーの展開上、カンニング竹山氏は何故かふんどし一丁にまでなってしまうのです。ハッキリ言って、醜いです!メタボ中年(まあ、吾輩もあまり他人様のこと言えないのですが…爆)の肌が、全開でスクリーンに映し出されますので、映像としては最悪です!でも、カンニング氏(以降、こう表記します)の滑稽とも思える一生懸命さが、観ているうちにスクリーン越しにヒシヒシと伝わってきます。そして、それがいつしかカッコよく見えてくるんですよ!世の中みんなカッコよくスカした奴等ばかりじゃないんです。イケメンばかりが男じゃないんですよ。だからこの“泥臭くも滑稽な一生懸命さ”に、吾輩いつしか共感して応援しておりました。『ガンバレ、負けるなカンニング!』とは言え、いくら護ってもらったからって、カンニング氏に告られる女子高生って、やっぱり気の毒だなあ~(^^;。

 カンニング氏は、これが映画初主演なんだそうです。役柄上、普段のようにはキレておられません。情けない中年男性を、情けなく好演しています。あと、脇を固める“豪華脇役陣”がまたイイんですよ、この映画!特に大杉 漣さん佐野史郎さんは、非常に効いてました。佐野さんのシーンは、爆笑必至です!そして寺島しのぶさんの“怪演”も、この映画の売りだと思います。しかしこの人も、カメレオン女優ですね。普通ならこんな役、受けないと思うのですが…、でも楽しそうでした(^^;。残念だったのは、ヒロインの忽那汐里チャン(←この字、一発で出てきません…(>_<)。そう“ポッキンナベイベー”の彼女です。確かにカワイイんですが、如何せん表情と台詞が…。聞けば彼女は“帰国子女(オーストラリア生まれ)”なんだそうで、この映画の撮影のころは、まだ日本語がたどたどしかったそうです。う~ん、それならしゃあないか…って、アカンやんそんなん(^^;!

 「守護天使」は、6月20日(土)~全国ロードショーです。誰も頼んでないのに、勝手にヒーローになった、“負け組3人衆”の奮闘を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。きっと、元気になれますよ!!

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by mori2fm | 2009-06-11 21:55 | 映画評 日本映画 さ行