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カテゴリ:映画評 外国映画 ラ行( 28 )

 シリーズ第1作・「ロッキー」から30年。シリーズ前作の「ロッキー5」からでも既に16年が経過し、主演のスタローン還暦!こんな状況の中で遂に“完結編”として製作されたのが、本作「ロッキー・ザ・ファイナル」(20世紀FOX)。あれ?でも前作「ロッキー5」のサブタイトルは確か「最後のドラマ」でしたよね(^^;?



 元世界ヘビー級王者、ロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)は、引退し愛妻・エイドリアン(タリア・シャイア)にも先立たれ、今は地元のフィラデルフィアでイタリアレストランを経営し、来店する客に現役時代の思い出話を聞かせて日々を過ごしていた。息子のロバート(マイロ・ヴィンティミリア)は、有名人である父の影を嫌い家を出、ロッキーは愛する者が傍にいない寂しさ・孤独を痛感。エイドリアンの命日に墓参りしたロッキーは、その気持ちをエイドリアンの兄・ポーリー(バート・ヤング)にぶつける。やがてロッキーは、自らの心の空白を埋めるべく、再びボクシングにチャレンジすることを決める。その頃、テレビ局が過去の名王者・ロッキーと現役無敗の王者・ディクソン(アントニオ・ターヴァー)のコンピューターによるシュミレーション・マッチを放送。この企画が好評だったことを受け、対戦相手に恵まれず人気の出ないディクソンのマネージャーは、ロッキーにディクソンとのエキジビジョン・マッチでの対戦を持ち掛ける…。


 吾輩、過去にかなり批判的なことを書いてこのシリーズの復活を否定してきました。理由はとにかく、『60歳のスタローンがリングに上がって戦うのを見たいと思う奴が、果たしているのか?』という一点のみでございました。ところがいざ映画が始まり、オープニングでお馴染みの“ロッキーのテーマ”が流れますと…吾輩、あっという間に陥落(^^;。いやあもお、ゾゾ毛総立ちになっちゃいましたよ。『おお、コレやコレや!』ってね。ホント、今まで色々書いてゴメンナサイm(_ _)m。で、肝心の中身なんですが、スタローンが暑く(暑苦しく)人生について説くシーンが多いので、ちょっと説教臭くてダルいなあって、中盤くらいまでは感じてたんですが、ボクシングのシーンが始まるとそんなモヤモヤは一気に吹っ飛んでしまい、もお後は拳を握り『行け!そこだ~!』と心の中で叫び、最後には思わず感極まって涙ぐんじゃいました。ホントにスタローンの思うツボ(^^;!ただ、吾輩くらいの世代の方々には、文句なく受け入れられるとは思うのですが、今の若い人達(「ロッキー」を知らない世代)には、果たしてどうでしょうか?この映画、そこが一番心配かな?と吾輩は思います。


 映画の中では、過去のシリーズ(特に1作目)にオマージュを捧げるかのような、懐かしのシーンが随所に再現されています。フィラデルフィア美術館前での、階段駆け上がりからのガッツポーズ。生卵5個のイッキ飲み。精肉工場にぶら下がる肉のサンドバッグ等など…。更にはロッキーが経営するレストランに出入りする“スパイダー”という男。この人「ロッキー」の冒頭シーンで最初にロッキーに負けたボクサーで、今回も当時と同じ俳優(て、言うか元ボクサー)が演じています。そして極め付けは、音楽担当・ビル・コンティ!最近、この人が音楽を担当した映画っていうのを、トンとお見かけしたことが無かったので、本作の制作が決まった頃から少々不安だったのですが、やはりロッキーの音楽は、この人でないとダメです。相変わらず素晴しいスコアの数々を聞かせてくれます。


 シリーズ全作を通して、NEVER GIVE UPの精神を謳い続けたスタローン。ここまでされると、もお『お見事!』以外の言葉は見つかりません。シリーズ最終作(?)にふさわしい、素晴しい終幕を飾っていると思います(ただ、こうなると「ロッキー5」って何だったのよ?って言いたくなりますが…(^^;)。


 「ロッキー・ザ・ファイナル」は、4月20日(金←注目!)より全国ロードショー!還暦オヤジのマッチョな肉体と、壮絶な戦いを映画館で是非、ご覧下さい!


