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カテゴリ:映画評 日本映画 あ行( 29 )

[あしたのジョー] ブログ村キーワード
 あの名作漫画、41年ぶり2度目の実写映画化!「あしたのジョー」(東宝)。さすがに前回の映画化は、吾輩知りませんわ。しっかし「ヤマト」と言い、この映画と言い、TBSさんは、よっぽど地雷を踏むのがお好きなようで…(^^;。


 孤児として育った矢吹丈(山下智久)は、“ドヤ街”で日々荒んだ生活を送っていた。或る日、めし屋で偶然出会った元ボクサーの丹下段平(香川照之)に、ボクサーとしての素質を見出されるも、度重なるケンカ沙汰から少年院へと送られる。そこで丈は、プロボクサーの力石徹(伊勢谷友介)と出会う。ケンカで力石に倒された丈は、ボクシングに目覚め、段平から送られてくる手紙での指導をこなすようになる。一方力石も丈の素質に気付き、2人はお互いをライバル視するようになる。そんな中、力石の所属するジムのオーナーで、白木財閥の令嬢・葉子(香里奈)が、少年院を訪れ、力石と丈のボクシングの試合を提案する…。


 上映時間、2時間11分。丈とおっつぁんの出会い、丈と力石の出会い~力石の死、そして丈の復活までが描かれています。当然ストーリーは端折られてますし、原作と設定が変わってるところも、結構ございますが、1本の映画として見た場合、適度な尺とストーリーになっていると思われます。まあ何せ、原作が原作ですからどんなにスゴイ映画になっていても、絶対いろんなところからのツッコミはあるでしょう(原作有りの、実写映画化作品の宿命ですな)。吾輩的には観終わって、『まあ、こんなモンかなあ~』って、感じました。事前に想像していたよりは、ヒドくなかったですから(偉そうに!)。でもやっぱり、ちばてつや先生の描かれた原作が持つ“画独特の凄み”ってのは、どれだけ忠実に再現しようとしても、実写では難しいと思います。特にそう感じたのは、あの“クロスカウンター”のシーン。「ピンポン」曽利監督なりに、突き詰めて撮られたシーンなんでしょうが、吾輩には何となく滑稽に見えてしまいました。いや頑張っておられるのは、とてもよく伝わってくるんですけど。う~ん難しいですよね、原作が偉大すぎると。リアリティを追求すればするほど、おかしなことになっちゃうんですね。

 で、やっぱりどうしても触れないわけにはいかない、キャスティングについてですが、“主演・山P”ハイ、とっても頑張ってます。ジョーになりきるために肉体改造(体重も8kg落としたそうです)して、素晴らしく精悍なボディも披露してくれますし、ボクシングのシーンも迫力あるものに仕上がっています。でもね~、ジョーが本来持っているであろう“ギラギラした感じ”が、彼からは殆んど感じられませんでした。そう、山Pは優しすぎるんです。彼の凄く優しくて、キレイな目からは、ギラついたものが見えません。ドヤ街育ちなのに、そう言った迫力、内面から滲み出てくるオーラのようなモノが、感じられませんでした。これは非常に残念でしたね。山Pなりに、とっても頑張ってるのは、すごく伝わってきたんですが、う~ん、彼は育ちが良すぎるんですな(^^;!ホントに残念でしたわ。その点、力石を演じた伊勢谷さんは、ギラついてました!究極の減量で痩せ細った身体、獲物を睨むかの如き目力、非常に鬼気迫る迫力が感じられました。何なんでしょ、これは?役者としてのキャリアなんかの差でしょうか?とにかく、彼は素晴らしかったです。そして、おっつぁん役の香川さんですが、今回は少々オーバーアクトかと。演技はいいんですよ。相変わらず上手いし、今回は自身のボクシングの知識が豊富なところも、十二分に活かして、生き生きと演じておられるんですが、いかんせんあの“禿げヅラ&アイパッチ&すきっ歯”は、やり過ぎかと…。そりゃ『あれがないと、おっつぁんじゃねえ!』ってのもあるでしょうし、わかるんですが、前述したようにやはりどこか滑稽に見えてしまいました。ホント難しいですね、みんな頑張ってるのに。あ!申し訳ないですが、香里奈はミスキャストです(言い切り)!観てる時から、何とも言えん違和感を感じていたのですが、吾輩が帰宅して点けたテレビの中で『六本木No.1のキャバ嬢が、先生に…』なんてことやってるじゃないですか。同時期にスクリーンで“令嬢”、テレビで“キャバ嬢”って…(^^;。もう少しタイミング考えて仕事しなはれ!

 「あしたのジョー」は、2月11日(金)~全国ロードショーです。“漫画史上最高傑作”とも称される、“スポーツ漫画の金字塔”の無謀とも思える“完全実写映画化”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。

~追記~
 ヒットしたら続編やりますかね~?今回、ホセカーロスも出てませんから。どうするんやろ?

「あしたのジョー」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

映画『あしたのジョー』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2011-01-19 22:57 | 映画評 日本映画 あ行

[宇宙戦艦ヤマト 復活編] ブログ村キーワード
 “ヤマト復活!”「完結篇」から26年の時を経て、ヤマトが帰ってきた。「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」(東宝)。とは言っても、いまどきの若い人たちには『何のこっちゃ?』って感じじゃないでしょうか?


