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 レオナルド・ディカプリオラッセル・クロウ2大スター競演!そして監督は、リドリー・スコット「ワールド・オブ・ライズ」(ワーナー・ブラザース)。この豪華な顔合わせ、期待するなって方が無理ですよね。でも事前宣伝何か地味じゃないですか?思ったほど、盛り上がってないっちゅうか~。


 ロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、CIAの中東現地工作員。日々、対テロ工作の最前線で命を張って戦っていた。その上司であるエド・ホフマン(ラッセル・クロウ)は、CIAの本部や自宅、時には子供の送迎中に電話でフェリスに指示を与えていた。2人は、テロ組織のリーダー、アル・サリーム(アロン・アブトゥブール)の身柄確保を目指していたが、現場で活動するフェリスと、机上で作戦を展開するホフマンとは主義が合わず、度々衝突を繰り返していた。或る日フェリスが得た情報から、サリームの隠れ家が発覚。ヨルダンに向かったフェリスは、現地でヨルダン情報局の責任者、ハニ・サリーム(マーク・ストロング)に会い、協力を要請。その信頼を得るが、ホフマンが実行した裏工作の煽りで、フェリスの行動は水泡と帰してしまう。そればかりかサリームの隠れ家も燃やされ、フェリスはハニに国外退去を命じられてしまう。業を煮やしたフェリスは、ホフマンにある作戦を提案する。それは、サリームをおびき出すため、サリームの組織に匹敵するテロ組織をでっち上げることだった…。


 これは実話ではないんですが、いかにもアメリカそれもCIAがやってそうやな~って感じの話です。しかも監督はリドリー・スコットなわけですから、もおリアリティありあり!そこへ持ってきてレオ様に、ラッセルという“超演技派2枚看板”が絡んでますので、更に拍車が掛かり、超迫真の“リアリティ・フィクション”に仕上がっています。そう、ストーリーの中で実行される作戦で、レオ演じるフェリス達は“嘘”をつくのですが、この映画は、観ている我々にまるでこれが実話であるかのように感じさせる…正に映画が“嘘”をついておる訳ですね。うん、こりゃ凄いですよ。ただ、後から少し冷静になって考えてみますと、この映画で展開されているストーリーってのは、相当トンでもないんですよ。いくら『世界を救うため』と信じて行なった事とはいえ『テロリストをでっち上げる』なんぞ、言語道断!でも、世界のどこかでホントにこんなことが行なわれているのかも…。あ、吾輩またその気になってる。ああ、すっかりこの映画の“嘘”に騙されてる~!!

 ところで、ここ最近のレオ様はこういう“硬派”な役が続いてますね~。 前々作「ディパーテッド」、前作「ブラッド・ダイヤモンド」そして本作と、一昔前の“繊細な美少年”とは決別した“タフでワイルドな男”を熱演しています。髭もなかなかお似合いで。大人の俳優として、もお充分な貫禄を持ち合わせていますね。この演技で、またオスカーにノミネートされるのでしょうか(吾輩的には「ブラッド・ダイヤモンド」の時の方が、インパクトは感じたのですが…)?コレに対抗するラッセル・クロウも、貫禄の“受け”の演技を堂々と見せてくれます。特に今回は“メタボ気味の上司”という役柄に、体重増加で臨み見事に成りきっています。そう、“イヤな上司”に。レオ様の“熱血直球演技”を受けるのは、ラッセルくらいの名役者でないと務まらなかったでしょう。そういう意味で、このキャスティングは大成功だったと思います。

 ただ、扱っているテーマがテーマ(中東での対テロ組織戦)ですので、如何に大作と言えども派手さは感じられません。リドリー・スコットが入念に撮りあげた映画ですから、非常に質は高く、決して間違いはないのですが、興行的にはしんどいでしょうね。全米でも苦戦したようですしね。でも、観て損は無い1本ですよ。


 「ワールド・オブ・ライズ」は、12月20日(土)より全国ロードショーです。世界を救うための“嘘”を、あなたも是非映画館で目撃してください。


「ワールド・オブ・ライズ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2008-11-27 01:33 | 映画評 外国映画 ワ行