「ロッキー・ザ・ファイナル」の映画詳細、映画館情報はこちら >> 

ロッキー・ザ・ファイナル@映画生活
by mori2fm | 2007-04-08 16:56 | 映画評 外国映画 ラ行

 そんなわけで、新春明け通常運転1発目は「ロード・オブ・ウォー-史上最強の武器商人と呼ばれた男-」(ギャガ・コミュニケーションズ)でございます。ね、新春を飾るに相応しい明る~い映画でしょ(笑)?


 ウクライナ移民のユーリー(ニコラス・ケイジ)は、家族が経営するレストランを手伝いながら、満たされない日々を送っていた。或る日、ロシアギャングの銃撃戦に遭遇したユーリーは、この事件を切っ掛けに武器売買の事業に手を染めるようになる。弟のヴィタリー(ジャレット・レト)をパートナーに、その商才を発揮し大物武器商人へとのし上がっていくユーリー。やがて彼は、かつて憧れていた女性エヴァ(ブリジット・モイナハン)をも射止め、まさに人生の絶頂期を迎える。そんな彼を、インターポールの捜査官・バレンタイン(イーサン・ホーク)が執拗に付け狙い、追い詰めていく…。


 ニコラス・ケイジっていうと、過去の出演作の影響から、とにかく“いい人”って印象が無条件にいたします(この映画とか、この映画。ええいトドメにこの映画も!)。ところが、今回は“ワル”でございます。それも一筋縄ではいかない“ワル”でございます。即ち、『どこまでやれば法に触れるか?』てことを把握し、『この武器をいま販売すれば、その国でどれだけ悲惨なことが起こるか?』てことを理解したうえで、法に触れないギリギリのラインを踏んで、その国で何が起ころうが『それは、俺たちの預かり知らぬこと』と見て見ぬ振りを決め込む。更にインターポールに追求されると、あのつぶらな瞳をパチパチさせて、オドオドした口調で『私が何か、法に触れることをしましたか?』とやるのであります。何と性質の悪い“ワル”でございましょうか。今回ニコラスは随分と楽しげにこの役を、憎々しく演じていましたね。何か、これまでのキャラのせいか、捜査官役のイーサン・ホークの方がワルく見えてしまったのは、吾輩だけでしょうか(笑)?あと弟役のジャレット・レトが、なかなかイイ味を出してます。若さゆえに何にでも染まってしまうという、純粋で弱い人間を好演しています。


 この映画、実在の武器商人をモデルに、実際の出来事を元に作られたそうな。だからという訳ではないが、何かドキュメンタリー映像を観ているような錯覚に陥る場面もありました(アフリカでの航空機解体シーンは、ある意味“ブラック”で笑えました)。アメリカ政府から言わせると、ユーリーのような武器商人は“必要悪”なんだとか。そりゃそうでしょう、彼等がいなくなると飯が食えなくなる連中が、この世にはたくさんいて、そんな連中の多額な出資によって、現在の国家体制は支えられているのですから…。な~にが、“世界平和”だ!チャンチャラおかしいっつうの!!そんな皮肉がタ~ップリと込められた作品でございます。


 「ロード・オブ・ウォー-史上最強の武器商人と呼ばれた男-」は、ただいま好評上映中です。世界の裏側と、ニコラス・ケイジの裏側(笑)を映画館で目撃してください。
by mori2fm | 2006-01-05 01:27 | 映画評 外国映画 ラ行

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 『世界的ベストセラー、映画化!』最近、よく聞くこの台詞。今回は「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」(アスミック・エース)でございます。と言われましても、相変わらず吾輩は原作を知らぬままに観に行きました。果たして、これが吉と出たのでしょうか…?

