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カテゴリ:映画評 外国映画 タ行( 43 )

[食べて、祈って、恋をして] ブログ村キーワード
 小説家であり、ジャーナリストでもあるエリザベス・ギルバートの自伝的小説の映画化。「食べて、祈って、恋をして」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。“世界的ベストセラー”“世界中の女性から絶大な支持”ってことなんですが、当然のことながら(?)原作未読の吾輩から言わせてもらいますと、コレは“究極に贅沢な自分探しの旅の顛末記”ですな。う~ん、こりゃ理解に苦しむわ~。


 ニューヨークで活躍するジャーナリスト、リズ(ジュリア・ロバーツ)。優しい夫・スティーブン(ビリー・クラダップ)とは結婚8年目。子供はいなかったが、仕事も順調で傍目には“幸せな女性”と映っていたが、リズ自身は日々何か満たされない思いを抱いていた。仕事で訪れたインドネシアのバリ島で、リズは薬療師の老人から『あんたは世界を旅する。結婚は2度。短い結婚と長い結婚。そして全財産を失い、また取り戻す。そして、いつかバリに戻って来る』と、予言を受ける。ニューヨークに帰ってから、今一つ上手くいかない夫婦生活に、離婚を決意するリズ。その後、繰り広げられる泥沼の離婚劇の最中に出会った、年下の彼・デイヴィッド(ジェームズ・フランコ)とも、上手くいかなくなったリズは、『何かを待つ』だけの人生に別れを告げ、自分を解き放つ旅に出る決意をする。1年間ニューヨークを離れ、仕事や男たちからも離れて…。

 
 もう1回言います!コレは“究極に贅沢な自分探しの旅”ですわ!旅立ったリズは、先ず初めにイタリアで、ただひたすらに食べまくります=「食べて、」。そして次にインドに行き、ヨガの聖地で瞑想に耽ります=「祈って、」。最後にバリ島へ行き、そこで運命の出会いを…=「恋をして」。この旅の、そもそものキッカケは、何か満たされていなかった自分の心と、傍から見れば『どこに問題があるのさ?』って、ツッコミたくなる夫との離婚なんですよね。それで『自分を見つめなおす』って、何もカンも放り出して世界を回るわけです。こんなん、金持ちにしかできんことやんか!吾輩から言わせてもらうと、何てワガママで贅沢な話でしょう。ここまでやらんと、“自分”を取り戻せませんか??随分と大層な“自分”ですね。こんな話に、全世界の女性の方々は憧れておられるんですか~??そんな、あまりにも現実離れした夢物語ですよ。もし、世界中の女性がみんなみんなコレを実践しちゃったら…、世の男の立場はどうなるのさ??考えたら、恐ろしいわ。何か知らんけど、これは吾輩には理解不能な物語でございますわ(>_<)!
 
 …↑こんな風に↑書いてしまうと身もフタもないのですが、アメリカを出発点に、“ジュリア・ロバーツと、イタリア→インド→バリ島を巡るワールド・ツアー”として、何も難しいこと考えずに楽しく観れば、それはそれは“キレイで”“美味しそうで”“癒される”映像の数々に、日々のささくれだった心が洗われていく…、そんな映画に仕上がっています。この際、見るべきは映像です!ストーリーには、あまり深く介入しないでください。特に男性諸氏!理解に苦しみますよ(でも、こんな風に思うのって、吾輩が変なんですかね?嗚呼、悩むわ…)。

 まあ世界中のどこでも、多かれ少なかれみんな心に不満や不安を抱えて生きてるんですよ。それを何とかしようと日々もがいているんですが、なかなか思うように物事は進まないんですよね。すべてのしがらみを『えいやあ!』と断ち切って、行動に移す本作の主人公の実行力を、みんなが羨ましいと感じてこの物語を支持したのでしょうね。その気持ちはワカランでもないのですが、でもやっぱりコレは“究極の贅沢物語”だと思いますね。ここまでやって幸せにならんかったら、しまいにバチ当たりまっせ、ホンマに!


 「食べて、祈って、恋をして」は、9月17日(金)~全国ロードショーです。スクリーンに映し出される、2時間20分の“癒しのワールド・ツアー”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
 特に欠点のない、ビリー・クラダップ演じる“優しい夫”よりも、最後に出会うワイルドでナイーブな、ハビエル・バルデム演じる“チョイ悪オヤジ”の方がイイなんて…。嗚呼、女って生き物は…(>_<)。


「食べて、祈って、恋をして」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

映画『食べて、祈って、恋をして』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2010-09-13 22:05 | 映画評 外国映画 タ行

[特攻野郎Aチーム THE MOVIE] ブログ村キーワード
 『♪~チャ~ンチャチャチャ~ン♪チャチャ~ンチャ~ン♪ ベトナムで鳴らした俺たち特攻部隊は、濡れ衣を着せられ当局に逮捕されたが、刑務所を脱出し地下に潜った。しかし、地下でくすぶってるような俺たちじゃあない。筋さえ通りゃ金次第でなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する、俺たち特攻野郎Aチーム!俺たちは、道理の通らぬ世の中に敢えて挑戦する、頼りになる神出鬼没の“特攻野郎Aチーム!”助けを借りたい時は、いつでも言ってくれ! ♪チャチャチャチャ~ン♪チャチャ~ンチャ~ン♪』~オリジナルTVシリーズ、前口上~

↑懐かしい!あの面々が、装いも新たにスクリーンに帰って来た!「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」(20世紀フォックス映画)。これもまた、昨今流行りの“リメイク”ですわ。果たしてどんな感じに仕上がっておるのでしょうか?いやあ、もお何かワクワクドキドキですね。


