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シネマ親父の“日々是妄言”

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映画ネタを書いておりますが、最近更新が停滞しまくってます…。

タグ:ケイト・ブランシェット ( 3 ) タグの人気記事

[ウディ・アレン] ブログ村キーワード
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 しばらくヨーロッパを徘徊…、放浪…、もとい!ヨーロッパを拠点に、各地(ロンドン、バルセロナ、パリ、ローマetc,etc)で映画を撮っていた“名匠”ウディ・アレン 監督が、アメリカへ戻って撮った新作「ブルージャスミン」(ロングライド)。アメリカとは言っても本作は、アレン監督にとって初の西海岸を舞台とした作品でございます。う~ん、老いて益々お盛んですな。


 ジャスミン(ケイト・ブランシェット)は、ニューヨーク・セレブ界の花的な存在だったが、夫で実業家のハル(アレック・ボールドウィン)との結婚が破綻し、今や資産も没収され無一文の身。同じ里親に育てられた異母妹のジンジャー(サリー・ホーキンス)を頼ってサンフランシスコへやって来たのだが、セレブ気質の抜けないジャスミンはジンジャーの質素なアパート暮らしや、自分とは正反対の男の趣味に難癖をつける始末。おまけに人生の再出発を計ろうにも、何のプランも持ち合わせておらず、何をやっても上手くは進まなかった。そんな或る日、とあるパーティーに出掛けたジャスミンは、政界進出の野望を抱くエリート外交官のドワイト(ピーター・サースガード)と知り合う…。

 
 ヨーロッパで、ロマンティック・コメディ路線の映画(「マッチポイント」はともかく「タロットカード殺人事件」「それでも恋するバルセロナ」「恋のロンドン狂想曲」「ミッドナイト・イン・パリ」「ローマでアモーレ」…、こう書くとホンマにロマ・コメのオン・パレード!)を撮って好評だったウディ翁(もお、この方も78歳!)が、初上陸のアメリカ西海岸で何とも辛辣でシニカルでイタ~イお話を撮らはったモンです。1人の女性の栄光の日々からの転落、それもかなりドン底までの転落劇を皮肉とか同情などは込めずに、淡々と冷静な視点から描き出しています。更に当事者であるジャスミンとの対比に、正反対とも言える人物であるジンジャーを置くことで、ジャスミンの社会に於ける特異性を際立たせています。もおねジャスミンの行動やら態度にイライラするわ、痛々しいわで見ていて大変な映画でございますわ。そういう風に思わせるケイト・ブランシェットの上手いこと!オスカー受賞も納得のまさに“迫真”の演技でございました。いますよね?自分の置かれた立場を正確に把握できず(認められず)に周りのせいにばかりして、世間をお騒がせする人!そおこの映画を見ていて『ああ、いるいる!こういうイタい人』って、吾輩は心中でつぶやいていました。こういう風に思わされてしまう…、名監督の演出と名女優の名演技に酔いしれるのが、この映画の一番の楽しみ方だと思います。

 辛辣な映画とは書きましたが、随所に従来からの“ウディ・アレン節”とも言える演出も健在でして、特に場面転換での音楽の使い方などには、『ああ、ウディ・アレンの映画や!』とニンマリさせられてしまいました。辛辣ではあるのですが、アレック・ボールドウィン演じるジャスミンの夫・ハルの転落っぷりには思わず笑ってしまいました。あ、怖いな~っていう意味でですよ!それから作中、セレブ崩れのジャスミンの勘違いファッションは、シャネルエルメスなど一流ブランドのオン・パレードですので、そちら方面にご興味のある方は特に必見でございます(吾輩は、さっぱりなんですけどね~(^^;)。

 あと、ジンジャーの前夫・オーギー役にアンドリュー・ダイス・クレイがキャスティングされていたのにも、驚かされました。80年代を騒がせた過激なコメディアンが、本作では一番まともな人物を演じていたのも、ウディ流キャスティングの妙と言えるのではないでしょうか?