 
 ボードレール家には、3人の子供達がいた。長女ヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)は、発明の天才。日常生活に役立つものを、次々と発明していた。長男のクラウス(リーアム・エンケン)は本が大好きで、読んだ知識は全て頭の中にインプットされていた。そして末っ子のサニーは、とにかく何でも噛むことが好きで、まだキチンとした言葉が話せず奇妙な言葉で会話する女の子だ。何不自由無く暮らしていた子供たちに、或る日突然、大きな不幸が襲い掛かる。何と家が全焼し、両親が焼死してしまったのだ。いきなり孤児になってしまった三姉弟妹は、遺産管理人のミスター・ポー(ティモシー・スポール)に連れられて、遠縁の親戚であるオラフ伯爵(ジム・キャリー)の許へ預けられるのだが…。


 え~とね、はっきり言ってファンタジーっていうより、“児童虐待”のオン・パレードって感じですね(笑)。“次々と降り掛かってくる不幸”ってよりも『単なるイジメじゃね~か?』て思っちゃって、非常に不愉快でございました。『この映画の一体、何が楽しい?』と思いながら観てたのですが、これって作者のレモニー・スニケット(声をジュード・ロウが演じてます)自らが、映画の冒頭で『ハッピーエンドを観たい観客は他の映画を観るように』と言っていたのに、まんまとハメられてるってことやね?何せ、この映画は「世にも不幸せな物語」なわけで、不快感や悲しみが増せば増すほど、製作サイドの思うツボってことですから…。

 ジム・キャリーは、やっぱり名優であり“怪優”でありますな。まじめな作品での抑えた演技(吾輩はコチラの方が好き)もイイけれど、こういった“メークバリバリ、オーバーアクト”でも充分にその持ち味を発揮してくれます。本人も、演ってて楽しいんでしょうね。で、それに輪を掛けて今回、迷(?)演技を見せてくれるのが、あの大女優メリル・ストリープ様でございます。『あんた、何演ってんの(笑)?』と思わず、ツッコんでみたくなるような登場の仕方。シリアスからコメディまで、さっすが大女優!演技の引きだしの数の多さには、脱帽いたします…。

 
 そんな訳で「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」…長い!略して「レモふし」!は、ただいま全国好評上映中です。三姉弟妹がどんなに不幸なのか、映画館で是非ご確認下さい。
by mori2fm | 2005-05-08 01:28 | 映画評 外国映画 ラ行

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 お馴染み、Kurt.さんのトラバンケート今回は『あなたの一番好きな恋愛映画』でございます。こりゃ~なかなか難しい~!!

 「きのうの夜は…」 「グリーン・カード」 「フォー・ウェディング」 「恋のためらい フランキーとジョニー」 「恋しくて」 「ワン・モア・タイム」 「ノッティングヒルの恋人」 「めぐり逢えたら」 「ユー・ガット・メール」…挙げ出したらキリがないので、この辺にしときます。で、いまどれか1本出すとなると吾輩は 「ラブ・アクチュアリー」を『マイ・ベスト・ラブストーリー』に挙げさせていただきます!

 決して泣く様な映画じゃないんですよ。そんな“感動巨編”じゃないんですよ。でもね、観ているうちに何だか熱い物がこみ上げてきてしまって、気がつくといつの間にかポロポロ…。
 
 イギリスの新首相デヴィット(ヒュー・グラント)は若くて未だ独身。初めて公邸に着いた日、新しい秘書のナタリー(マルティン・マカッチョン)に一目惚れしてしまう。その頃妻を亡くしたダニエル(リーアム・ニーソン)は悲しみに暮れつつも、妻が遺した継子のサム(トーマス・サングスター)が口もきかず、引き篭ってしまったことがとても気掛りで、同じ学校の保護者仲間のカレン(エマ・トンプソン)に悩みを相談していた。カレンの夫ハリー(アラン・リックマン)はデザイン会社を経営し、子供達と幸せな家庭を築いていたが、最近会社で若い女性社員から誘惑を受けて内心まんざらでも無い様子…。
 