 西暦2220年、宇宙の彼方から巨大なブラックホールが、太陽系に接近。やがて地球がブラックホールに飲みこまれることが判明。残された時間は、3ヶ月。人類は、惑星アマールの衛星への移民を計画。古代 雪を責任者とする第1次移民船団が飛び立つが、その途上、謎の艦隊からの攻撃を受け消息を絶つ。次いで飛び立った第2次移民船団も、同様の運命を辿る。宇宙科学局本部長・真田志郎は、17年前のアクエリアス接近の際に自沈した宇宙戦艦ヤマトを新造・復活させ、宇宙貨物船の船長をしていた雪の夫・古代 進を呼び戻し、第3次移民船団司令とヤマトの艦長に任命する。古代は妻・雪の生存を信じ、第3次移民船団を率い、ヤマトと共に発進する…。


 『納得できる話が、何一つ無い!』何なのだ?この脚本??≪ネタバレ!≫満開で、ツッコマせていただきますと…、
①何で、ヤマトがあの形(=元の形)で復活したのか?何ら説明がない!
②何故に雪は行方不明になる直前、ブリッジで半裸になっちゃったのか?意味不明!
③真田さんだけが、恐ろしく老けてしまった…(泣)&徳川太助、若過ぎ!
④移民受け入れ先の星から『君等がいると、迷惑…出て行ってくれ!』みたいなこと言われてましたが、ひょっとして地球人類は、先住民族の許可も得ず、勝手にやって来たのだろうか(だとしたら、スッゲ~大迷惑!)?
⑤エトス星の軍人さん!『人間、最期の死に方は…』みたいなこと言ってましたね。あなた人間?
⑥オイオイ古代!救命艇には娘(美雪)以外にも、いっぱい人が乗ってたぞ!放置プレイか(^^;?
⑦土壇場になって『あのブラックホールは、人が作った物…』って、そんなんもっと早くに気付くやろうに!地球の総力を挙げた科学力って、そんなもんかい??
etc,etc…
こんなモンじゃない。他にもイッパイ(^^;!!

 確かにヤマトが飛び立つシーンには、『おおお~!!』と、感動してしまいましたが、その時に流れる『さらば~♪地球よ~♪』も、何故かささきいさおさんではなく、THE ALFEEの新録Ver.。あの歌をたかみ~桜井さんのハイ・トーンでやられても…(>_<)。

 まあね、昔のヤマトを見ていた頃も、吾輩や友だちは『何回やる(復活する)ねんな?もうええわ!』ってツッコミまくって、よりリアル路線な「ガンダム」なんかに移って行った世代なわけでして(「完結篇」が公開された、中学3年の春休みには「完結篇」を見ずに、同時期に公開されていた「幻魔大戦」「クラッシャージョウ」を見に行っちゃいましたから)、今回のも半分くらいは『何を今さら?』って感じを持ちつつの鑑賞ではあったわけです。そう吾輩のなかでのヤマトは、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」で、完結しちゃっているのです。公開当時、小学生だった吾輩は、映画館でそのラストシーンに震えておりました。然るにその後にテレビ「宇宙戦艦ヤマト2」以降に作られた、モチベーションが下がる一方のヤマトと、その終焉となる「完結篇」を、吾輩は当時どうしても受け入れられませんでした。そんな終わってしまった作品でも、やはり子供の頃に見ていた懐かしさから今回『復活するらしい』って聞いただけで、何かドキドキしてしまった自分が、今となっては少々恥ずかしくもあります。何せ見に行った作品が、この体たらくでは…(>_<)。

 何かラスト近くには、『これは“宗教映画”か?』って思っちゃうようなノリのテイストまで感じられ、挙げ句に“第一部・完”ですから(そりゃ、あれで終わっちゃったら雪はどうなるのさ?ってのは、わかりますが)…。でも、この先どうする気??

 まあこんなにグダグダでも、復活させちゃったからには、キチンと責任もって最後まで(たとえ興行成績が惨敗でも)描き切っていただきたいですね。何だかんだ言っても吾輩も、ヤマトは好きですから、乗り掛かった船には最後まで付き合おうと思います。

 「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」は、ただいま全国ロードショー公開中です。若い皆さんへ、この映画を映画館で観たら、過去の“ヤマト・シリーズ”も是非、ご覧下さい。あなたの知らない感動が、待っていると思いますよ!

~追記~
 しかし、この映画を見たらますます“実写版キムタク版”=「SPACE BATTLESHIP ヤマト」が不安になってくるな~。正月、TVで特報やってたけど、何となく「ゴジラ ファイナルウォーズ」の時の“轟天号”みたいな雰囲気やったな~。大丈夫かな~?? 