 大沢たかお初プロデュース作品「ラブファイト」(東映)林 遣都北乃きい、若い2人がパワー全開で弾けた“痛~いラブストーリー”。とっても楽しめました。


 稔は幼稚園の頃からいじめられっ子で泣き虫。そんな稔をいつも助けてくれたのは、幼なじみの亜紀だった。やがて10年の時が流れ、高校生になった稔(林 遣都)は、やはり不良たちに絡まれいじめられていた。そしてそれを相変わらず亜紀(北乃きい)が、拳とキックで不良たちを撃退して助けていた。しかしそれは、美人に成長した亜紀に惚れた不良たちが、常に亜紀と行動を共にしている稔を“彼氏”と勘違いして絡んでくるという構図で、そのため稔は亜紀の影響下から脱したいと、密かに願っていた。そんな或る日、いつものように不良に絡まれていた稔は、偶然通り掛かった大木(大沢たかお)に助けられる。大木は、日本チャンピオンだった元ボクサー。稔は大木にボクシングを教えてくれるよう頼む。『何故、ボクシングがしたい?』と言う大木の問いかけに『世界一になりたい』と答える稔だったが、本当の答えは『亜紀に勝つ』ことだった…。


 もおね、若い2人が一生懸命!『好き』と素直に言えない不器用な高校生を、等身大で思いっきり熱演しています。観ていてストーリーにひき込まれましたし、とにかくスッゴく応援してしまいました。カワイイし、真っ直ぐだし、いや~も~、若いってエエな~(^^;!!
 でもこの映画、ただただ可愛らしいラブストーリーなのではなく、“最強美少女とヘタレ男子”による“拳闘恋愛ムービー”なのです。これがまた新鮮でイイ!カワイイ顔して不良たちを叩きのめす北乃きいちゃんが、ケンカの後に見せる“してやったり!”って顔が、もお何とも言えんくらいエエ顔!そして何よりも映画の舞台が大阪!コレがもおピッタリハマッております。今回関西弁も、違和感なく聞いてられましたので、そう言った点でも関西人である吾輩にとっては、観ていてとっても心地良かったです。
 若い2人の“恋バナ”がメインとして描かれていますが、大沢たかお演じる大木と桜井幸子演じる順子が織り成す“大人の恋バナ”も、なかなか切なくてイイです。まあベタなお話ではあるんですが、決してメインの“恋バナ”の邪魔をせず、なお且つ映画のストーリーを、大人の観賞にも耐え得る締まった内容にするパートとして、非常に効いています。吾輩世代は特に、好感持って観られると思いますよ。あと、この映画はエンディングが良かったですね~。タイトルロールと疾走感のある主題歌(FUNKY MONKEY BABYSの「希望の唄」)が、バッチリ合っていて最後まで楽しませてくれます。イイね~、ノリノリ!

 とにかく吾輩は、この前日に観た同じ日に公開が始まった「ハッピーフライト」よりも、遥かに感情移入して楽しんで観ることが出来ました。特に、北乃きいちゃんが不良にわざと関節技を掛けさせるシーンには、爆笑してしまいました。にも拘らず、お客さん入ってませんね~(興行ランク10位に入れずとは…)。ホント残念だわ。

 随分と褒めましたが、苦言も少々。この手の映画としては、チョット長い(上映時間2時間6分)かな~?と感じました。全体的なテンポはよかったと思うのですが、稔が絡むもう一つの“恋バナ”として出てくる“勘違い妄想少女・恭子ちゃん”のエピソードは、要らなかったんじゃないでしょうか?カットした方が、もっと映画自体が締まったものになったような気がします。何かソコだけが映画から、妙に浮いているような感じを受けましたので。
 

 公開前から一部で話題になった、北乃きいちゃんの“パンチラ・シーン”ですが、確かに作中何度も出てまいります。ただ決していやらしいモンではなく、これも“爽やかなお色気”程度のモンですので、その辺は安心して(どういう意味だ?(^^;)ご覧になってください。


 「ラブファイト」は、ただいま全国ロードショー公開中です。「恋は戦い!」です。若い2人が拳で奏でる“パワフルラブストーリー”を、あなたも是非映画館でご覧下さい。


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by mori2fm | 2008-11-23 02:21 | 映画評 日本映画 ら行

[ハッピーフライト] ブログ村キーワード 
 「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」矢口史靖 監督最新作。「ハッピーフライト」(東宝)。航空機業界の裏側を、“矢口監督流”に描いているのですが、コレちょっと軽すぎやしませんか~?