 紹介しきれないほどの登場人物とエピソードが出てくるのですが、どのエピソードにもキチンと筋が通っていて、作品全体が破綻していないのは『お見事!』の一言です。また全ての登場人物がそれぞれ悩み、考え、泣き、笑い、日常を生きている(約1名当てはまらないのも出てきますが)のですが、観ていて思わず『ああ、その気持ちわかる、わかる!』『そうだ、行け、がんばれ~!』と心のなかで思わず応援したり、いっぱい呟いたりしてしまいました。作品全体に、ほのぼのムードがながれていますが、深刻な問題を抱える人物(ローラ・リニー演じるサラは、たった1人の精神を病んでいる弟のことを大切に思うあまり、せっかく結ばれそうになった片想いのカール(ロドリゴ・サンドロ)ともうまくいかない)のこともちゃんと描いていて、ただの軽い映画になっていないところなどは特筆すべき点だと思います。
 あと個人的には、ジュリエット役のキーラ・ナイトレイのキュートさに参ってしまいました。「パイレーツ・オブ・カリビアン」のときはそんなに魅力を感じなかったのですが、本作の彼女は最高!もし私の親友の花嫁が彼女なら、私の撮ったビデオも劇中でマーク(アンドリュー・リンカーン)が撮影したように彼女しか映っていないと思います…。


 随分と長くなっちゃいましたが、「ラブ・アクチュアリー」に1票よろしくです!!



☆★☆★トラバンケート(トラバアンケート)テンプレ☆★☆★☆★☆
毎週1つのテーマでアンケートをだすので、そのアンケートに
対する答えをトラバしてください。トラバしてくださった
皆様の答えを次のアンケート出題時に集計して発表させて頂きます。
締め切りは隔週の日曜22:00。次回の締め切りは10/17(日)になります。
月曜には新しいテーマと集計結果を発表します。また締め切り後にTB
していただいても構いませんので、皆様の参加をお待ちしてます。

企画元/2+2=5  http://diesuk.exblog.jp
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by mori2fm | 2004-10-11 16:49 | 映画評 外国映画 ラ行

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 この前のネタで煽ったつもりはないのですが、何か『チャン・ツィイー嫌い!』といったご意見、結構ありますね。誤解の無いように申し上げたいのですが、私はどちらかと言うとチャン・ツィイーは好きな方です。確かに『何でそんな仕事引き受けるねんな…?』と言いたくなるのですが、何せ可愛いから…(ああ、男ってダメな生き物だなあ)。そんなわけで「LOVERS」(ワーナー・ブラザーズ)は、彼女の魅力超満載の映画でございます。

 中国、唐代末期。腐敗した朝廷に反旗を翻す組織が、あちこちで乱立していた。ある日、朝廷から派遣された捕吏の劉(アンデイ・ラウ)と金(金城 武)は、遊郭“牡丹坊”に反政府組織“飛刀門”のメンバーが潜入しているとの情報を摑む。そして盲目の踊り子小妹(チャン・ツィイー)に目を着け、激闘の末に連行する。しかし、小妹はどんな拷問にも屈せず、捜査は難攻。飛刀門の前頭目の娘が盲目だったという情報を知っていた劉たちは、わざと小妹を逃がし、金が朝廷を裏切るフリをして彼女に近づき、飛刀門の本拠を探り出すという作戦を実行に移すのだが…。

 実は私、チャン・イーモウ監督の前作「HERO」寝てしまった男です。『あんな映画で寝るなんて…』といろんな方のお叱りは受けましたが、とにかく寝てしまったことは事実です。そんなこともあり、おっかなびっくり観に行ったこの「LOVERS」結論から言うと「HERO」よりも、とっつき易く、充分に楽しめました。
 映画は、かなり色々な場面でツッコミ所満載(笑)で『んな、アホな』とか『それはチョットやり過ぎ…』と思わず、スクリーンに呟いておりました。特にラスト近くでは、キャストが真剣に演じているシーンでも、思わず吹きだしそうな映像(だってチャン・ツィイー、あれじゃあまるで『ゾ○ビ』だよ)があり、少々複雑な気持ちでございました。ただストーリーは二転三転して最後まで読めなかったところもあり、グイグイと引っ張ってくれました。
 但し、映画全体について回る『これはチャン・ツィイーのPVか?』と言いたくなる空気。悪いけれど、金城 武もアンデイ・ラウもここでは添え物=おまけといった扱いで、どこまでいってもこの映画は『チャン・ツィイーのために撮られた映画』と言う感が否めませんでした。その辺りチャン・ツィイーも心得ているのか、充分それに値する“撮られ方”をしています。いやあ、美人はホント得だよね!