「劇場用アニメーション映画「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

映画『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』 - シネマトゥデイ

宇宙戦艦ヤマト・復活篇@ぴあ映画生活

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by mori2fm | 2010-01-07 00:35 | 映画評 日本映画 あ行

[西原理恵子] ブログ村キーワード
 「毎日かあさん」アニメ化「いけちゃんとぼく」映画化2009年は、“サイバライヤー!”ってことで、西原理恵子センセの自叙伝的作品の映画化。「女の子ものがたり」(エイベックス・エンタテインメント)。もおね、“西原ワールド”全開です。


 高原菜都美(深津 絵里)、スランプ気味の漫画家。36歳、独身。描けない日々が続き、部屋は散らかり放題、昼からビール、ソファで昼寝三昧。そんな菜都美のもとへ、新人編集者の財前(福士 誠治)が送り込まれてくる。財前は、過去の菜都美の作品のファンだったが、最近の物は好きじゃないらしい。菜都美の自堕落な実態を目の当たりにし、衝撃を受ける財前。〆切が迫り、仕事を急かす財前を軽くいなして、今日も昼からビールにうたた寝の菜都美。その夢に出てきたのは、12歳のころの自分(森迫 永依)の姿だった…。


 タイトルから受ける印象は、とても可愛らしいと思われるのですが、なかなかコレがどうして、“貧乏”“借金”“蒸発”“DV”etc,etc…と、不幸の吹き溜まりのようなキーワードのオンパレード。この映画、まさしく西原さんの漫画を、テイストそのまんま実写化しちゃってます。西原さんの漫画と言えば、『ほのぼのタッチの絵で、とてつもなく辛辣且つドギツイ話を描き、でもラストにはじんわり、ウルウルさせる…』っていうイメージを、吾輩は持っておりますが、この映画は本当にそのまんま!いやあ、すんごい“実写版”です。

 『女の子の「スタンド・バイ・ミー」を目指した』と、プロデューサー女史のお言葉がプレスに載っておりましたが、正にそのイメージどおりの映画に仕上がっていると思います。“大人になりきれない大人の女”が、それまで避けてきた自らの過去に、或る日正面から向き合い、そこにかつて確かに存在した“友だち”との掛けがえのない日々を、もう一度自分の記憶の中で辿り、そしてそれをステップに人生の新しい1歩を踏み出す…。吾輩“男の子”でございますが、ラストには何かもう訳もわからず、ただ号泣してしまいそうになりました。“あの頃の、友だちに会いに行く旅”これは性別を問わず、誰の心にも必ず“グッ”と去来する物があると思います。この映画は、そんなところをど真ん中の直球で突いてきます。イイ意味で、堪りません…(>_<)。

 世代別に、幼少のころ(なつみ:森迫 永依、きいちゃん:三吉 彩花、みさちゃん:佐藤 初)→高校生時代(なつみ:大後寿々花、きいちゃん:波瑠、みさちゃん:高山 侑子)を演じた“女の子”たちが、みんな一生懸命で、観ていてとても好感が持てました。ホント、みんなとても頑張っています。そしてそれらを受けての深津 絵里の演技が、この映画に適度な深みと、何とも言えない優しさをもたらしています(永依ちゃん→寿々花ちゃん→深津 絵里…チョット顔的には“?”なんですが(^^;)。

 西原さん自身も、“うわさ好きの近所の主婦”という重要な(?)役割で、出演されています(決して“カメオ”ではございません!)。そして、作中には西原さん描き下ろしの壁画も登場します。この辺りもお見逃しなく!


 「女の子ものがたり」は、8月29日(土)~全国ロードショーです。懐かしさ、優しさ全開の“西原ワールド”を、あなたも是非!映画館で体感してください。

「女の子ものがたり」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2009-08-17 00:27 | 映画評 日本映画 あ行

[新世紀エヴァンゲリオン] ブログ村キーワード
 前作公開から、待つこと2年。ようやく公開!「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(クロックワークス/カラー)。興行の方も、公開と同時に好調なスタートダッシュを飾っております『今回も、サービスサービス!』ってか!?


 汎用ヒト型決戦兵器・ヱヴァンゲリヲン初号機のパイロットとして、自ら戦うことを決意した碇シンジ。“ヤシマ作戦”を経て逞しさを増したシンジの前に、ヱヴァ2号機とそのパイロット、式波・アスカ・ラングレーが現れる。アスカはシンジのことを“七光り”、零号機のパイロット綾波レイを“えこ贔屓”で選ばれたと罵り、自分こそが真に選ばれた優秀なパイロットだと言い切る。シンジと共に葛城ミサトの家で同居することになったアスカ。新たな使徒の襲来に、単独で倒せなかったアスカは、シンジのことを認めるようになり、やがてシンジに意外な一面を見せるようになる。またレイも、シンジに心を開きはじめ、シンジとその父・碇ゲンドウの心を繋ぎたいという思いから、2人を食事に誘うという行動を起こす。そしてレイがシンジとゲンドウを招待したその日、アスカをパイロットとして行なわれていたヱヴァ3号機の起動実験の最中、事故が発生する…。