 CAの悦子(綾瀬はるか)は、初めての国際線デビューの日に、ブリーフィングに遅刻。チーフパーサーの麗子(寺島しのぶ)から早速叱られる。その悦子が搭乗するホノルル行きのフライトは、副操縦士・鈴木(田辺誠一)の機長昇格への最終試験でもあった。フライト直前、最終試験の機長が急遽原田教官(時任三郎)に変更になる。冗談の通じない、威圧感タップリの原田に緊張する鈴木。幾つかの小さなハプニングを乗り越え、飛行機は無事定刻に離陸。ホノルルへ向け、順調に飛行を続けていたが、離陸から2時間25分が経過した頃、機体に異状が発生する…。


 『多分、いや間違いなく面白いはず!』という、過度な期待を抱えて観に行った吾輩がいけなかったのかも知れませんが、正直思ったほど楽しめませんでした。前作「スウィングガールズ」の時は、観ていて『こんなん有り得ん!やり過ぎ!でも面白い!!』って感じだったのが、今回は『こんなん有り得ん!やり過ぎ!(←ココまでは一緒)…って言うか、コレはあかんのちゃう?こんなんで飛行機飛ばしてて、大丈夫なのか~?』っていう、ツッコミに変わってしまいました。これが単なる“パロディ・ムービー”なら構わないのですが、『矢口監督が2年も航空機業界にリサーチした…』とかって事前情報を聞いていたので、『オイオイ、マジやがな。シャレになっとらんて…』って思える箇所が幾つもございました。で、ホントのところはどうなんでしょ?吾輩、生まれてこの方、飛行機には2回しか乗ったことがございません(関空⇔ハワイの往復)ので、いまいちピンとこないのですが、実際緊急事態(エマージェンシー)に陥った時の空港の対応って、あんなモンなんでしょうか?あんなモンでイインでしょうか??もし、そうだとしたらチョット…いや、かなり恐いな~と思います。パソコンが使えなくなって(←コレだけでも、チョット考えると恐いって!)待合ロビーから、空港の模型を持ち出すシーンを観た時は、『そんなモン、最初から用意しとけよ!』って、マジでツッこんでしまいました。まあ、あの辺は脚色されてるとは思いますが、何せこの映画ANAが特別協力に付いてるモンですから、妙にそういう部分にはリアリティを感じてしまいます。
 綾瀬はるか演じるCAの、ドジ加減はハンパではございません。あんなのでもCAになれるんやな~って、変に感心しちゃいました(なれるのか?!)。昔、話題になった「スチュワーデス物語」の“ドジでノロマな松本千秋”に匹敵しますな(あそこまで、泥臭くはないですが)。この映画で、一番イイ演技を見せてくれるのは、“鬼のチーパー”を演じた寺島しのぶでしょう。彼女が出てくると、スクリーン全体が締まって見えましたから。

 で、1本の映画として見た場合、あまりにも色んなエピソードが詰め込まれ過ぎているような気がします。『飛行機が飛ぶために、どれだけ大勢の人が携わっているのか』を紹介したかったようですが、アレもコレもとチョット欲張られたのでしょう。あの浜村さんでさえ、『話が色々ありすぎて、最後まで話せないんです』とラジオでおっしゃってました(ソレでいいんですよ!(^^;)。大体フライト2時間半程度の間に、あれだけのことが起こってるんですから、あの飛行機そのままホノルルまで飛んでたら、あとどれくらいのハプニングが起こっていたことやら…。どっちみち、無事に到着は出来なかったと思いますわ(^^;。