 「LOVERS」は、ただいま全国絶賛公開中です。チャン・ツィイーを観るだけでも、私は¥1,800の価値はあると思います。

~追記~
 金城クン、もうつまんない日本のドラマなどに出演する必要はありません。あなたはアジア、いえハリウッドでも充分スターとして通用すると思います。今回の映画を観てその事を痛感させられました。だから、そちらの方向でもっともっと頑張ってビッグになっていってくださいませませ…。 
by mori2fm | 2004-09-18 02:13 | 映画評 外国映画 ラ行

a0014708_9582.jpg 上映時間ギリギリに駆け込んだ映画館。『やばい、オープニングは観られないかも…』そう思った吾輩の目にイキナリとび込んで来た“スカーレット・ヨハンソンちゃんのキュートなお・し・り♡”「ロスト・イン・トランスレーション」(東北新社)出だしのインパクトは強烈!あとは、まったり…。

 盛りを過ぎたハリウッドスター、ボブ(ビル・マーレイ)はウイスキーのCM撮影のため、単身東京へやってくる。彼は今現在の自分の生活に、疲れを感じていた。今回の日本行きも、妻や子供たち“家族”から逃れるという意味合いも有ったのだが、決して日本へ行きたかった訳でもなく、訳のわからない言葉や慣習に、いい加減ウンザリしてきていた。或る日ホテルのバーで、ボブは若い人妻シャーロット(スカーレット・ヨハンソン)と知り合う。彼女はカメラマンである夫の仕事に同行して日本へ来たのだが、夫の仕事が多忙なため1人で過ごす日が続き、ホームシック気味であった。意気投合した2人は日本での慣れない生活を、昼に夜に一緒に過ごすようになる。あくまでも男女の一線を越えない関係を維持したまま…。

 『果たして、日本がどのように描かれているのか?』この一点のみにこだわって観ていたのですが、『こんなんとちゃうやろ~』とツッコミたくなるところは何ヶ所かは存在したものの、そんなにひどくは間違ってないような気がしたので、まあ良かったんじゃないでしょうか(少なくともヒロスエが出てた「WASABI」よりはマシ…)。でも何で京都に来る必要性があったんだろうか?…という疑問は残りましたが。
 で、劇中ボブが「Matthew's Best Hit TV 」(藤井 隆が“マシュー南”という外人に扮してホストを務めるトークバラエティ)に出演するというシーンが出てくるんですね。映画のオープニングのお尻のシーンからして、『まるで「タモリ倶楽部」みたいだな~』と思っていた私は『テレビ朝日はナンボくらいこの映画に出資してるんやろ~?』てなことを考えていたのだが、チラシを見てビックリ!“提供 フジテレビジョン”『!???何で??…』

 「ロスト・イン・トランスレーション」は只今好評上映中です。あっ、色々書きましたがスカーレット・ヨハンソンちゃまは、キャワイかったですYO~!

 ~追記~ ハリウッドデビューとなる映画のエンドロールに“TAKASHI FUJII”ではなく、“MATTHEW MINAMI”…藤井 隆よ、お前本当にそれでイイのか? 
by mori2fm | 2004-07-12 02:04 | 映画評 外国映画 ラ行

a0014708_95257.jpg 「レディ・キラーズ」(ブエナビスタ)トム・ハンクスの何となく厭らしい笑顔が印象的なポスターを見て、『普通のコメディとは違うな。何せ、コーエン兄弟やもんな』とは思っていたけど、ここまでブラックとは…。

 敬虔なキリスト教徒のマンソン夫人(イルマ・P・ホール)の家に『部屋を借りたい』とやって来た自称“教授”(トム・ハンクス)。『楽団の練習のため、地下室を使いたい』と言い、夫人を信じ込ませることに成功する。実は、彼は稀代の知能犯で地下室から穴を掘り、カジノ船の売上金を強奪する計画を立てていたのだ!彼の統率の元、集められたプロ(?)集団たちは、着々とトンネルを掘りいよいよ実行の日を迎えんとしていた…。