 前作公開時もそうでしたが、今回も2年近く待ちましたので、殆んど以前のストーリーを忘れたまま映画館へ向かいました。予習してる時間はございませんでしたので(泣)。でもね、そんな吾輩が観ても充分わかりましたよ…。
 『前と、全然違うがな!』
 《ネタバレ!↓以下文字反転》
 シンジがやたらと明るい(^^;。レイが随分人間っぽい(^^;。ゲンドウが何か、いい父親(^^;。アスカの名前が違う(“惣流”→“式波”)!加持リョウジが、アスカの子守りじゃない。新キャラ、“真希波・マリ・イラストリアス”登場(でもコイツの名前、映画の中でちゃんと出てきたっけ?)!トウジは3号機に乗らない!カヲル君、登場(でも殆んど最後の最後だけね)!etc・etc…。
 特にシンジが明るくて、レイやゲンドウが優しいっていう辺りは、『おいおい、これホンマにヱヴァ?』って思うくらいに、微妙な違和感を感じながら観ておりました。しか~し!後半になると、エヴァお得意の“ドロドロ、どん底まっしぐら”っていう空気が一気に復活いたしまして、これまでにも増してハードな“ヱヴァ・ワールド”が展開されます。そして最後は…『ええ!も~、こんなところで終わるの?!』とツッコミたくなる終わり方。庵野総カントク、相変わらずヒッパりますな~。

 物語が全然変わっていますので、当然絵の方は殆んど“オール新作状態”でございます。ですから、旧シリーズの予備知識なんぞ持ち合わせていなくても、充分シンクロ出来る内容になっております。あ、勿論予備知識持ってる人は、更にシンクロ率UPで、楽しめることは間違いナシです!
 前作「序」を経て、ここに至り「ヱヴァ」はまったく新たな作品として、その足跡を印したと言えるでしょう。そしてこの先、このシリーズがどこへ向かおうとしているのか…?本編終了後に上映された“予告編(コレはお約束!)”だけでは、よくわかりませんでした(アスカの“海賊コスプレ(?)=アイパッチ姿”は、何を意味する??)。それだけに、早く続きが観たい!でもコレが公開日未定なんだよな~(>_<)。因みに次作は2作同時公開(「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q quickening」+「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:?」)となるそうですね。う~ん、また2年後くらいですかね?忘れるっちゅうねん!

 しかし、この映画の客層は、ホントわかり易いですね~。吾輩を含め、8割方“♂”でございましたわ。しかも“レイトショー”。う~ん、深いな~(^^;。でも意外と若い子(TVシリーズを、リアルタイムでは知らなさそうな)達もいましたね。こうやって、また新たなファンが増えていくんですね。オッサンは、いつまでこんなの観てても許されるのでしょうか??


 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」は、ただいま絶好調公開中です。新たな“エヴァ・ワールド”の覚醒を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。

~追記~
 「今日の日は さようなら」だの「翼をください」だの、何という選曲!思わず鳥肌が…。
~追記②~
 恐らく「エヴァ」という作品の世界に、最も似つかわしくない言葉『ぽかぽか』…。レイちゃん、あなたは純粋すぎる…。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2009-07-14 22:34 | 映画評 日本映画 あ行

[インスタント沼] ブログ村キーワード
 出演作続々公開。絶好調“麻生久美子祭”今回は「インスタント沼」(角川映画)でございます。「時効警察」でおなじみ、三木 聡 監督とのコンビ復活で、笑わせてくれますよ~。


 出版社に勤めるOL・沈丁花ハナメ(麻生久美子)は、編集長を務める雑誌が販売不振で休刊になり、退職。お茶を入れれば茶柱が“凶”という字になり、カッパを捕まえに行った(らしい)母・翠(松坂慶子)は、池で意識不明で発見され、病院へ運ばれる。これだけでも充分不幸続きで“ジリ貧”なのに、偶然見つかった手紙の文面から、実の父親は“沈丁花ノブロウ”なる、まったく見ず知らずの男だということを知らされたハナメは、大ショックを受ける。翠の意識が戻らないため、事実の確認のしようがないハナメは、手紙を頼りに自ら“沈丁花ノブロウ”の許を訪ねる。そこでハナメは“電球”(風間杜夫)と名乗る胡散臭い骨董品屋の主人と、パンクロッカーの“ガス”(加瀬 亮)に出会う…。


 な~んにも考えず、ただただお気楽に観て笑って、そして前向きになって帰りましょう!←こんな感じのフレーズがピッタリとハマる映画でした。とにかく楽しいし、相変わらずくだらないし、いっぱい笑えるし…、ああも~深く考えたらアカン!そのまま勢いに流されるのだ~!って感じ?とにかく吾輩が一番観て欲しいのは、風間杜夫と加瀬亮の頭(^^;!コレを観ただけでも、何か明日からハッピーがやって来そうな気が…(違?)。
 そして“映画女優・麻生久美子”の魅力は、『こんな映画』(←一応“褒め言葉”です)でも、てんこ盛りです!いや、むしろ『こんな映画』だからこそ、彼女のコメディエンヌとしてのキュートな魅力が、目いっぱい詰まっているんだと思います。カワイイだけじゃなく、最高に面白い!硬軟どちらの役柄でも、上手に演じ分けますよね、麻生さんって。まさに“映画女優”になるために生まれてきたような人ですね。ホント、今ノリにノッてる感が、スクリーンから滲み出てきてます。

 あとは脇を固める“曲者陣”。岩松 了ふせえりの“時効警察コンビ”に、クドカン温水さん、トドメに重鎮・笹野高史!いやあ、皆さんホントに楽しそう!“三木 聡 ワールド”に、ドップリとハマリ込まれてますね。でもそれが、作り手側の自己満足で完結せず、観ている側にもキチンと伝わってくるから、イイんですね。

 「インスタント沼」というタイトルを最初に聞いたとき、『また、こんな変なタイトル付けて、どこ狙って作ってるんだか?』って、思っちゃったりしたのですが、何とこの意味不明なタイトルには、チャンと意味があるんです!作中でキチンと再現されますので、どうぞその辺りもご確認ください。


 「インスタント沼」は、ただいま東名阪(東京・神奈川・名古屋・京都・大阪の映画館)で好評上映中。順次全国公開されます。日々の生活に疲れたあなた。そんな鬱屈を笑いで吹っ飛ばしに、是非!映画館へ足をお運び下さい。あ、飲み物は勿論“シオシオミロ”で(^^;!