 何か、辛口コメントが並んでしまいましたが、期待が大きかったモンですので、その反動と思って下さい。矢口監督の作風は、大好きですので、また次回作に期待したいと思います。

 「ハッピーフライト」は、ただいま全国ロードショー公開中です。このフライトは、本当に“ハッピー”なのか?あなたも是非、映画館でご確認下さい。

~追記~
 改めてキャストを見直すと、結構“特撮人脈”なキャスティングですね…「ジャスティライザー」正名僕蔵神崎詩織「ウルトラマンマックス」長谷部 瞳「牙狼」肘井美佳。とどめに「アバレンジャー」いとうあいこ!う~ん、観ているときはあんまりわからなかったんですが…(^^;

~更に追記!~
 何と、吾輩の大好きな伊藤久美子ちゃん(from「グランセイザー」)も出てたんですね!アカン、CA役の女の子みんな髪の毛上げてるから、誰かワカラヘン(>_<)!

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by mori2fm | 2008-11-19 22:31 | 映画評 日本映画 は行

 ヒュー・ジャックマンユアン・マクレガー、今まさに旬の2人が豪華共演!「彼が二度愛したS」(博報堂DYメディアパートナーズ/ショウゲート)。まあしかし、何とも意味深なタイトルですな~。

 会計士のジョナサン(ユアン・マクレガー)は、派遣先の法律事務所で弁護士のワイアット(ヒュー・ジャックマン)と知り合う。意気投合した2人は、休日にテニスを楽しみ友情を深める。高級スーツを着こなし、セレブな生活を送るエリートのワイアットとの出会いは、真面目が取り柄だったジョナサンの生活を大きく変化させた。或る日、ワイアットと昼食を共にしたジョナサンは、お互いが携帯電話を取り違えた事に気付くが、ワイアットは出張でロンドンに飛んだ後。仕方なくワイアットの携帯を使用していたジョナサンに1本の電話が。『今夜、暇?』電話の声の命ずるままにとあるホテルで待ち合わせると、そこに1人の美女が現れ、ジョナサンは誘われるままに、その女性と1度きりの関係を結ぶ。やがてそれがエグゼグティブ専用の会員制秘密クラブだと知ったジョナサンは、魅力的な女性達との一夜限りの関係にはまり込んで行く。やがてジョナサンは以前地下鉄で一目惚れした女性(ミシェル・ウィリアムズ)と偶然クラブで再会。そして本気で恋に落ちたジョナサンは、イニシャルが“S”だという彼女と、もう一度会う約束をする。しかしそれは、ジョナサンに対して巧妙に張り巡らされた罠の入り口だった…。

 え~とね、何とも手の込んだ完全犯罪のシナリオですな~。よくもこれだけ入念に練られたモンだと、観ていて感心いたしました。でもまあ、こんな風に上手くコトが運ぶもんですかね?って言うより、もうちょっと手っ取り早く出来るんちゃうの!やろうと思えば…。あ、そういう話なんですよね、この映画。中身的にはタイトルから想像するほどは、エロくはございません(吾輩はそう思ったのですが…大丈夫ですよね?)。むしろメインは、息詰まる犯罪計画の遂行という所に重きが置かれております。で、最後のほうは騙し騙されの、しのぎ合い。さてさてどちらが勝ちますことやら?って、いうストーリーです。残念ながら途中で結末が読めてしまいましたので、その辺りからは少々拍子抜けで観ておりまして、『ええ~い、この際最後にもっと凄い“エロ”は出てこんのか?!』と若干(?)悪魔的な心の叫びを発しちゃったのですが、残念ながらその叫びには答えてくれることなく“The END”を迎えてしまいました。う~ん、消化不良!!

 ヒロインの、ミシェル・ウイリアムズには殆んど色気を感じなかった(この点が、この映画の致命的な欠点だと吾輩は思う)のですが、クラブの会員として出てくる、キュートに締まったお尻が魅力のマギー・Q、相変わらずの脱ぎっぷり!ナターシャ・ヘンストリッジ、そして極めつけのシャーロット・ランプリングと、脇を固める“豪華エロ女優陣(^^;”が、ある意味この映画の一番の見所なのかも知れません。いや、見所です(^^;!