 “ハンニバル”ジョン・スミス大佐(リーアム・ニーソン)をリーダーに、“フェイス”テンプルトン・ペック中尉(ブラッドリー・クーパー)、“B.A.”バラカス軍曹(クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン)、マードック大尉(シャルト・コプリー)の4人で構成される特殊部隊“Aチーム”は、結成からの8年間で、数々の輝かしい戦歴を挙げてきた。撤収間近のバクダッドに駐留していたAチームの許に、『フセイン派の残党ゲリラが、偽USドルの原版を持って逃走しようとしている』という情報が、CIAのリンチ(パトリック・ウィルソン)によってもたらされる。ハンニバルは、上官を説得しAチームを出動させ、見事に原版の奪還に成功する。しかし帰投した彼らを出迎えた上官の車が、突然爆発。混乱に乗じた何者かによって、原版も奪われてしまう。上官殺害と原版強奪の罪を着せられたAチームは、軍法会議に掛けられる。そして階級剥奪の上、懲役10年を宣告されたAチームは、4人別々の軍刑務所に送られる。それから半年が経過した或る日、ハンニバルの許へリンチがやって来る…。


 オリジナルのTVシリーズを知っていようが、知っていまいが、何も難しいこと考えずに、単純にハリウッド発の“夏休み男の子向けアクション映画”として、楽しんで見ることが出来ました。冒頭から、ムチャなシーンのオン・パレードでございまして、吾輩ず~っと、ワクワクそしてクスクスしながら見ておりました。吾輩は、ファンとかマニアって言えるほどオリジナルのAチームに詳しいわけではございませんが、やはりリアルタイムで見ていた世代ではありますので、本作を観ていて、そのテイストを引き継ぎながらも更にパワーアップ、スケールアップしてるってのが感じられて、嬉しくて楽しかったです。もちろん、オリジナルのファンやマニアの方が大喜びされそうなネタや設定も満載ですので、そちらの意味でも、充分に楽しめる内容になっていると思われます。

 新生Aチームのキャスティングも、ミスター・Tにそっくりなクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンには、思わず笑ってしまいましたし、ブラッドリー・クーパーや「第9地区」の快演も記憶に新しい、シャルト・コプリーもそれぞれにハマっていてなかなか良かったと思います。この企画がスタートした頃に、『ハンニバル役は、ブルース・ウィリスに!』ってニュースを聞きまして、『ふ~ん、それはアリかも…』なんて思っていたのですが、蓋を開ければリーアム・ニーソン…。でもこれも『アリ』でした(節操の無い…(^^;)。余裕しゃくしゃく、貫禄タップリに新たなハンニバル像を、スクリーンに蘇らせてくれています。しかしホントにこの人は、“親玉キャラ”が似会いますね。硬軟どんなジャンルの映画にせよ、見事に演じきってしまわれます。まさに、“名優”ですね!そして、オリジナルのファンの皆さん向けには、堪らないキャスティング…。それは、オリジナルでフェィスを演じたダーク・ベネディクトと、マードックを演じたドワイト・シュルツの登場です。どちらもカメオ出演ですし、超・短いシーンなんですが、コレは“必見!”です。ちなみにこのシーンは、エンドロール終了後に出てきますので、あっさり席を立たずに、楽しみにお待ちください!

 吾輩個人的には、ヒロインを演じたジェシカ・ビール嬢のSexyなシーンが、もうチョットあってもイイのにな~と、思ったりしたのですが(^^;、その辺は続編が作られた時のお楽しみとして、とっておくことにしましょうか!


 「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」は、ただいま全国ロードショー公開中です。かつてのAチームをご存知の方も、そうでない方も、“新生Aチーム”の型破りな活躍を、是非映画館でご覧ください。

「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

映画『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2010-08-29 01:51 | 映画評 外国映画 タ行

[トイ・ストーリー3] ブログ村キーワード
 あの、ウッディバズたちが帰ってきた!「トイ・ストーリー3」(ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ・ジャパン)前作「2」から約10年(そんなに経ったの!?)。スゴイよ!スゴイ映画になってるよ!!


 子供だったアンディも、成長して17歳に。大学へ行くことになったアンディは、家を離れることに。これを機に、身の回りのモノを整理することにしたアンディは、昔よく遊んだおもちゃたちも、仕分けすることに。そして一番のお気に入りだったカウボーイ人形のウッディだけを、自分の手元に残し、スペース・レンジャーのバズや他のおもちゃ達は、屋根裏へ片付ける袋の中に。ところが手違いから、その袋はゴミ置場に運ばれる。間一髪で難を逃れたバズ達は、アンディに捨てられたとショックを受ける。『誤解だ』と説得するウッディの言葉にも耳を貸さないバズ達は、保育園へ寄付される箱の中に潜り込む。保育園に着いたバズたちは、そこで古参のおもちゃ達からの歓待を受ける。ウッディは『アンディの許へ帰ろう』と皆に訴えるが、バズ達は新しい住処で、子供たちに遊ばれることを選択する。仲間たちと別れ、保育園から脱出に成功するウッディ。しかしその保育園は、凶暴な園児が集まる、おもちゃたちにとって地獄のような場所だった…。