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by mori2fm | 2009-06-15 21:56 | 映画評 日本映画 あ行

[おとなり] ブログ村キーワード
 隣の家(部屋)から聞こえてくる音って、気になりますよね?そりゃ騒音はイヤですけど…。「おと・な・り」(ジェイ・ストーム)。この映画では、その気になる“音”が、何と恋愛にまで発展しちゃうんですよ!う~ん、何ともメルヘンチック?!


 カメラマンの聡(岡田准一)は、友人のモデル、シンゴ(池内博之)の写真を撮影したことから、売れっ子カメラマンに。日々撮影に追われていたが、聡の希望はあくまでも風景写真を撮ること。社長(平田満)とも相談して、近く事務所を辞めカナダへと旅立つことになっていた。しかし聡は、そのことをシンゴには話せずにいた。やがてシンゴの映画主演が決まり、聡は社長からそのスチールカメラマンを依頼され、カナダ行きを引き止められる。聡と同じアパートに住む七緒(麻生久美子)は、フラワーデザイナーになるべく、花屋でアルバイトをしながら、フランスへの留学を目前に控えていた。聡と七緒は、実は隣人同士だったが一度も顔を合わせたことはなかった。しかし、壁越しに聞こえてくる互いの部屋からの“生活音”(聡がコーヒー豆を挽く音、七緒が発するフランス語のレッスンの声、七緒が口ずさむ鼻歌etcetc…)は、いつしか2人の心に安らぎをもたらす心地良い響きになっていた。そんな或る日シンゴが失踪し、彼の子供を妊娠しているという茜(谷村美月)が、聡の部屋へ押しかけて来る。一方七緒は、仕事帰りに立ち寄るコンビニの店員・氷室(岡田義徳)から、突然花束をプレゼントされる…。


 互いの部屋から聞こえてくる“音”っていうから、耳を澄ませば、微かに聞こえてくるレベルなのかな~?なんて思ってたんですが、何のことないまる聞こえじゃないですか(^^;!吾輩なら、あんな部屋で絶対生活できません!プライバシーも何もありゃしません。筒抜けにも、程があります!あんなん、生活にも支障をきたしますよ。まあ、主人公の2人には、その音がお互いに心地良い物になっているので、良かった(?)とは思いますが、まかり間違えてどちらかが、S〇Xなんかしちゃった時には…(爆)、作中過去にそんなシチュエーションがあったことをにおわせるシーンが出てきますが、吾輩ならようやらん(^^;!
 まあ、ツッコミはしましたけどなかなか面白い設定で、途中までは『この2人は、どこでどんな風に出会うのかな?あ、出会うと思わせておいて、実は最後まで互いに知らないままで終わったりして…』などと勝手に想像していたのですが、実はあるシーンで、この2人は“アッサリ”と繋がってしまうのです。吾輩そのシーンを見た瞬間『え~!それはアカンて。ヤメテ~や!!』と、心の中で叫んでしまいました。だってあまりにもあり得ないし、何か色々想像していたのが、バカみたいに思えてくるネタばらしで、もおとてもとても残念でございました。う~ん、コレはどうなんでしょうか(ネットでの他の方の評価などは、結構好評なんですよね。吾輩がひねくれてるのかな~)?大都会の片隅では、こんな不思議な偶然が起こるモンなのでしょうか?いや、あまりにも説得力に欠けるような…。

 ただ“映画女優・麻生久美子”は、今回も魅せてくれます!どこにでもいそうなごく普通の“アラサー・独身女性”を、ホントにサラっと、それでいてとても表情豊かに演じています。岡田君(V6の方)も頑張ってますが、やはりこの映画は麻生さんでしょう!あと今回初めて谷村美月ちゃんが、鬱陶しく思えてしまいました(^^;。そういう役柄なのでしょうがないとは思いますが、少々度が過ぎるかと…。
 

 「おと・な・り」は、ただいま全国好評上映中です。見知らぬ同士が恋に落ちる瞬間を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。

~追記~
 色々書きましたが、エンドロールは秀逸でした。何か、“ホッ”とさせられたっていうか…。
~追記②~
 タイトルの書き方、「おと・な・り」か「おと な り」かで悩んだんですが、公式HPの標記に合わせました。最近、凝ったタイトルが多いですね…。

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by mori2fm | 2009-06-08 22:08 | 映画評 日本映画 あ行