 ヒュー・ジャックマン、ユアン・マクレガー共演にしては、随分と興行展開が地味ですよね。もっと大々的に宣伝してもイイのにとは思ってたのですが、中身がコレではチョット難しいかな?カップルが“エロ”を期待して行くと、中身は“サスペンス”な訳ですから。何か、吾輩やたらと“エロ”を連呼してますね。あの決してそればかりを求めてるわけではございませんので、誤解なさりませんよう…(^^;。

 「彼が二度愛したS」は、只今全国好評上映中です。そう、実は主役は男性陣なのです。そういう意味では、女性ファンの皆さん!旬の2人の激突を是非とも映画館でご覧下さい。男性の方は、もちろん“豪華エロ女優陣”を観に行って(^^;!

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by mori2fm | 2008-11-14 23:46 | 映画評 外国映画 カ行

[007/慰めの報酬] ブログ村キーワード
 ダニエル・クレイグ主演、007シリーズ最新第22弾。「007/慰めの報酬」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。前作「カジノ・ロワイヤル」からの、完全な“続編”(前作のラスト・シーンの1時間後から始まるという設定)として作られた本作。ダニエル・クレイグ、渾身の“シリアス・ボンド”第2弾。さあ、如何なる仕上がりになっておりますでしょうか?


 愛するヴェスパー(エヴァ・グリーン)を失ったボンド(ダニエル・クレイグ)は、悲しみと怒りに打ちひしがれていた。ヴェスパーを影で操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を捕らえ、真相を探るべく上司“M”(ジュディ・デンチ)と共に尋問に臨むボンドだったが、敵の“組織”の手はMI6内にもおよび、内通者の発砲から銃撃戦の末、ホワイトに逃走されてしまう。残された手掛りを基に、ハイチヘ飛んだボンドはそこで、謎の美女カミーユ(オルガ・キュリレンコ)と遭遇。彼女を通してドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)という男に接近する。グリーンは、表向きは環境保護団体のCEOだったが、実は“組織”の幹部でボリビアの現政権を転覆させ、砂漠に眠る“或る天然資源”の完全支配を目論んでいた…。

 事前情報で本作の監督が、マーク・フォースターだと聞いて、吾輩正直“不安”でございました。だって「チョコレート」「ネバーランド」を撮った監督さんですよ。どちらかと言うと、“人間ドラマ”が得意分野な監督でしょ?って言うか、『アクション撮ったことない監督に、なんでまたこんな大作を…』てな感じで観始めたのですが…、前言撤回いたします!すみませんでした、偉そうに“不安”なんか感じちゃって。いやもお、こりゃトンでもなくムチャクチャにスンバラしい“アクション超大作”に仕上がっております!映画開始早々から繰り広げられる、凄まじいカー・チェイス・アクション(今回も、アストン・マーティンはアッサリとボッコボッコに…(>_<)。更に、スクリーンをめいっぱい使ってのアクション・シーンが次から次へと…、ボートを使ってのチェイスや、生身での追跡(跳ぶ!転がる!)シーン、飛行機を使ってのエア・チェイスに、クライマックスでのホテルの爆破…。もお全てのアクションが、一級品で、それが映画の中に山盛りで凝縮されています。予告映像に出てくるロープを使ったガン・アクションのシーンなんて、吾輩てっきり後半のクライマックスで出てくるのかと思いきや、何と開始わずか20分くらいのところのシーンでございました。あれが前半に“サラっ”と流れるくらいですから、この後のアクションの凄さ、クオリティの高さは言わずもがなでしょう。
 そこへ持ってきて、ストーリーも目まぐるしく展開していきますので、ハッキリ言って一瞬たりとも気が抜けません。少しでも気を抜くと『あれ?コレって何でこうなるんやったっけ?』てなことになりかねません。山盛りアクションに、濃密なストーリー(何せ、脚本には前作に続きポール・ハギスが名を連ねてますから…)。007シリーズとしては、極めて短めの1時間46分という上映時間ですが、吾輩は観終った後、まるで3時間ほどの超大作を見せられたような感覚に襲われました。決して悪い意味ではなく、それだけ中身のギッシリ詰まった“快作”だと思います。
 