 あのね、確かに1作目の「トイ・ストーリー」も、2作目の「トイ・ストーリー2」も、吾輩はリアルタイムで見ましたし、面白くて大好きな映画ではございますが、泣いたりするような作品ではございませんでした。然るに本作はどうでしょう!“大感動作”に仕上がっているではありませんか!!このシリーズで泣かされるなんて予想だにしていなかった吾輩は、今回映画館で“半号泣状態”に追い込まれてしまいました。特にバズとジェシーが見つめあって手を繋ぎ、そしておもちゃたちみんなが手を繋でいくシーン辺りから、もおず~っと、ウルウルしっ放し。3Dで観てたのですが、メガネが曇って曇って、困っちゃいました。これは本当に素晴らしい映画です。誰もが経験する大人への成長、そしてその過程で必ず直面する“別れ”。この映画ではそれを、“昔から大切にしてきた(されてきた)おもちゃ(持ち主)との別れ”として、感動的に描いています。人間誰でも大きくなっちゃうんです。いつまでも子供ではいられないのです。それはわかっているのですが、こんな風に映像にして見せられると、何かとても切ないですね。でも、大切に扱われた(愛された)おもちゃたちは、また次の世代の子供たちに引き継がれていくのです。ラスト近くで、アンディが女の子(←ごめん!名前忘れた(>_<)におもちゃの説明をしているシーンには、ほのぼのとしつつも胸が熱くなりました。いやあ、ホントにアンディって、イイ子やね!吾輩は、こんなにおもちゃを大切にしていたでしょうか?今更ながら、自己反省してしまいましたわ。

 勿論、感動だけじゃなくって、おもちゃ達が繰り広げる、ドタバタアクション(?)もテンコ盛りで、とても楽しめます。ウッディ、バズ以外にもカウガールのジェシー愛馬・ブルズアイ、そしてレックスハムスリンキードッグミスター&ミセス・ポテトヘッド、更には吾輩が大好きなエイリアンたち!と、お馴染みのメンバーも健在!もお、彼らの姿がスクリーンに映るだけで、すごく楽しいし、ワクワクします!今回は更に新しいおもちゃもたくさん登場していますが、何とその中にはあの“トトロ”のぬいぐるみが出てくるんですよ!!これはピクサースタジオジブリの、これまでの交流、そして宮崎監督へのオマージュとして、実現したことらしいのですが、何か見ていてカワイイし、ただただ嬉しかったです。あと、着せ替え人形のバービーケンが見せる、“ちょっと大人な(?)恋愛事情”には爆笑させていただきました。

 吾輩は字幕版で観たのですが、ウッディのトム・ハンクスに、バズのティム・アレンと、おなじみのボイス・キャストも、素晴らしい“声の演技”を披露してくれます。今回は更にケンの声をマイケル・キートンが演じてたり、他にもティモシー・ダルトンウーピー・ゴールドバーグなんかもキャスティングされてまして、やたらと豪華な顔合わせとなっております。あ、唐沢さん所さんの“日本語吹替え版”も、楽しそうですね。また観に行こうかな。


 
 冒頭で『前作から約10年…』と書きましたが、ここへ至るまでは色々と紆余曲折があったようで(ディズニーとピクサーがケンカして、ディズニーが『ピクサー抜きで「トイ・ストーリー3」を作る』と言ったことも…)、これだけの年月が掛かってしまったようですが、それはそれで逆によかったような気がします。『雨降って地固まる』じゃないですが、『満を持して』公開された本作は、ホント素晴らしい映画に仕上がっていますから!


 「トイ・ストーリー3」は、ただいま大絶賛!公開中です。誰もがきっとうなずける、この夏一番の感動を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。


「トイ・ストーリー3 3D」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

映画『トイ・ストーリー3』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2010-07-21 12:23 | 映画評 外国映画 タ行

[月に囚われた男] ブログ村キーワード
 地球にとって最も身近な天体である、“月”を舞台に描かれる“SFサスペンス”。「月に囚われた男」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。やれ『CGだ!3Dだ!』と騒がしい映画界ですが、この映画は、古き良き時代の正統派SF映画を、思い起こさせてくれます。


 近未来、宇宙飛行士のサム(サム・ロックウェル)は、世界最大のエネルギー企業“ルナ・インダストリーズ”と契約して、月の地中に存在するエネルギー資源“ヘリウム3”を採掘して、地球へ送る任務に就く。契約期間は3年。その間サムは月面の基地にたった1人きりで滞在し、日々の業務をこなしていた。話し相手となるのは、人工知能を持つコンピューターの“ガーティ(CV=ケヴィン・スペイシー)”だけ。衛星の故障で、地球との直接交信も出来ず、愛する妻と産まれたばかりの愛娘の過去の通信映像を見て、気を紛らわす毎日。サムは常に孤独感に苛まれていたが、ようやくそんな生活からも解放されるときが近付いてきた。契約満了まで、あと2週間。サムは地球に還る喜びを、ガーティに語る。しかしある日の業務中、サムは月面車(ルナ・ローバー)で事故を起こして負傷、気を失ってしまう。やがて医務室のベッドで目覚めたサムは、そこで自分そっくりの男に遭遇する…。

 
 『月という広大な密室を舞台にした、SFサスペンス』とでも言いましょうか、何とも懐かしいテイストの、シンプルなSF映画です。フルCGなどが当たり前と化したこのご時世に、昔ながらのミニチュア模型を使って撮影された映像は、逆にある意味新しく感じられました。月が舞台になった映画というのも、そういえば久しくなかったような気がします。最近は火星だとか太陽、更にはもっともっと遠い“辺境の惑星(どこやねん?それ!)”なんかを舞台にしたSF映画がたくさん作られてるのに、一番近くにある“お月様”は、何となくその存在感が薄くなってしまっていた(映画界に於いて)ような気がします。そこへ持ってきて、月を舞台にした本作(原題は「MOON」そのものズバリ「月」!)は、その背景からして、古き良き時代の正統派SF映画を彷彿とさせる仕上がりとなっています。それもそのはず、本作の監督であるダンカン・ジョーンズ(何と、あのデヴィッド・ボウイの息子!本作が長編映画デビュー作)は、『昔のSF映画へのオマージュを込めて、この映画を作った』と公言しております。確かにサムとガーティの関係なんて、「2001年宇宙の旅」のボウマンとHAL9000そのものですし、月面基地や車両のデザインなんかも、最新の物とは少し異なる感じがしました。これは吾輩たちの世代からすると、とても懐かしく感じますが、若い方々がご覧になると、逆にとても新鮮に感じられると思います。この映画、製作費500万ドル&撮影期間33日!という製作費高騰が当然の昨今では、驚くべき清貧(?)な条件(「第9地区」でさえ3000万ドル。これでも安い!)で作られました。映像、脚本、演技、コスト…、色んな面から見て、非常に素晴らしい1本だと思います。