 「ブルージャスミン」は、5月10日(土)~全国ロードショーです。“1人の女性の壮絶な転落っぷり”とそれを演じてアカデミー賞に輝いた名女優の名演技を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

吾輩、You Tubeで語っております!



ブルージャスミン@ぴあ映画生活


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by mori2fm | 2014-05-06 21:15 | 映画評 外国映画 ハ行 | Trackback(25)
[ベンジャミン・バトン数奇な人生] ブログ村キーワード
 アカデミー賞13部門ノミネート!上映時間2時間47分!!「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(ワーナー・ブラザース)。アカデミー賞では残念な結果(主要部門でカスらず、3部門の受賞)に終わりましたが、興行の方は、長尺モノにも関わらず、まずまずの数字を挙げています。こりゃあ、ブラピの底力って、とこですかね?


 第1次世界大戦が終わったその夜、ニューオーリンズで1人の赤ん坊が生まれた。出産直後に母親は死亡、残された我が子の姿を一目見て、父親は驚愕。その子を抱きかかえると、終戦の祝賀ムードに沸く街へと飛び出す。そしてある家の玄関先に、わずかな紙幣と共にその子を放置してしまう。その家から出てきた黒人女性・クイニー(タラジ・P・ヘンソン)は、赤ん坊に気付き、くるまれた布をめくると、そこにはまるで老人のように朽ちた姿の、しかし赤ん坊が泣いていた。医師の診断の結果『この子は、長くは生きられない』と告げられたクイニーは、子供の出来ない自分への神の思し召しと、その子を“ベンジャミン”と名付け、働き住んでいる老人福祉施設で、育てることにする。その後ベンジャミンは、老人の身体のまま成長し、7歳になる頃には、ようやく歩けるようになる。『長くは生きられない』と告げられたベンジャミンだったが、成長する中で様々な人との出会いと別れを経験していく。そしてベンジャミン(ブラッド・ピット)は気付く。自分の身体が、徐々に若返っていることに…。

 よく出来たお話です。原作はF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説らしいのですが、それを2時間47分もの大作にしてしまう(何で?!)、デビット・フィンチャーの恐るべき演出力に恐れ入りました。でも実際に観ていて、そんなに『長い!』とは感じませんでした。ベンジャミンの誕生から死まで…通常とは逆となるあり得ない歳の重ね方…を、映像として見せながら、そこへ他の人物…普通に歳をとる人々…の人生を重ね、そして更に世界の歴史上の出来事を、映像として物語に絡ませていくという構成なのですが、“大河ドラマ”として非常に練りこまれたストーリーと、特殊効果を使った映像により、観ていてまったく退屈いたしませんでした。むしろ、終わりに『へ?もう2時間47分経った?』てな感覚を持ってしまいました。吾輩、それだけこの映画に惹きこまれていたんだと思います。
 “歴史上の出来事が絡む…”という点で、『う~ん、何か「フォレスト・ガンプ」に、似てるかなあ~?』と思っていたら、脚本家が同じ人なんですね。納得です。あ、でも似てるからダメと思ったわけではありませんよ。どちらも人と人とが出会い、そして別れることを通して『人生とは素晴らしい』ってことを、高らかに謳い上げていて、そしてどちらもホントに、素晴らしいと感じさせてくれますから(まあ、エビ会社を継いだフォレスト同様に、ベンジャミンがボタン工場を継いで金持ちになるってトコには思わず『いっしょやん!』と、ツッコミましたけど…(^^;)。

 ブラピもなかなか頑張っていますが、演技という点ではやはりケイト・ブランシェットでしょう。彼女演じるデイジーが、ベンジャミンにとっての生涯最愛の女性であるということを、観ている我々に充分納得させるキャラクターに演じきっています。もお、貫禄ですね。この人が出ている映画は、安心して観ていられます(たまには、“コミカル”な彼女も見てみたいですが…)。それからティルダ・スウィントンが、イイ味出してます。彼女演じるエリザベスは、映画のストーリーに非常に意味のあるアクセントを残しています。なかなか粋な演出でしたね。

