[黒沢清監督] ブログ村キーワード
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 『世界のクロサワ』と言えば、かつては黒澤明 監督のことだったと思いますが、今やこの方黒沢清 監督も、そんな風に呼ばれるようになってきましたね。その黒沢監督に第68回カンヌ国際映画祭 ある視点部門 監督賞”をもたらせた本作、「岸辺の旅」(ショウゲート)深津絵里浅野忠信のW主演。意外にも今回が初共演なんだそうです。


 夫・優介(浅野忠信)が失踪して以来、瑞希(深津絵里)は方々を探し続けたが、何の情報も得られないまま3年の月日が流れた。そんな或る日、近所のスーパーで優介の好物だった白玉の材料を手にした瑞希は、その夜キッチンで丁寧に白玉を練って作り出す。するとそこへ現れる優介。驚く瑞希に優介は『俺、富山の海で死んだよ』と告げる。そして瑞希の許に戻るため長い旅をしてきたと話した優介は、自分が旅してきた“きれいな場所”を再び訪れたいと『一緒に来ないか?』と瑞希を誘う。もうひとときも夫と離れたくない。瑞希は優介と旅に出ることを決意する…。

 
 原作は湯本香樹実 さんが2010年に発表した小説。実はこの映画は黒沢監督にとって、初の“ロードムービー”なのです。しかも『死んだ人間が、自らが死んでからの数年間を、生きている妻と共に検証していく』という、一歩間違えると“トンデモ映画”になってしまいそうな設定を、死を超越した“夫婦の愛”を変に奇をてらわず真正面から捉えることで、淡々とした中にもとても強く、それでいて優しい人間の本質を描き出すことに成功しています。また、昔ながらの大衆食堂や商店街、山間の農村やタイトルにもある岸辺など、“日本の原風景”とも言えるどこか懐かしい風景のロケーションが、見ている我々日本人の心に深く語り掛けてくる…、そんな気がしました。黒沢清監督作品としては初めてのシネマスコープサイズの映像も、それらの印象を強くするのに、効果的だったと思われます。

 深津絵里、浅野忠信のご両人は、それぞれとても上手に3年間離れていた夫婦を絶妙な距離感で演じています。ホントにお2人とも日本を代表する俳優さんになられましたね~。それから旅の途中で夫婦が出会う人々を小松政夫柄本明蒼井優といった面々がイイ味出して演じて、脇を固めています。特に蒼井優ちゃん!この映画は日本の原風景をバックに描いた正に“ファンタジー”のような映画ではあるのですが、作中には男女の下世話なお話もキチンと描かれておりまして、それに絡んだシーンで深津絵里さんと対峙する蒼井優ちゃんの演技は、時間にしてごくごく短い登場にも関わらず、強烈なインパクトを残してくれます。いやあ~、女性って本当に恐いですね~(^^;。

 「岸辺の旅」は、10月1日(木) 映画サービスデーから全国ロードショーです。失われた時を巡り、『さようなら』を言うための旅をする夫婦の“愛の物語”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

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by mori2fm | 2015-09-24 22:31 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(14) | Comments(0)

[みんな!エスパーだよ!] ブログ村キーワード
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 何と!まさかの映画化!!「映画 みんな!エスパーだよ!」(GAGA)。こらあ~!園子温!!あんた、なんぼなんでも好きなことやり過ぎやわ!!でもいいぞ~!もっとやれ~(^^;!!


 愛知県東三河に住む、童貞で何の取り柄も無い平凡な高校2年生、鴨川嘉郎(染谷将太)。今日も同じクラスの憧れの人・浅見紗英(真野恵里菜)のことを思い浮かべてオ〇ニーに耽っていた所、突然宇宙からの謎の光を浴びてしまう。その夜を境に嘉郎は、人の心の声が聞こえるテレパシー能力に目覚めてしまう。そんな嘉郎の前に、紗英の父で超能力研究者の浅見教授(安田顕)と助手の秋山(神楽坂恵)が現れ、嘉郎以外にも幼馴染の平野美由紀(池田エライザ)や、行きつけの喫茶店のマスター・輝さん(マキタスポーツ)達もエスパーとして目覚めたことを知らされる。やがて集められた嘉郎達エスパーを前に、教授は衝撃の告白を始める…。

 深夜ドラマの映画化ですが、ドラマの続きではなく映画化に際してもう一度一からリセットされてますので、映画から初めて見る人でも、何ら問題なく普通に見ることが出来ます。で、↑上記のようなお話が展開するのですが…、もお話の筋なんてどうでもイイ!ただもおエロ、エロ、エロ~のオンパレード!男子高校生の頭の中が、そのまんまスクリーンに映し出されたみたいなとにかくエロ満開!の映画でございます。映像的に具体的に言うとパンチラ!パンチラ!パンチラ!のテンコ盛り!もお観終わった後、これしか頭に残りません(^^;。特に真野恵里菜ちゃん、池田エライザちゃんといったカワイイ女の子たちの“純白パンチラ”が合法的に拝めるなんて…、いやあ~いい時代になったモンです(^^;。
 エロしか残らんと言いましたが、ドラマでは何とギャラクシー賞の奨励賞なんかも獲っちゃってるんですよ(何で??(^^;)。やはりそこは“園子温”という名前が物を言ってるんですかね?国際的に評価されている園監督が、こんな過激なエロ映像を撮ってしまうんですよ。名声さえいただいてしまえば、あとは好きなことが出来るっていう正に典型ですよね?いや決して悪く言ってるつもりは無いのです。ただ吾輩はドラマも見てましたから、どの程度エロいかなんてのは知っておりましたが、恐らくそんな予備知識もなく、“監督・園子温、主演・染谷将太”ってことぐらいしか知らずに見に来られたであろう、そこそこ年配の女性の方なんかは、試写室からほぼ放心状態のような顔で出てこられましたから…(^^;、ね?やりすぎやでホンマに!