 しかし、ダニエル・クレイグは素晴らしいですね。前作の公開前には、世界中から『辞めてしまえ』コールが沸き起こり(吾輩も、それに同調しておりました…(^^;)散々でしたが、公開されるやそれらの雑音を、その演技で一蹴し、新たなジェームズ・ボンド像を構築しました。そして本作では“シリアス・ボンド”の路線を更に突き進め、非常に野性的で、シャープで危険なジェームズ・ボンドを演じきっています。過去のシリーズに存在したイイ意味での“ユーモア”や“ユルさ”は、全く存在いたしません。本当の意味で007シリーズは生まれ変わり、そしてそれが世界的な大ヒットへと繋がったんだと思います。ただ吾輩的には、ユーモアがなくなったってのは、シリーズのファンとして、少々寂しい感じはするのですが…。

 本作のボンド・ガールに抜擢されたオルガ・キュリレンコ嬢ですが、前作「ヒットマン」での脱ぎっぷりが過剰なほどでしたので、今回も期待(コラコラ(^^;!)していたのですが、そちらの方では少々“肩透かし”でございました。しかし、その分アクションなんかで頑張っております。何よりこの人、背がデカイ!ですから今後も、スケールの大きな女優さんになれそうですね。昔は『ボンド・ガールは、大成出来ない』なんてジンクスがございました(現にあんまり有名になった人は…)が、それらを打ち破っていただきたいものです。

 作中の台詞で『昔は、もっと善悪がはっきりしていた。今は悪者とわかっていても、利害が一致すれば、交渉する…』ていうのが出てくるのですが、これは現在の世界情勢を端的に表わしている、秀逸な台詞だと思います。そんな世界でも、己の信じた正義を貫くジェームズ・ボンド。“孤高の諜報員”の活躍は、このキャスティングでまだまだ続きそうですね。でも、ジュディ・デンチ大丈夫かなあ?もお7674歳(!)なんだそうです。いえね、お見受けしたところ全然お元気そうではあるのですが…。


 「007/慰めの報酬」は、2009年1月17(土)18(日)の両日先行上映の後、いよいよ24日(土)より全国ロードショーです。絶品のスパイ・アクション超大作を、あなたも是非映画館でご覧下さい!そう、これは絶対に大スクリーンで!

~追記~
 前作「カジノ・ロワイヤル」は、是非チェックしてから観に行ってください。観てないと『チョットわから~ん!』ってことになっちゃうかも…。
~追記②~
 日本が、世界じゅうで一番遅い公開なんですね(詳細は→コチラを“ポチッ!”と)。なんでやねん?他の国は、み~んな年内公開なのに…(>_<)。

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by mori2fm | 2008-11-12 16:22 | 映画評 外国映画 タ行

ただいま、お仕事中!

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毎度おなじみ、京都駅ビル大階段の巨大クリスマスツリー(^o^)/。
頼む!あと3時間、雨降らんといて!!
by mori2fm | 2008-11-09 16:48 | きょうの出来事

 今から40年ほど前の日本を、熱狂の渦に巻き込んだ“GS(グループ・サウンズ)ブーム”。そのブームの裏側を、面白おかしく描いた本作、「GSワンダーランド」(デスペラード)。吾輩が生まれた頃の頃の話ですから、よくわかんないんですけどね~(^^;。


