「女の子ものがたり」“西原ワールド”全開!

[西原理恵子] ブログ村キーワード
 「毎日かあさん」アニメ化「いけちゃんとぼく」映画化2009年は、“サイバライヤー!”ってことで、西原理恵子センセの自叙伝的作品の映画化。「女の子ものがたり」(エイベックス・エンタテインメント)。もおね、“西原ワールド”全開です。


 高原菜都美(深津 絵里)、スランプ気味の漫画家。36歳、独身。描けない日々が続き、部屋は散らかり放題、昼からビール、ソファで昼寝三昧。そんな菜都美のもとへ、新人編集者の財前(福士 誠治)が送り込まれてくる。財前は、過去の菜都美の作品のファンだったが、最近の物は好きじゃないらしい。菜都美の自堕落な実態を目の当たりにし、衝撃を受ける財前。〆切が迫り、仕事を急かす財前を軽くいなして、今日も昼からビールにうたた寝の菜都美。その夢に出てきたのは、12歳のころの自分(森迫 永依)の姿だった…。


 タイトルから受ける印象は、とても可愛らしいと思われるのですが、なかなかコレがどうして、“貧乏”“借金”“蒸発”“DV”etc,etc…と、不幸の吹き溜まりのようなキーワードのオンパレード。この映画、まさしく西原さんの漫画を、テイストそのまんま実写化しちゃってます。西原さんの漫画と言えば、『ほのぼのタッチの絵で、とてつもなく辛辣且つドギツイ話を描き、でもラストにはじんわり、ウルウルさせる…』っていうイメージを、吾輩は持っておりますが、この映画は本当にそのまんま!いやあ、すんごい“実写版”です。

 『女の子の「スタンド・バイ・ミー」を目指した』と、プロデューサー女史のお言葉がプレスに載っておりましたが、正にそのイメージどおりの映画に仕上がっていると思います。“大人になりきれない大人の女”が、それまで避けてきた自らの過去に、或る日正面から向き合い、そこにかつて確かに存在した“友だち”との掛けがえのない日々を、もう一度自分の記憶の中で辿り、そしてそれをステップに人生の新しい1歩を踏み出す…。吾輩“男の子”でございますが、ラストには何かもう訳もわからず、ただ号泣してしまいそうになりました。“あの頃の、友だちに会いに行く旅”これは性別を問わず、誰の心にも必ず“グッ”と去来する物があると思います。この映画は、そんなところをど真ん中の直球で突いてきます。イイ意味で、堪りません…(>_<)。

 世代別に、幼少のころ(なつみ:森迫 永依、きいちゃん:三吉 彩花、みさちゃん:佐藤 初)→高校生時代(なつみ:大後寿々花、きいちゃん:波瑠、みさちゃん:高山 侑子)を演じた“女の子”たちが、みんな一生懸命で、観ていてとても好感が持てました。ホント、みんなとても頑張っています。そしてそれらを受けての深津 絵里の演技が、この映画に適度な深みと、何とも言えない優しさをもたらしています(永依ちゃん→寿々花ちゃん→深津 絵里…チョット顔的には“?”なんですが(^^;)。

 西原さん自身も、“うわさ好きの近所の主婦”という重要な(?)役割で、出演されています(決して“カメオ”ではございません!)。そして、作中には西原さん描き下ろしの壁画も登場します。この辺りもお見逃しなく!


 「女の子ものがたり」は、8月29日(土)~全国ロードショーです。懐かしさ、優しさ全開の“西原ワールド”を、あなたも是非!映画館で体感してください。

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by mori2fm | 2009-08-17 00:27 | 映画評 日本映画 あ行