 “モントリオール世界映画祭グランプリ受賞”「おくりびと」(松竹)。とても地味なテーマを描いた映画です。でも、素朴でとても優しい気持ちになれる映画です。


 チェリストの大悟(本木雅弘)は、所属していたオーケストラが突然解散し、失業してしまう。己の能力の限界を感じ、音楽をあきらめた大悟は、妻・美香(広末涼子)と共に故郷の山形へ帰り、亡き母が残した家で暮らし始める。職探しを始めた大悟は『年齢問わず、高給保証!実質労働時間わずか。旅のお手伝い。NKエージェント!!』と書かれた広告を見つけ、その住所を訪れる。そこでは、事務員と思しき女性・百合子(余貴美子)が大悟を迎える。やがて戻ってきた社長(山﨑努)は、面接もそこそこに大悟に『採用』と告げる。仕事の詳しい内容が分からず、『旅関係の仕事では?』と問う大悟に、『これ(広告)は誤植だ』と答えた社長は、『旅のお手伝い』を→『旅立ちのお手伝い』と書きかえる。“納棺師”。大悟が採用されたのは、遺体を棺に納める仕事だった…。


 吾輩“モントリオール世界映画祭”が、どれほど権威のある映画祭なのか存じません。しかし、今回のグランプリ受賞は、この映画にとって非常によろこばしいことだったと思います。何せ、公開初日から“満席”でしたから。この“賞効果”がなかったら、この映画はひっそりと公開されて、あっさりと上映終了していたかも知れません。それくらい、取り上げているテーマが、この上ないくらい地味なモノですから。でも映画自体の出来は、とても素晴らしい物でした。ですから多くの人が映画館に足を運んでこの映画をご覧になるっていうのが、何かとっても嬉しいです。

 “納棺師”という仕事があるという事を、吾輩はこの映画を観て初めて知りました(いや、ああいうことは、全て“葬儀屋さん”がやるモンだと思ってましたので…)。遺体に死に装束を着せ、死に化粧を施し、あの世へ送り出す。映画ではその作業の一つ一つの動作が、入念に撮り上がられていて、さながら崇高な儀式のようでした。ある意味これは一つの“芸術”だと思います。映画の中では、“遺体を扱う仕事”ということで、抵抗を持つ人々の様子も描かれています。吾輩なんぞは、さほど抵抗は感じなかったのですが、やはりそのように感じるのが一般的な通念なんですかね?しかし、その人達も大悟の“凛とした”仕事振りを見て、考えを改めていきます。様々な形の“人の死”に、愛を持って向き合い、その最期を送り出す“納棺師”。非常に素晴らしく、気高い仕事だと思います。

 主演の本木雅弘さんが、イイ演技を見せてくれます。最初の方は、何となく“ダメ男”なんですが、様々な“人の死”と向き合い人間的に成長していく主人公・大悟の姿を、抑えめの演技で堅実に好演しています。もう“モックン”なんて呼んだら失礼ですね。そして妻役の広末さんが、これまたイイ!一時期“プッツン女優”とか言われてましたが、何か完全にふっ切れてるんでしょうね。可愛くも芯が強く、愛する夫を常に支える妻・美香をとても愛らしく演じています。いやあ、あんな奥さん、そうそういませんよ!
 山﨑努、余貴美子、吉行和子笹野高史…、脇を固めるベテラン俳優陣の皆さん。もう何も言うことはございません。映画を安心して見ていられます。それぞれの魅力を如何なく発揮され、この映画をとてもしっかりした作品に仕上げています。

 観る前は、宣伝などから『ひょっとして“号泣誘発映画”なのかな?』と思っていたのですが、随所にユーモアが散りばめられていて(事実、前半1時間くらいは、笑いの方が多かった)、観ていてとても優しい気持ちになれました。こういう“心が優しくなる“演出、滝田洋二郎 監督は、ホントお上手ですね。あと、久石譲 さんの音楽と、山形の素朴な自然の風景が、観る者の心を更に優しくしてくれます。
 何度も書きますが、決して派手な大作ではなく、地味な映画です。でも日本映画として、日本文化の優しい所が描かれていて、本当に“秀作”です。来年のアカデミー賞の日本代表に選出されたそうですが、何とか“外国語映画賞”にノミネートされてほしいですね。ガンバレ!

 「おくりびと」は、ただいま全国絶賛上映中です。観終った後、優しい気持ちになれて、誰かに話したくなる…そんな映画を、あなたも是非映画館でご覧下さい。

~追記~
 本木さん主演で、久石さんの音楽…。観ている間中、吾輩の頭の片隅には、“伊右衛門”のCMが浮かんでは消え、浮かんでは消え…(^^;。

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by mori2fm | 2008-09-15 23:30 | 映画評 日本映画 あ行

 “甘く見てるとダマされちゃいますよ”おお、甘く見てたよ!ダマされちゃったよ!!面白かったよ(^^;!「アフタースクール」(クロックワークス)。ここんとこ“まったり”気味だった日本映画に、久々の快作登場!って感じですね。