 ≪ネタバレ!≫になっちゃいますので、あんまり詳しくは書けませんが、本作でのサム・ロックウェルは見事です!1時間37分の上映時間、ほとんど1人芝居で演じきっています。しかも“1人3役”で…(あ、バレた?!)。スクリーンには彼しか映りませんが、まったく飽きさせません。そして“オスカー俳優”ケヴィン・スペイシーの“声の演技”が、サムの演技を盛り立て、更には非常にいいアクセントになって、この映画を良質なエンタテインメント作品に仕上げています。名優たるもの、やはり声だけでも素晴らしい芝居をするんですね~。いやあ、貫禄!

 前述したように、この映画の監督は“デヴィッド・ボウイの息子”ダンカン・ジョーンズです。彼は本作で長編デビューを飾り、“英国アカデミー賞・新人監督賞”や“ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞新人監督賞”など、たくさんの賞を受賞し、次代を担う映画監督として、今その才能に大いなる期待をもたれています。ところでこの方、大の親日家だそうでして、70年代以降何度も来日し『東京が大好き。いつか東京に住んでみたい』とまで言っちゃってるんだそうです。更に自称“オタク”だそうでして、黒澤作品、北野作品が大好きで、「攻殻機動隊」や「AKIRA」「エヴァ」の大ファンなんだそうです…。う~ん、何かわからんけどエエ奴や(^^;!妙に親近感が湧いちゃいますね。こう言われてみると、映画の中のあの凝ったミニチュアなんか、合点がいきます『ああ、そういう人やったんや』って(^^;。こういう人に、1回日本でSF映画を撮ってもらいたいですね。もちろん凝りに凝りまくったのを!

 
 しかし、月にたった1人で3年間なんて、ホント“究極の単身赴任”ですよね。どれだけ高い給料払われても、吾輩なら絶対イヤですな。単純な業務みたいでしたから、ロボットにでもやらせたらイイのに(あ、そう言ってしまうとこの映画実もフタもないか…)。せめてあと1人、いやあと10人ぐらい別に人間がいても、企業は充分採算はとれると思うのですが。月に1人ぼっちなんて、労働基準法的にも過酷過ぎます(あ、でもこの話にはウラがあるんですけどね…)!


 「月に囚われた男」は、ただいま東京、神奈川で公開中(まだ、こちらではやってません!)。これから順次全国ロードショー(因みに、京都&関西は4/24~)です。“オタクの2世監督”が撮った、素晴らしき低予算SF映画を、あなたも是非!映画館でご覧ください。


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by mori2fm | 2010-04-12 22:13 | 映画評 外国映画 タ行

[第9地区] ブログ村キーワード
 これは、今までに吾輩が見たことのない類の映画でございました。「第9地区」(ギャガ GAGA★)。いやあ、ホントに衝撃的な映画でしたわ。


 南アフリカ、ヨハネスブルグの上空に、突如巨大な宇宙船が飛来。何日経っても静止したままの宇宙船に、南ア政府はヘリで偵察隊を派遣。彼らが船内で見た物は、船の故障により衰弱した、不衛生なエイリアンの群れだった。何百万ものエイリアンの群れは、暫定的にヨハネスブルグの“第9地区”にある、仮設住宅に住まわされる。言語も通じず、不衛生なエイリアン達が一般市民と融合出来る筈もなく、人間はエイリアン達を、その外見から“エビ”と呼んで蔑んだ。そして28年の月日が過ぎ、人間とエイリアンの対立は激化。エイリアンを管理している民間軍事企業“MNU社”は、エイリアン達をスラム化した“第9地区”からより劣悪な環境の“第10地区”へ移すことを決定する。その現場責任者として、ヴィカス(シャルト・コプリー)という社員が指名される。“第9地区”へ向かい、エイリアン達に、立ち退き承諾書に強引にサインさせるヴィカス達。しかしその最中、ヴィカスは誤って謎の液体を浴びてしまう。やがてヴィカスの身体に、異変が生じる…。


 これまでにも、エイリアンが出てくる映画って色々ございましたが、地球が侵略される~例:「インデペンデンス・デイ」とか「宇宙戦争」等~とか、人間が襲われる~例:「エイリアン」とか「プレデター」等~なんてのが、ほとんどでした(稀にお友達になる~例:「E.T.」~なんてのもありましたが…)。然るにこの映画に出てくるエイリアンは、“難民”なのですよ。これまでの映画では、こんな扱いのエイリアンは恐らくおらんかったのではないでしょうか?何せ、人類から差別されるてるんですよ。しかも地球上で。何とも異例ですね。
 更にエイリアンが登場する“SF映画”となると、大概舞台はニューヨークとかロサンゼルス…、悪くてもアメリカのどこかの都市ってのが定番だと思われますが、この映画の舞台は南アフリカのヨハネスブルグ。これもまた異例でございます。
 そしてこの映画、プロデューサーは“あの”ピータージャクソン。彼は有名ではございますが、監督は本作が長編デビューとなるニール・ブロムカンプ(←舌噛みそう(^^;)。主人公ヴィカスを演じているのは、シャルト・コプリー。この新人監督と、ほとんど無名のキャストによるいわば“カルト的”な本作が、試写で見た映画ファンやブロガー達のいわゆる“クチコミ”によって、アメリカ全土にその名を知られることとなり、何と全米興行収入で1億ドルを突破する大ヒットを記録。加えてアカデミー賞では4部門(作品賞、脚色賞、視覚効果賞、編集賞)でノミネートされるという快挙までやってのけたのです。う~ん、誠にもって極めて異例!