 主要キャスト陣の中でも、マキタスポーツ&ヤスケン。それに“全裸テレポテーション”を演じた深水元基 さんは最高でした!特に深水元基!あの「新宿スワン」と同一人物には、絶対見えへんわ!
 主題歌・岡村靖幸!脇を固める女性陣にグラドル今野杏南星名美津紀篠崎愛冨手麻妙etc,etc…。何、この無駄に贅沢な顔ぶれ…(^^;。

 「映画 みんな!エスパーだよ!」は、明日4日(金)~全国ロードショーです。とにかく、きれいなきれいな“純白パンチラ”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
 染谷君が眼鏡をズリ上げるたびに、彼の右手が“ミギー”にならないかとドキドキしてました(違)。


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by mori2fm | 2015-09-03 23:33 | 映画評 日本映画 あ行 | Trackback(11) | Comments(2)

[パックマン] ブログ村キーワード
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 80年代の懐かしゲーム・キャラ達が、地球を侵略??「ピクセル」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。吾輩世代には、とても懐かしいゲーム・キャラがテンコ盛り!若い人達には、わっかんないかなあ~??


 1982年、ゲーム少年のサムは、ゲーム大会の決勝戦に進出するも“ドンキーコング”で惜しくも敗退。このときの映像を、NASAが友好のメッセージとして宇宙へ向けて発信していた。それから30数年、家電の配線工となったサム(アダム・サンドラー)は、かつてのゲーム友達で今や大統領となった親友のウィル(ケヴィン・ジェームズ)からホワイトハウスへ呼び出される。そこで、正体不明の謎の敵に襲撃されるグアムの基地の映像を見せられたサムは、敵の正体が子供の頃に大流行したゲーム“ギャラガ”であることに気付く。しかしパッテン中佐(ミシェル・モナハン)をはじめとした軍人たちは、“オタク中年”の意見になど耳を貸そうとしない。ホワイトハウスを追い出されたサムは、昔のゲーム友達・ラドロー(ジョシュ・ギャッド)と再会。陰謀論者のラドローは、30数年前に宇宙へ送られたゲーム映像のメッセージを“宣戦布告”と勘違いしたエイリアンが、ゲーム・キャラを実体化して攻撃してきたのだとサムに告げる…。

 何とも奇想天外なストーリー!誰がこんなの思いつくんだろう?と思うんですが、これがまた実に面白い!「ギャラガ」「スペースインベーダー」「ドンキーコング」そして「パックマン」と、ほんと吾輩のようなアラフィフ世代にとっては、ど真ん中でございますからホントに楽しめました。懐かしの8ビットのゲーム・キャラが、あのカクカクとした質感とピコピコという音と共に、スクリーンで暴れ回ります。まるで、映画を観ながらゲームをしているような錯覚に陥りますよ。そしてそれを迎え撃つのは軍隊なんぞではなく、かつてのゲーム王者…そう、今ではただの“オタク中年”。見た感じまったく冴えない彼らに世界の命運は託されてしまうのです。正に“2015年 オタクが地球を救う?!”ですよ(^^;。戦い方も面白いです。新型の光線銃で撃ちまくったり(あのボディで、あんなに撃ったらすぐに弾切れになると思うんやけどな…(^^;)、巨大化したパックマン相手(そう、パックマンが敵なんです!)には、車(MINI)で対抗したりと、さながら等身大ゲームで遊んでるような感じです。とにかく衝撃的な映像は若い人達にも充分楽しんでもらえると思いますわ。

 この衝撃の映像世界を作り出したのはクリス・コロンバス監督。ああ、よ~くわかる!この人こういうの好きそうやモンね(^^;、絶対!またサムを演じたアダム・サンドラーは、こういう役(ちょっとトボケた感じだけど、根はしっかりしてる)を演じさせると上手いですね。過去には結構おバカな役でブレークしてましたが、こういう役の方が見ていて好感が持てます。

 この映画化にあたっては、任天堂セガナムコソニ-といった日本の有名ゲーム会社が、会社間の垣根を越えて協力したんだそうです。だからクライマックスのシーンでは、『どんだけ?!』ってくらいキャラが出てきます。もお、楽しい~(^^;!更に「パックマン」の生みの親として知られる岩谷徹教授も登場。演じているのはデニス・アキヤマという俳優なんですが、実は別のシーンで岩谷教授自身もホンの一瞬出演されています。こんなお遊び心も楽しいですね。

 「ピクセル」は、9月12日(土)~全国ロードショーです。中年オタクは世界をピコピコから救えるか?アトラクション感満載の衝撃映像を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

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by mori2fm | 2015-09-03 21:34 | 映画評 外国映画 ハ行 | Trackback(26) | Comments(2)