 実は私はそんなにコーエン兄弟の作品に精通しておりませんで、この映画も正直観終わって“?”がいっぱい(『わけがわからない』というのではなく。『これでいいのか?』という意味で)。実際いろんな批評を見てると『本来のコーエン兄弟のモノとは違う』みたいな書き方されてるところもございましたな。まあ、私自身は1本の映画として観た場合、前半と後半は別モノ…特に後半何であんな展開になるんだろうか?と考え込んでしまいましたが、皆さんはいかかでしょうか?

 ところで、観ている間じゅうず~っと気になっていたこと。トム・ハンクスが両手の指を2本立てて、しきりにポーズをとっていましたが『う~ん、どっかで見たことあるポーズやなあ』と思っていたら…お前、それは“Dr.イーブル”(from『オースティン・パワーズ』)のパクリやないか!…ああ、スッキリした(笑)。

 「レディ・キラーズ」はまだまだ公開中です。さあ、あなたもトム・ハンクスのDr.イーブル(笑)を観に、映画館へお越しください。

 
by mori2fm | 2004-06-05 09:54 | 映画評 外国映画 ラ行

a0014708_24745.jpg 最新作ではありませんが・・・。
 “老いらくの恋”というほど、大げさなものではないかも知れないけれどこの「恋愛適齢期(ワーナー)」は60代独身(未婚)男性と、50代バツイチ子持ち女性のラヴストーリー。これがとても爽やかで…あろうことかカワイイ!!これ日本でやると、モットいやらしくてドロドロしたものになっちゃうんだろうな。さすがはハリウッド!この少し前に観た「ラブ・アクチュアリー(UIP)」もそうだったけれど、今年は何だか『人に優しいラブ・ストーリー』が多いような気がする。世間の人々がそれだけ“愛”というものを、欲しているということなのかな?
 
 ハリー( ジャック・ニコルソン)は63歳にして独身、未婚。幾つかの会社を経営し、30歳以下の女性としか付き合わないという優雅な独身生活を満喫していた。今日も若いG.F.マリン(アマンダ・ピート)と週末を楽しむために彼女の母親が所有する別荘へ。しかしそこには、いる筈のない彼女の母親で劇作家のエリカ(ダイアン・キートン)とその妹ゾーイ(フランシス・マクドーマンド)が。結局4人で過ごすことになるのだが、その夜マリンとのベッドイン直前、ハリーが心臓発作で倒れてしまう…。
 
 オープニングからニコルソン節全開!『何でこんなオッサンが若い娘にモテんねん!?』と思わずツッこんでしまったけれど、もうそれだけでツカミはOK。あとは“マトリックス”キアヌ・リーヴス(エリカに一目惚れする年上の女性が好みの、ハリーの担当医役・・・どんな設定やねん!)でさえも霞んでしまうほどの、熟年主演俳優2人による『これでどうだ!』と云わんばかりの演技合戦。ストーリーは軽めだけれど、これだけで見応えは充分。
 そして何よりニコルソンとキートンの組み合わせで、SEX絡みのラブ・ストーリーを撮ってしまうナンシー・メイヤーズという監督が凄い!この人、前作「ハート・オブ・ウーマン」ではあのメル・ギブソンにパンストを履かせ、除毛クリームまで使わせたし、今回は御年58歳のダイアン・キートンを一瞬とは言え、ヌードにしちゃったんだから…。演出力だけでなく、俳優からの信頼が絶大でなければこのようなことは出来ないだろうな。また結構ドギツイ台詞も飛び交ってるんだけど、映画自体は決して下世話なモノになっていない。この辺りは女性監督ならではの繊細さがほどよくにじみ出ていて、観終わった後とても心地よかったです。
 
 さあ、熟年世代の皆さん!恋愛に年齢は関係ございませんよ!!「恋愛適齢期」は、まだまだこれから(?)だ~!!
by mori2fm | 2004-04-20 02:10 | 映画評 外国映画 ラ行