 異例づくしの本作は、ハンディ・カメラを多用し、擬似ドキュメンタリー仕立ての映像に仕上げられています。これが、見ている我々に強烈なリアリティを感じさせます。この映画を見ている間は『南アフリカには、ホンマにこんなエイリアン居住区があるのか~?』と感じられるくらい(いえ、吾輩は特にこういうのに感化され易いモンで…(^^;)でございました。“カルトな低予算SF映画”と言われておりますが、作中出てくる“パワードスーツもどき”なんかも、下手なSF映画よりも激しく動いておりましたし、その奇抜なストーリーとも相まって、見応え充分の1本に仕上がっていると思います。何より吾輩は、今までこんな映画見たことございませんでしたわ!

 “南アフリカが舞台の差別を描いた映画”という見方も出来る本作ですが、ご覧になる際は、あまりその辺のことはお考えにならず、頭真っ白状態でご覧になることをオススメします。その方が、映画を見て受ける衝撃度はデカイと思います。そして、見終わった後に何とも言えない感覚が残ります。この映画、吾輩的には『純愛を描いている』とも断言できます。ラスト・シーンは、とてつもなく切なくて哀しいです。そういった見方も出来る本作は、今年の映画史上に鮮烈な印象を与える1本だと言っても、過言ではないでしょう。

 「第9地区」は、4月10日(土)~全国ロードショーです。“異例づくめの驚くべき1本”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。とにかく見て!騙されたと思って…。

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by mori2fm | 2010-03-22 21:01 | 映画評 外国映画 タ行

[Dr.パルナサスの鏡] ブログ村キーワード
 “鬼才・テリー・ギリアム監督、待望の新作”「Dr.パルナサスの鏡」(ショウゲート)。本作は、「ダークナイト」でオスカーを受賞した、ヒース・レジャーの遺作でもあります。撮影期間中に急逝してしまったヒース。製作中止の危機を救ったのは、ヒースの友人だった“3人のハリウッド・スター”でした。


 2007年のロンドン。今にも壊れそうな旅芸人の一座の馬車がやってくる。出し物は人の心の欲望を、具現化して見せる“イマジナリウム”。座長である、自称1000歳以上という老人・パルナサス博士(クリストファー・プラマー)の瞑想に導かれて、舞台上の鏡を通り抜けた観客は、そこに広がる自らの願望を形にした幻想世界を体験できる。それは博士の持つ能力によるもので、決して子供騙しのシロモノではなかったのだが、怪しげな一座の舞台に上がる観客は、ごく稀だった。偉大な力を持つ博士だったが、かつて若さと不死を手に入れるため、悪魔のMr.ニック(トム・ウェイツ)とある約束を交わしてしまう。それは『16歳になったら、悪魔に娘を差し出す』という物だった。座員でもある美しい娘、ヴァレンティナ(リリー・コール)が16歳になるのは3日後。期限が迫り、脅える博士。その夜ヴァレンティナは、橋から首を吊られていたトニー(ヒース・レジャー)という男を助ける。記憶を失っていたトニーは、そのまま一座に残り、客寄せをすることに。トニーの容姿と話術で女性客が増え、ヴァレンティナも彼に魅了される。そこへMr.ニックが現れる…。

 予算が膨大に膨れ上がったり、スタジオと揉めたり、セットが壊れたり、何かとトラブルに見舞われることが多い(って言うか“恒例行事化”してるような…(^^;)テリー・ギリアム監督ですが、“撮影途上での主演俳優の死”という今回の悲劇は、かつて遭遇したどのトラブルよりも、困難でショッキングだったと思われます。通常であれば、製作中止となるところです(いや普通に考えたら、絶対作れませんから!)。ヒースが亡くなったのは、トニーが現実世界にいるシーンを、すべて撮影した後。残っていたのは、トニーが鏡の中の幻想世界に入るシーンでした。そこで鬼才・ギリアムは、素晴らしいアイデアを思いついたのです。『鏡の中では、観客の願望により、トニーのルックスは変化する…』これなら、代役を立てれば映画も完成し、ヒースの最後の演技もお蔵入りになりません。そして前述した“3人のハリウッド・スター”がギリアム監督の許に馳せ参じたのです。ジョニー・デップジュード・ロウコリン・ファレル…普通の映画なら『どんだけ豪華やねん!』とツッコんでしまうところですが、彼らは皆『ヒースの演技を必ず世に出さなくてはならない』という思いの下に、出演を快諾したのです。この映画に対する、ヒースとギリアム監督の思いが実った、素晴らしい結果だと思います。

 映画の内容としては、毎度おなじみ『ギリアム節、全開!』となっておりまして、何とも上手く表現のしようがない“幻想的なトンデモ映像”と、魅力的なんだろうけれども奇想天外すぎて、こちらも何とも表現のしようがない“非常に難解なストーリー”とで構成されておりますので(一言で言っちゃうと『よ~、わからん映画です(^^;!』)、デート・ムービーなんかには、あまりおすすめ出来ません。『イケメンがたくさん出てる~!』程度の予備知識で観に行かれると、大変な目に遭われるかもしれません。しかしこの映画、完成に至るまでの“劇的な物語(実話)”を知った上でご覧になると、非常に感慨深い1本に感じられることだと思います。いろんな意味で話題になる映画ですね。

 「Dr.パルナサスの鏡」は、1月23日(土)~全国ロードショーです。生き急いだ“若き名優”。その最後の演技を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

「Dr.パルナサスの鏡」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

映画『Dr.パルナサスの鏡』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2010-01-12 23:28 | 映画評 外国映画 タ行

[トランスフォーマーリベンジ] ブログ村キーワード
 前作から2年。あの興奮が、再びやってきた!「トランスフォーマー/リベンジ」(パラマウント ピクチャーズ ジャパン)。いやもう、こりゃ予想以上にトンデモなかったですよ!