 1968年、世は空前のGSブーム。演歌専門のレコード会社“ファインレコーズ”でも、この波に乗らんと、社長の松田(岸部一徳)、専務の鎌田(大杉漣)は、担当の佐々木(杉本哲太)に『3ヶ月でGSバンドを探して、デビューさせろ』と命じる。困った佐々木は弱小プロダクションの社長・梶井(武田真治)に、早速スカウトに向かうよう依頼。更に困った梶井は、或る日何処からか聞こえてくるGSバンドの音を追って一件のビルの屋上へ、そこではタツオ(高岡蒼甫)のバンドを追い出されたドラムのシュン(水嶋ヒロ)とベースのケンタ(浅利陽介)そして、その時に知り合ったバンド志望のギターのマサオ(石田卓也)が新たに組んだバンド“ザ・ダイアモンズ”が、初練習を行なっていた。その様子を見た梶井は、その場でマサオ達をスカウトし、佐々木に報告。しかし既に完成していたデビュー曲はオルガンがメインだった。またまた困った梶井は、以前事務所へやって来た歌手志望のミク(栗山千明)を、『いずれソロ・デビューさせる』という条件で男装させ、メンバーに加える。こうしてデビューを飾った“ザ・ダイアモンズ”だったが、デビュー曲はたった23枚しか売れず、緊急のテコ入れが計られる。結果、どのGSバンドもやっていないスタイルということで、“お伽話の王子様スタイル”が採用され、メンバー全員が白タイツを履き、バンド名も“ザ・タイツメン”と改められる。当初メンバーは嫌がるが、ミクの中性的なルックスに気付いた女性を中心に、人気に火がつき、『タイツ履いてニュー歌謡』のキャッチで売り出した新曲「海岸線のホテル」は爆発的な売上げを記録する…。


 『面白いか?面白くないか?』とだけ問われると、確かに面白かったです。作風がコミカルですし、60年代を再現したファッションや、風景、音楽も『あ~、こんなんやったんやろうな~』と思わせてくれて、結構楽しめました。意外なところでは、GSバンドの衣装や、キャッチ、売り出し方には、ああ言う背景(当時はまだ、戦後20年ほど)が存在したんだ(←実話かどうかは定かではないですが)ってことがわかるシーン。『へ~、そうなんや~』って、チョット感心させられました。
 しか~し!一体この映画、どういう人達をターゲットに作ったのか?観ていてサッパリ理解出来ませんでした。今の若い世代が、この映画を観に行こうと思うか?そりゃ、いま売り出し中の水嶋ヒロ君や、石田卓也君のファンの人なら話は別ですが、果たしてそれ以外の人達が喰い付くか?更に、GS全盛期を知る世代(吾輩の親たち辺り)が、昔を懐かしんで観に行くか?どちらもしんどいと思います。俳優陣の演技の方も、脇を固めるベテラン陣(一徳さんが、スクリーンに映った時は、『おお!タイガース!!(^^;』って、チョット感激でした)は、それぞれとてもイイ味を出していて、面白いのですが、如何せんメインを張る若手陣の演技がチョット…。そりゃ、楽器を演奏するシーンなんかは、非常に頑張っていた(初心者が、猛練習したそうです)とは思いますが、それ以外は映画として考えた時、相当グダグダなレベルに思えてしまって…。その辺は観ていてシンドかったです。『日本映画が好調』と言われる昨今ですが、もうチョット明確な製作意図を、観る側にも分かるように作っていただきたいと思います。さもないと、この“日本映画バブル”は、いずれ弾けてしまうと思います。

 キツイこと書き並べましたが、この映画の音楽は、なかなか大したモンでして、作中“ザ・タイツメン”が歌う「海岸線のホテル」という曲。吾輩の頭の中から、なかなか出て行ってくれません!!特にサビの歌詞とメロディーが…。何せ“作詞・橋本淳、作曲・筒美京平という、ホンマモンが作っておられますから。しかも何とこの曲、驚くべきことに実際に販売されておるのですわ!凄い!!これこそが、この映画の最大のヒットだと思います。コレ、売れたらオモロイんやけどな~(^^;!