 母校の中学で教師をしている神野(大泉洋)の許を、同級生の島崎だと名乗る探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。探偵は、やはり同級生の木村(堺雅人)を探しているという。実は神野と木村は、中学時代からの親友で今も付き合いがあり、今朝も産気づいた木村の妻(常盤貴子)を、仕事から帰らない木村の代わりに神野が病院へ連れて行ったばかりだった。その話を聞いた探偵は、神野にある写真を見せる。そこには木村と、若い女(田畑智子)が親しげに写っていた。事態が理解出来ないでいる神野に探偵は『写真は昨日横浜で撮られたもの。木村を探すのに協力して欲しい』と告げる。神野の返事を待たず、半ば強引にコトを進める探偵。捜索を進めるうち、これまで知らなかった木村の裏の姿が、少しずつ明らかにされていく。その様に明らかにショックを受け、動揺する神野。それを鼻で笑う探偵。しかしコレは未だ、物語のホンの取っ掛かりにしか過ぎなかった…。


 ↑のようなストーリーが展開されるのですが、『多分、何かウラがあるんやろうな~』と思いながら観ておった吾輩の予想を、更に上回ったウラを行ってしまいました。いやあ、やられちゃいました!何が面白いってこの映画、あちこちに張り巡らされていた“伏線”(←観ている時には、そうだとは殆ど気付かなかったんですけどね(^^;)が、後半スクリーン上で解き明かされ『おお!そういうことやったんや~!!』って、その都度いちいち反応してしまうほど、見事にキチンとつながっていくんですよ。しかもその間、吾輩殆どず~っと笑いっ放し(ゲラゲラではなく、クスクスですが…)。ホントに楽しくて、観終わった後、気持ちが“スッ”としました。
 
 大泉洋の“いかにも他人を疑うことを知らない”と思わせる顔。そして、堺雅人の“いかにもイイ人”を思わせる顔。コレが今回、非常に惑わされる要因だったと思われます。よくよく考えて観れば、どちらも“腹に一物”忍ばせてる曲者顔なんですけど、一見そうは見えない所がミソなんですね~。そういう意味では、佐々木蔵之介の“いかにも、小悪党っぽい”顔が、実は一番正直に世の中生きてるんじゃないかな~?なんて感じてしまいました。この絶妙なキャスティングと、内田けんじ 監督の演出&脚本が見事に絡んで、素晴らしい1本に仕上がっています。いやあ、ホントに見事にダマされちゃいました。でも、とても楽しかったです。『ありがとう!』って言いたいくらいです(^^;。

 でも実は、幾つか納得出来ず、“謎”のままになっているシーンもあるんですよ。う~ん、こりゃもう1回観に行かんとアカンかなあ~。

 「アフタースクール」は、ただいま全国好評上映中です。この際、あなたも映画館で是非ダマされちゃってください!面白いですよ~。


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by mori2fm | 2008-06-05 21:42 | 映画評 日本映画 あ行

 何と竹野内 豊主演作としては、「冷静と情熱のあいだ」以来7年ぶり2本目なんだそうです。「あの空をおぼえてる」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。幸せな家族を、突然襲う悲劇。そこから懸命に立ち直ろうとする父、母、息子。こんな殺伐とした時代だからこそ、多くの人に観てもらいたい…そう思える映画です。


 とある町で、写真館を経営する雅仁(竹野内 豊)は、音楽教室で講師として働く妻・慶子(水野美紀)、そして小学4年生の長男・英治(広田亮平)、幼稚園児の長女・絵里奈(吉田里琴)の4人家族で幸せな日々を送っていた。英治・絵里奈の兄妹は、妹の絵里奈の方がお転婆で、英治はいつもハラハラしながら絵里奈のことを見守っていた。慶子のお腹の中には、新しい生命が宿っていた。家族みんなが、その誕生を心待ちにしていた或る日、兄妹だけで買い物に出掛けた2人が、トラックに撥ねられてしまう。生死の境を彷徨ったものの、何とか一命を取り留める英治。しかし、絵里奈は幼い命を散らしてしまう。子どもだけで外出させたことに、自責の念に駆られる雅仁。泣き続ける慶子。やがて退院の日を迎えた英治は、帰宅して、以前とは一変してしまった家の様子に戸惑う。そして悲嘆に暮れる両親を何とか励まそうとするのだが…。


 『一番悲しいのは、誰なのか?』人は、悲しみの前には、全く無力です。この映画では、一緒に事故に遭って1人生き残ってしまった、まだ子どもの英治が最も悲しいはずなのです。けれども英治は悲嘆に暮れる両親に、『何とか元気を取り戻してほしい!』と、健気にも一生懸命に明るくふるまうのです。ホントは大人(親)がもっとしっかりして、子どもを守ってやらなくちゃいけないんですが、どちらかと言えば大人の方が何も出来ないのです、こういう時。『大人の方が弱いな…』と、観ていて、悲しくて情けなくなりました。偉そうな事言ってますが、吾輩も恐らくこういう立場に立たされると、同じような状態になってしまうと思います。
 でも、時が経つと前を向こうとするのも人間です。英治の一生懸命な気持ちが、やがて雅仁や慶子の心を少しずつ解きほぐし、“絵里奈の死”を現実のモノとして受けとめ、そしてソレを乗り越えて、家族として新しい命の誕生を迎えていく…。その過程は、観ている側としては、悲しくてどうしようもないのですが、この映画は一連の時の流れを、とても優しくスクリーンに描き出しているので、本当に清々しい感動を得ることが出来ました。涙が溢れて吾輩ホント、困りました…(^^;。