 オールスパーク(=“キューブ”)を巡る、ディセプティコンとの激闘から2年。オプティマス・プライム率いるオートボット達は地球に留まり、レノックス(ジョシュ・デュアメル)達、米軍の精鋭部隊と共に、世界各地でディセプティコンの残党狩りを行なっていた。上海に現れた、巨大なディセプティコンを倒した際、『ザ・フォールンが復活する』と言う言葉を耳にしたオプティマスは、或る懸念を抱いて米軍司令部に、その旨を報告する。一方、高校を卒業したサム(シャイア・ラブーフ)は、大学進学のため地元を離れることに。愛するミカエラ(ミーガン・フォックス)やバンブルビーに別れを告げた朝、服のポケットから出てきた“キューブ”の欠片に触れてしまったサムは、それ以来奇妙な現象に見舞われる。やがて、オプティマス達の通信を傍受したディセプティコンが、レノックス達の基地を強襲。保管されていた“キューブ”の一部を奪ったディセプティコン達の手により、海底深く幽閉されていた、メガトロンが復活を遂げる…。


 『メチャクチャやん…(^^:』もおね、前作でも吾輩は充分に感動いたしましたが、今回は更に更に輪を掛けて、トンでもなくスゴイです!あまりのスゴさに吾輩途中で『え~と、今観てるのって映画やったよな?』って、思わず心の中で確認してしまったくらいです。
 何体ものトランスフォーマー達が、スクリーン狭しと動きまくるわ、暴れまわるわ。次から次へと出てきて、変形(トランスフォーム)だけでなく、合体までしちゃうわ。『コレでもか!?』と言わんばかりに次から次へとドッカンドッカン爆発しまくるわ。ミカエラ役のミーガン・フォックスは、前作の“10割り増し”くらいに、Sexyテンコ盛りだわ…(^^;。よくもまあ、これだけのモノを作ったモンだと、脱帽でございますよ!プロデューサーのスピルバーグと、監督・マイケル・ベイが、自分達の願望をやりたい放題に作った、史上最大級(製作費3億ドル!だそうで…)の“トンデモ映画”ですよ。
 
 前作では、実写版“ムチャな変形”(そもそも「トランスフォーマー」は、アニメでございますから)を見せられただけでも、吾輩狂喜乱舞いたしておりましたが、今回はそれが当たり前の如くバンバン出てきますので、映画の後半に差し掛かってくると、もおそんなに驚かなくなってしまいました。人間、慣れるって恐いですね。また新たな刺激を求めてしまうワケですから。恐らくまた続編は作られることでしょうから、コレより更にトンでもないのが、2~3年の後には見られるんでしょうね。マイケル・ベイ、恐るべし…。

 主演のシャイア君は、前作とは比べ物にならんくらいに、シッカリしちゃいました。彼はホント、作品にも恵まれてますね。“スピルバーグのお気に入り”でもあるようですし…。でもたまにはスピルバーグの絡んでない映画にも、出た方がイイような気もしますね。うん、今度はアクションのない映画、ラブ・ストーリーなんかも観てみたいですね。え?「インディ」??さあ、それはどうなんでしょ?何か最もらしいこと書いてますが、ホントはドッチでもいいんですよ。吾輩的には、この映画ミーガン・フォックス嬢さえ観られれば(^^;。彼女は最高ですね!Sexyで、チャーミング(死語?)で。もお、オジさんたまりませんわ!これからもガンガン露出…もとい出てきてほしい女優さんですね。

 ただ難を申しますと、この映画長すぎる!前作に続いて、結構コミカルなシーン(特にサムの両親が絡む)も描かれているのですが、少々クドかったように思います。もお、アクションと、ロボットでお腹いっぱいなのに、その上から更にデザート・バイキングを喰わされているような感じがいたしました。絶対あと15分くらい削れる(上映時間2時間30分!)と思うし、その方がより楽しめたような気がして、チト残念でした。

 子供の頃に見ていたロボットアニメで、世界の危機を救うのは“普通の少年と、その家族や友人”ていうシチュエーションがよくありましたが、本作で描かれているのは、まさにその世界観の延長ですね。当時は子供心にも『そんな設定あるか!』って思ってましたけど、実写でコレをやられるとは…。映像だけでなく、設定や思想まで実写化しちゃってますね。これも或る意味スゴいことですね!

 

 「トランスフォーマー/リベンジ」は、ただいま“ドッカンドッカン!”全国上映中です。子供の頃に夢見た“変形合体ロボット”の実写版の更にパワーUPした姿を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。コレを大スクリーンで観ずして、何とする!さあ、次は「ゲッターロボ」で…(違)

~追記~
 普通に考えたら、オートボットよりディセプティコンの方が強いに決まってるんですよ。だって片や“普通の車”、片や“兵器”ですから。しかも圧倒的に数はディセプテイコンの方が多い!…でも、『正義は勝つ』んだな~コレが(^^;。
~追記②~
 今回、ジョン・ヴォイトの再登板は、残念ながらございません。まあ政権が替わった(作中『オバマ大統領が…』って台詞も出てきます)んですから、国防長官も替わるわな…。

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by mori2fm | 2009-06-22 21:21 | 映画評 外国映画 タ行

[ターミネーター4] ブログ村キーワード
 あの最強シリーズが帰ってきた!「ターミネーター4」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。これまでのシリーズとは異なり、あの“審判の日”以後の未来世界を、初めて描いている本作。さあ、果たしてどんなストーリーが展開されるのでしょうか?