 「GSワンダーランド」は、11月15日(土)から全国ロードショーです。あ、「海岸線のホテル」のカップリングは、温水さんが熱唱している「あなたのフリをして」です。これも作中に出てきます。そんな“ハチャメチャ歌謡ショー映画”を、あなたも是非映画館でご覧ください。

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by mori2fm | 2008-11-05 23:03 | 映画評 日本映画 さ行

 ある小学校で行なわれた“実践教育”の実話をベースにした映画化。「ブタがいた教室」(日活)。う~ん、こんな映画やったンや。いやあ、こりゃあ色々考えさせられますな~。


 4月。新任の星先生(妻夫木聡)は、担任になった6年2組の教室に、1匹の子豚を連れてくる。そして生徒たちに『このブタをみんなで飼って、飼育をした後、自分たちで食べる』という事を提案する。生徒たちは一様に興味を示し、クラスでブタを飼うことに。教頭先生(大杉漣)は不安を抱くが、校長先生(原田美枝子)はこの意図に賛同。やがてブタは、生徒達から“Pちゃん”と名付けられ、日々かわいがられていく。そう、6年2組の“ペット”として。やがて生徒達の間で論争が巻き起こる。“Pちゃん”を食べるのか、食べないのか…。


 『生徒役の子供たちには、白紙の台本が渡された』とか、『リアルに討論させた』とかいう事前情報は耳に入れていたんですが、いざそれを見てみますと、これは結構ヘビーに考えさせられます。この映画のテーマは、今まさに叫ばれている“食育”や“いのちの授業”といった教育内容に合致していると思います。それを子供たちが真剣に討論する。本当に真剣でリアルな様が、スクリーン越しに観ている我々にも、ダイレクトに伝わってきます。それはそれで素晴らしいですし、子供たちにも意義のあることだなあ、とは思います。ただ凄く真剣で、ともすれば掴みあいを始めんばかりの勢いでしたので、『あんな討論(相当、感情の入った“言い合い”)したら、結構クラス仲にひびが入ったりするんちゃうの?ましてや卒業直前の時期に、下手すれば感情のしこりが残って、メチャクチャ後味悪いことになりかねんがな』と、そんな事を考えながら観ておったのですが、意外やその辺りは、アッサリと描かれています。『後腐れ無し!』って感じで。そんなモンなんですかね?最近の子供って。
 それから、先生!幾らなんでも子供に任せすぎじゃないか~?もう少し、討論に加わって、道筋を作ってあげてもいいんじゃないでしょうか。そもそも最初にブタを連れてきたのは、アンタだよ!子供たちに大切なことを学ばせたいっていう気持ちはわかるけど、あまりにも子供たちを混乱させるのは、良くないでしょうに。その辺りが、少々無責任にも見えました。まあ、それもこれも子供たちが一生懸命に取り組んでいるのを見せられたから、そういう風に感じるのだとは思うのですが。
 まあ、『“Pちゃん”と他のブタは違う』って言っても、ブタはブタな訳で。そりゃ『可愛がったペットを食えるか?』って聞かれたら、誰だって躊躇するわなあ。それでも『食べる』って答えた子達がいる事に、吾輩素直に驚きました。子供達の方が、よっぽどそういうことを理解してるんだなあと感心させられました。

 生徒役の子供たちは、本当に頑張ってます。討論のシーンなんて、殆んどドキュメンタリーみたいです(ソレを狙った演出だと言ってしまえば、実もフタもないのですが)。信じられんことに、吾輩何度か泣きそうになりました。自分でも理解出来なかったのですが、知らぬ間に感情が昂っていたようです。子供たちの討論に入り込んでいってたんでしょうね。それだけ真に迫った演技だったと思います。そして、その子供たちの演技(?)を受けて立つ妻夫木クンも、頑張ってますね。“新任教師”久しぶりに爽やかで一生懸命な役の彼を見させていただきました。ココンとこ、結構インパクトのある役が多かったような気がするので…。あと、校長役の原田美枝子さんが、イイ感じで映画全体を優しく締めてくれています。このキャスティングは、正解でしょう。

 実際に、この“実践教育”が行なわれたのは、今から18年前(1990年)だそうです。“モンスターペアレント”なる種族(?)が跋扈する現在の学校では、恐らくこんな授業はムリだろうな~。

 「ブタがいた教室」は、ただいま全国公開中です。新任の先生と26人の6年生が繰り広げる真剣な『食べる、食べない論争』を、あなたも是非映画館でご覧下さい。“食”に関する考えが、少し変わるかも…。

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by mori2fm | 2008-11-02 13:51 | 映画評 日本映画 は行