 出てくる人みんなが“いい人”ばかりで、良かれと思ってしたことが、少し空回りしてしまう…と、いったシーンがちょくちょく出てくるのですが、誰もがみんな一生懸命なんだってことは、充分に伝わってきます。それがこの映画の最も良心的なところじゃないかな~?と思います。決して大作なんかじゃないですが、観る人の心を温かくしてくれることは、間違いありません。保障いたします。
 俳優陣も皆、一生懸命な芝居を見せてくれます。特に兄妹役の子役の2人は素晴らしい!ただ、妹役の吉田里琴ちゃん、ちょっと芸達者すぎるぞ~って、思ってましたら、この子実年齢・8歳なんですね。役の設定より少しお姉さんてことで、納得いたしました。だってウチの子、今年6歳ですが、劇中の絵里奈より、全然子どもですから…(^^;。
 
 また、ラストに流れる平井堅が歌う主題歌が、凄くイイ!映画が表している世界観に実に上手くマッチしていて(歌詞も曲調も)、この歌だけ別の場所で聴いても、吾輩“キュ~ン”となってしまいましたわ(>_<)。


 「あの空をおぼえてる」は、4月26日(土)~ 全国ロードショーです。『家族の喪失と再生』『生きていくことの幸せ』を、あなたも是非映画館でご覧になってください。

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by mori2fm | 2008-04-24 22:15 | 映画評 日本映画 あ行

 とっても可愛い夏帆ちゃん主演、「うた魂♪」(日活)。北海道の高校を舞台にした、“合唱・スポコンムービー”。文化系なのにスポコンとは、これ如何に(^^;??


 北海道の七浜高校合唱部のソプラノ・リーダーかすみ(夏帆)は、自分の歌う姿や声に絶大な自信を持っている、かなり“ナルシスト”な女の子。ある日、密かに想いを寄せていた生徒会長の牧村(石黒英雄)から『写真のモデルになってほしい』と頼まれたかすみは、すっかり有頂天に。合唱コンクール・北海道予選への壮行会が行われ、全校生徒の前で、意気揚々と歌うかすみ達。その姿を撮影する牧村。後日現像した写真を見せられたかすみは、自分の歌っている時の表情を見て愕然とする。『あたし、歌ってるとき、こんな顔してるの?』そんなかすみに、牧村は『産卵中のシャケみたいな顔でユーモラスじゃん』と追い討ちを掛ける。傷付いたかすみは、合唱に対する熱意を失い、産休代員で合唱部顧問の裕子(薬師丸ひろ子)に退部することを申し出る。かすみの意思を聞いた裕子は、意外にもコレをあっさり承認。但し、ラストステージとして夏祭りの合唱祭には参加するよう告げる。やる気の起きないままステージに立つかすみ。しかし、そこで出会った権藤(ゴリ)率いる“湯の川学院高校合唱部”の、パワフルかつソウルフルなステージを見たかすみは、権藤達の歌声に衝撃を受ける…。


 『「スイングガールズ」の合唱版?てな、感じかな~』と思って観に行ったのですが、少しテイストは違った感じがしました。でも、“何かに一生懸命に取り組む、女の子達のストーリー”っていう点では、共通したものがあったと思います。事実この映画でも、俳優陣が実際に合唱の指導・特訓を受けて、その歌声をスクリーンで堂々と披露しています。この“ホンマモン”の力は、観ている者を魅了してくれますし、吾輩は素直に楽しめました。また、尾崎豊の「15の夜」を始め、『おお?こんな曲まで合唱アレンジ??』という新鮮な驚きを与えてくれた楽曲の数々も、必聴モノです。
 
 但し!実年齢・35歳のゴリに学ラン着せて高校生やらせるのは、ナンボ何でも反則!いくらヤンキーの役だからといっても、面白けりゃ~それでイイってワケじゃないでしょう?あまりにも掟破りなこのキャスティングが、この映画のクオリティをかなり下げてしまって(“おふざけ映画”ってイメージが…)いるような気がして、吾輩は非常に残念です。いや、面白かったんですけどね…。やっぱり、やりすぎやで!

 夏帆ちゃんの魅力がいっぱい詰まったこの映画に、かつて「セーラー服と機関銃」で、同じくスクリーン・アイドルとして絶頂を極めた、薬師丸ひろ子様が出演されておられますが、いい感じで歳を重ねておられますね。決して“老けた”という意味ではなく、歳相応の可愛らしさを持った女優さんになられたと、観ていて強く感じました。もう「セーラー服…」から27年(!?)が経っちゃいましたか…。夏帆ちゃんも、将来こういう感じに歳を重ねて“イイ女優さん”になっていってほしいですね。でもその姿をスクリーンで拝見する頃(=27年後)、吾輩は70歳目前!になっとるんですね。生きてれば…(>_<)。


 「うた魂♪」は、ただいま全国好評上映中です。地味に思われがちな“合唱”の凄さを、あなたも是非映画館で体感してください。『合唱、ナメんなよ!』(^^;

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by mori2fm | 2008-04-21 22:39 | 映画評 日本映画 あ行