 スカイネットが起こした核戦争“審判の日”から、10年が経った2018年。ジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)は抵抗軍の戦士として、人類滅亡を目論むスカイネットが送りこむマシーン(=ターミネーター)との激闘の中にいた。ジョンは、やがて自らの父親となる若き日のカイル・リース(アントン・イェルチン)の姿を捜していた。或る日ジョン達は、敵の施設から謎のシグナルを入手する。シグナルが、ターミネーターの行動を停止させることを知った抵抗軍は、そのシグナルを使ってスカイネットに総攻撃を掛けることを決定。期日は4日後。それまでに攻撃しなければ、スカイネットはリストの重要人物を皆殺しにしていく計画だった。そのリストの筆頭は、カイル。そして2番目がジョンだった。そのころターミネーターと戦いながら、生き延びていたカイルは、マーカス(サム・ワーシントン)という不思議な男と出会う。マーカスは、一切の記憶を失っていた…。


 シリーズ前作の「ターミネーター3」が、『何で、こんなん作ったんや?!』ってくらい、吾輩的には(多分、世間的にも)ひどかった…「2」で終わってたら良かったものを…と、思ってたところへ『「ターミネーター」の新作が作られる…』てな話が聞こえてきて、『もお、やめとき~な!』ってのが正直な気持ちでした。ところが公開間近になって、映画館で流れてくる予告編の映像を見ると…、これがなかなかいいじゃないですか!ジェームズ・キャメロンも、シュワルツェネッガーも直接的には関係無くなって、新しい世界が描かれるってのも有りかなあ~、何て無節操な考えで吾輩結構ワクワクしながら観に行きました。
 結論から言ってしまいますと…、『う~ん、これは…微妙だ!』いやあね、ガンバってはいると思うんですよ。監督のマックGも、物語のキーパーソンとなるマーカスを演じるサム・ワーシントンも。でもね~、ジョンを演じるクリスチャン・ベイルが、残念なんですよ!ホントに。何と言いますか…、華が無い!「ダークナイト」などの“「バットマン」シリーズ”では、主役とはいえ共演陣も豪華でしたから、さほど気にならなかったのですが、本作のように作品全体を引っ張っていく主役…それも超人気アクションSFシリーズの…となると、コレが少々荷が重いかなあ~と感じてしまいました。やはりこれまでのシリーズが、良くも悪くもシュワルツェネッガーという、“わかり易いキャラ”によって、牽引されてたわけですから、それを吹っ飛ばして新しい物を作っていくってのは、大変なことですよね。このあたり、先日観た「スター・トレック」とは、対照的な出来になってしまったようですね。う~ん、残念!

 あとですね、これまでは設定もキチンと結構シリアスに描かれていたんですが、舞台が未来になったってこと(それだけではないと思うのですが)で、少々設定がユルユルになってしまった…言い換えると、すごく都合のいい設定で話が進んでいくんですよ。≪ネタバレ≫になっちゃうので、詳しくは申し上げられませんが、『それはアカンやろう!』って、ツッコミたくなる所が幾つかございました。この辺りは残念を通り越して、少々許せない部分でした。更に続編を作る気なら、この辺はもう一度仕切りなおしてもらいたいですね。
 

 そして何より、世間の皆様が最も注目しておられるであろう、シュワ知事の出演についてですが…、出てます(^^;!(あちこちで、もう書かれてますので≪ネタバレ≫にはならんですよね?監督が暴露してるくらいですから…)まあキチンとした出演ではないのですが、そのシーンで場内が最も沸きました(^^;。やはり皆さん、お好きなようで…。

 色々辛辣なこと書きましたが、様々なタイプのターミネーターが映像で見られるのは面白かったです。バイク型の“モトターミネーター”や、人間を捕えていく超大型マシン。そして“シュワ型=T-800”の前身“T-600”など、これまでのシリーズで基本的に“1対1”で描かれてきたマシーンとの戦いは、まちがいなくスケールアップして描かれています。コレはコレで、観て損は無いと思いますよ。


 「ターミネーター4」は、6月5日(金)・6日(土)・7日(日)先行上映、13日(土)~全国ロードショーです。新たなシリーズの幕開けを、あなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
≪主要キャラのキャスティング変遷記≫
 ・ジョン…『どこ行った?』エドワード・ファーロング「2」『アンタ誰?』ニック・スタール「3」『バットマンでしょ!』クリスチャン・ベイル「4」
 ・ケイト…『カワイイね!』クレア・デーンズ「3」『アンタも華がない(爆)』ブライス・ダラス・ハワード「4」(オイオイ!若返ってるがな!!(^^;)
同じキャラクターで、これだけ統一性のないキャスティングも珍しいんじゃないかと…。 

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by mori2fm | 2009-05-28 00:17 | 映画評 外国映画 タ行

[ジュリア・ロバーツ] ブログ村キーワード 
 ジュリア・ロバーツ主演復帰作。相手役は、クライヴ・オーウェン。この組み合わせで思い出すのは、グダグダエロエロ映画「クローサー」…(爆)。「デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく」(東宝東和)。今回はスタイリッシュで、オシャレです。トニー・ギルロイ監督の、演出手腕が光ります。でも、付いていくのしんどかったな~!