 で、ブラピファンの皆様!この映画でカッコイイ姿のブラピは、上映時間2時間47分の、かなり後半にならないとスクリーンに登場しません。それまでは特殊メークによって、シワだらけで髪の薄い“老けた”ブラピのオン・パレードです。その辺りに注意してご覧になって下さい。でもストーリーが面白いので、そんなことは気にならないかも。それならイイのですが…。


 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」は、ただいま全国好評上映中です。上質な大人向けのファンタジーです。“人生の素晴らしさ”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。


~追記~
 それにしても、ベンジャミンのポジティブさには驚きです。普通、あんな状態で生まれてきたら、少なからずはグレるで!

~追記②~
 はじめてこの映画のタイトルを聞いたとき、吾輩の頭をよぎったのは“ベンジャミン伊東”…。知らんかなあ、「電線音頭」(^^;。



「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2009-02-26 21:30 | 映画評 外国映画 ハ行 | Trackback(47)
 そんなわけで久々の映画ネタ、試運転てな感じでいかせていただきます。復帰1発目は「エリザベス ゴールデン・エイジ」(東宝東和)でございます。何と、前作から10年ですか?!月日の経つのは早いもんですね~。


 イングランド女王として君臨するエリザベス(ケイト・ブランシェット)だったが、カトリックを排斥したことで常に命の危険にさらされていた。特に当時世界最強の国力を誇ったスペインでは国王・フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)が世界をカトリック国家にせんと、イングランドの征服を虎視眈々と狙っていた。更に国内でもエリザベスの従妹で、軟禁状態にあるスコットランドの前の女王、メアリー・スチュアート(サマンサ・モートン)が、カトリックを信仰する者達の拠り所となり、その存在は日に日に危険度を増していった。エリザベスは、忠臣・ウォルシンガム(ジェフリー・ラッシュ)等の働きに支えられ、その脅威に日々立ち向かっていた。そんなエリザベスの心の潤いとなっていたのは、純粋無垢な侍女・ベス(アビー・コーニッシュ)との他愛も無い会話だった。そんなエリザベスの前に、新世界(アメリカ大陸)帰りの航海士、ウォルター・ローリー(クライヴ・オーウェン)が現れる…。


 歴史が好きな人には、堪らん映画ですね~。吾輩も歴史好きなんですが、今回はあまり予習をせずに観に行ってしまったのが、少々残念だったかな~と。いや、充分面白かったんですが、この時代のことをもう少し予備知識として仕入れてから行っておけば、更に映画を楽しめたんじゃないかなあと思いましたので。
 ケイト・ブランシェットは、前作に続いてホントに適役ですね。“ヴァージン・クイーン”を貫禄たっぷりに演じています。10年前に続いて、今回もこの役で“アカデミー賞・主演女優賞”にノミネートされています。前回の時はグウィネス・パルトロウに負けました(あの時、何でグウィネスだったのか、吾輩未だに理解デキんのですが…)が、今回はどうでしょうか?こうなってくると、「アビエイター」で、お茶濁し程度(吾輩は勝手にそう思ってます(^^;)に獲ってしまった“助演女優賞”ってのが、値打ち無くなってきますな~。

 ところで以前、ウォルシンガム役のジェフリー・ラッシュが『このシリーズの第3作に出演する』って言ったらしいんですが、今回の終わり方なら…ムリじゃん!(^^;


 「エリザベス ゴールデン・エイジ」は、ただいま全国好評上映中です。世界にその名を轟かせた“ヴァージン・クイーン”の真実を、あなたも是非映画館でご覧ください。

「エリザベス:ゴールデン・エイジ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2008-02-21 01:42 | 映画評 外国映画 ア行 | Trackback(8)