 トイレタリー商品の新興メーカー、エクイクロム社のCEO・ガーシック(ポール・ジアマッティ)は、老舗メーカー・B&R社の動向に異常なほど執着。B&R社のCEO・タリー(トム・ウィルキンソン)に対しても、ライバル心剥き出しで、B&R社の新商品開発の動きをスパイするチームを結成。そこへ採用された元MI6の諜報員・レイ(クライヴ・オーウェン)は、情報収集の現場で、元CIA諜報員・クレア(ジュリア・ロバーツ)と接触。クレアは表向き、B&R社のセキュリティを統括する責任者だったが、実はエクイクロム社に雇われた2重スパイ。過去に因縁のある2人は、現場でいがみ合う。しかし実はこの2人、ウラでつながっており、両社をだしぬいて大金をせしめる計画を立てていた…。


 非常に面白い映画でございました…と、言いたいところなんですが、この映画非常に入り組んでおりまして、ストーリー展開の中で何回も『現在の〇〇週前』『現在の〇〇日前』って感じで、時系列がグッチャグチャになっておるのです。吾輩不覚にも一瞬“ボ~”としてしまいまして、それ以降『アレ、これってどういうことやったっけ?』『へ?何でこうなるの??』って疑問が常に頭の中を占拠して、『ひょっとして最後まで見ても、意味分からないんじゃ…』という不安を抱え込んだまま、見続ける破目になってしまいました。まあ、最終的には理解できる(それでも幾つか“?”は残りますが)ように展開したのでよかったのですが、変な意味でドキドキしながら見ておりました。いやあ、シンドかった~!
 これからご覧になる皆様には、とにかく“体調万全・頭スッキリ!”の状態でご鑑賞に臨まれることをお薦めいたします。恐らくキッチリ見たとしても、100%正しく理解するのは相当難しいです、この映画。その点、トニー・ギルロイは容赦ないですね。『付いてこれない人は、置いていきますよ!』って感じで…。まあ潔いこと!ラストがまた、『そこへ、落とすか?!』ってくらいヒネられていて、痛快でございました。でもこの監督、相当意地悪いですね(^^;。

 で、シンドイと言えば、冒頭にも書きましたがこの映画、ジュリア・ロバーツの復帰作なんですが(そういえば、彼女を最後に見たのは何の映画だったかな…?)、『老けましたね~(^^;』。スクリーンに彼女のアップが映し出されると、何かチョット辛かったです。まあ、ジュリアが“元CIAの諜報員”を演じてる時点で、この映画キャスティング的にどうかな~?って感じがあったのですが、ここはやはりキャサリン姐さんあたりに、ご登場いただいたほうが、よかったような気もします。う~ん、シンドイな~(^^;。


 「デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく」は、ただいま全国好評上映中です。男と女…もとい、スパイとスパイの化かし合いを、あなたも是非!映画館でご覧下さい。くれぐれも、体調を万全に整えて…(^^;。


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by mori2fm | 2009-05-04 00:06 | 映画評 外国映画 タ行

 全米大ヒット!世界中の女子が熱狂!「トワイライト~初恋~」(アスミック・エース/角川エンタテインメント)『既に続編が作られてる』だの『3部作だよ』などと騒がれておりますが、果たして吾輩のような“オッサン”が観ても楽しめるモンなのでしょうか?


 母親の再婚を機に、父親で警察署長のチャーリー(ビリーバーク)と住むことになったベラ (クリステン・スチュワート)は、アリゾナからワシントン州の小さな町フォークスへと越してくる。転入先のハイスクールで友人も出来、新生活をスタートさせたベラ。或る日彼女は学校で、周囲とは異なる雰囲気を持ったカレン家の面々と出会う。町の医者であるドクター・カレン(ピーター・ファシネリ)の養子である彼等は、他人とは交流をもたず、自分達だけの世界を作り出していた。ベラはその中の1人、エドワード(ロバート・パティンソン)の妖しいほど完璧な美しさに惹かれていく…。


 『好きになった相手が、ヴァンパイアだったらどうしますか?』ってのが、この物語のメインテーマですよね?で、当然コレが“イケメン”“美女”なわけですよ。そりゃあ女の子が見れば、盛り上がること間違いナシですよね~。ただ吾輩のように“オッサン目線”から言わせていただきますと、『エドワードって、そんなにカッコイイかな~?(爆)』ってとこで、先ずひっかかってしまったんですね。『イケメンって言っても、色白すぎるぞ。不健康やって!』『え?ヴァンパイア?それならしょうがない…って、アカンがな(^^;!』てな感じでツッコミまくっちゃいました。ダメですね~、屈折してるな~。

 原作は大ベストセラーなんだそうですが、いつものように未読です。資料によると、原作者のステファニー・メイヤーさんは、専業主婦だったそうですが、或る夢を見たことがきっかけで、この「トワイライト」シリーズを書き始め、何と、このシリーズ一発でベストセラー作家になっちゃったんですと。世の中には不思議なことがあるモンですね。『事実は小説よりも奇なり』を地でいってますね。でもまあそれだけ、女の子の心の琴線に、この物語が触れたんでしょうね。そりゃ『キスも命懸け(キスしてるうちに、気分が高揚して血が吸いたくなる)…』なんて、或る意味究極の禁断の恋愛ですからね。読んでいて『もお堪ラン!』って感じなんでしょう。で、このシリーズの熱狂的なファンのことを“トワイライター”と言うんだそうです。“トレッキー”“ポッタリアン”みたいなモンですね。う~ん吾輩の周囲には、おらんな~(^^;。


 昨今のファンタジー映画の例に漏れず、この映画も映像全体が暗めです。まあ“ヴァンパイア映画”ですから、仕方ない面はあります(これで太陽サンサンだったら大変!)が、何か気分的には“スカッ”としませんね~。ティーンのラブストーリーなのに。続編もずっとこんなテイストなのかな?しかしコレ、イケメンでなかったら、成り立たない話ですよね。やっぱり世の中、顔なのかな~?う~ん、男性諸氏には少々退屈かも、この映画。


 「トワイライト~初恋~」は、ただいま全国好評上映中です。恋に恋する女性の皆さん、“イケメン・ヴァンパイア”の『血い吸うたろか?』を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。何?そんなの言ってない??


~追記~
 1918年から歳をとらず、一睡もしてないって…何ぼヴァンパイアでも、やっぱり不健康!


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by mori2fm | 2009-04-07 22:29 | 映画評 外国映画 タ行