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上映時間3時間1分!ここんところの“娯楽系映画”では、間違いなく『長いわ!』て言いたくなる時間でしたが、そんな時間の長さなんぞ全然気にならんほどに、ずっとスクリーンに釘付けでした。いやあもお、凄い!素晴らしい!最高!平成最後の映画イベントに相応しい(ハリウッドとは何ら関係ございませんが…104.png )、まさに“最強の1本”でございました。
さすがにこの映画を何の予備知識も無く、MCUのシリーズ作品の1本も見たことが無いというような人が見に行くのは、間違いなく“無謀”であり、止めておくべき“愚行”であります。この映画を見るに当たっては、やはりそれだけのハードルは越えておかないといけないと思います。吾輩の場合、一応「アイアンマン」からMCU全作品を劇場にて鑑賞してまいりましたし、今回の公開に備えて「アベンジャーズ」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の4作を直近で見直しましたので(だって、シリーズの本数が増えれば増えるほど、予備知識が増えていって…覚えられん!)、予習バッチリで臨みました。
MCU10年の集大成、一つの区切り、そして新たなる時代の幕開け…。もうね、ああだこうだと中身については書きません。少し書くと“ネタバレ!”になっちゃいますし、今回はそういうの無しの方がいいと思いますので。でも「インフィニティ・ウォー」の、あの衝撃のラストで消滅してしまったヒーローが復活するという確信はありました(だって「スパイダーマン」の新作は夏休みにはやって来るし、「ブラックパンサー」や「ドクター・ストレンジ」にも続編の話は出てましたから…)が、果たしてどんな方法でそれを実行するのかと思っていたのですが…、いやあやられた!まさかあんな方法でそこから更に話を膨らませて、あんな所まで持っていくとは!抽象的な書き方で申し訳ないですが、もおこれは実際ご覧になって確かめてください。本当に素晴らしい!アクションだけで無く、絶望的な話の中でも十分笑えるネタも盛り込まれてますし、クライマックスは涙無くして見ていられません。もお、本当に色んな意味でパーフェクトな3時間1分でした。
“平成最後”と書きましたが、人によっては“令和最初”のビッグ・ムービーになるかと思われます。至高で最強の3時間1分!大ヒットシリーズの大団円を是非!映画館でご覧ください。

by mori2fm | 2019-04-26 21:47 | 映画評 外国映画 ア行 | Trackback(3) | Comments(0)

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かつて『潜水艦モノに外れなし』と言われていた時期がございました。
「U・ボート」「レッド・オクトーバーを追え!」「クリムゾン・タイド」「U-571」etc,etc…。そういえば、久しぶりやな~“潜水艦モノ”と思って見てまいりました「ハンターキラー 潜航せよ」

あ、やっぱり面白いですわ“潜水艦モノ”101.png。アメリカとロシアの原子力潜水艦同士の攻防や、ロシアのクーデターを阻止せんとする特殊部隊の活躍が、手に汗握る感じで描かれています。確かにロシア内部にはこんな奴おりそうやな~と思いますし、いつこんな感じの戦いが勃発しても不思議じゃないな~と思いました。潜水艦内部等は、かなりリアルに再現されているようですし、対潜水艦の戦い方(ソナーや魚雷を駆使した所謂“音だけの戦闘”)も非常に緊迫感を持って描かれていますが反面、ストーリーの最終決着部分はかなり強引な展開で、特にロシア大統領の扱われ方の何ともぞんざいな事。特に訓練も受けていないだろうに、脱出のためとはいえ特殊部隊員と同様に冷たい海に飛び込まされて、延々と泳がされたり…って、この人大丈夫か?ってツッこんじゃいましたわ102.png

ジェラルド・バトラー、いいですね~。こういう“チョイ悪親父、世界を救う”みたいな役やらせたら天下一品ですね。今回も“叩き上げの原潜艦長”役を貫禄タップリに演じています。対するゲイリー・オールドマンは、少々勿体無い使われ方だったような気がします。作品に於いてそういう役柄でしたから、しょうがないかとは思われますが、そんなに目立っておりませんでしたので。対照的に今回非常に株を上げていると思われたのは、海軍少将を演じたコモンですね。本職が歌手であるにも関わらず、今回とても精悍でスマートなエリート軍人を見事に演じ切っています。ここは見どころ。また2017年に惜しくも亡くなったスウェーデンの名優、ミカエル・ニクヴィストがロシア原潜艦長の役で出演しています。恐らくこれが遺作になるのかな?残念ですね。まだ若いのに…。

「ハンターキラー 潜航せよ」は、明日12日(金)~全国ロードショーです。スリル、迫力ともに満点の“潜水艦アクション”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。



by mori2fm | 2019-04-11 23:12 | 映画評 外国映画 ハ行 | Trackback | Comments(0)

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あの、ジェームズ・キャメロンが惚れ込んだ木城ゆきと氏原作による、日本のSFコミック「銃夢(がんむ)」をハリウッドで実写映画化!多忙な自身は今回プロデュースに回り、メガホンをロバート・ロドリゲスに託しました。
 
とにかく、まあ予想の遥か斜め上を行くようなトンデモ映像と誰も見たことが無いような世界観に、先ず圧倒されます。そして、ストーリーもとても魅力的。アクション、親子愛、男女の駆け引き、ラブロマンス、悲劇、そして覚醒…。ヒロイン“アリータ”をはじめ、登場するキャラクターそれぞれが抱える内面も、キチンと描かれていて、ただのアクションSF映画で終わらない仕上がりになっています。
アリータを演じたローサ・サラザール嬢のお目々は、あんなに大きくはありません(CGだCG104.png)。非常に好演していて恐らくこれでブレイクしちゃうでしょうが、果たして次に普通の仕事ができるのか?チョット心配…。そして名優クリストフ・ヴァルツ!彼の演技は本当に素晴らしい!気付けばこの映画、ジェニファー・コネリーにマハーシャラ・アリとオスカー俳優が3人もキャスティングされてますがな。何とも豪華な!

とにかく今年上半期の話題となるのは、間違いなし!の本作を、映画館で是非!ご覧ください。
「アリータ:バトル・エンジェル」は、明日22日(金)~全国ロードショーです。
 

by mori2fm | 2019-02-21 23:02 | 映画評 外国映画 ア行 | Trackback | Comments(0)

さあ今年ももうすぐ終わりです。毎年のことですが、このブログ殆んど更新できておりません。最近はラジオやネットで紹介するのが手一杯になってまして…、すみませんm(_ _)m。でも、やっぱりこれだけはやらせていただきます。一応自分的に年末恒例行事ですので…。今年は人生史上最多131本の映画を、映画館・試写室で観ることが出来ました(除くTV、DVD鑑賞)。で、とりあえず恒例の“マイ・シネマ・ランキング”。今年も殆んどUP出来てませんので、それぞれに一言コメントを添えておきたいと思います。
 ランキングの方は、例年通り吾輩が『良かった!』と思った映画を、日本映画・外国映画それぞれ5本ずつ選んでみました。で、これも例年通りですが、現在公開中の「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」「来る」なんかは、お正月映画ということで、来年まわしに…。そして今年のお正月映画(2017.12月~公開)を対象に入れさせてもらいます。


 では、日本映画から…
・第5位は「孤狼の血」→東映極道映画復活!いやあ、役所さんワルかったな~!
・第4位は「坂道のアポロン」→古き良き青春!あの頃僕らは若かった!
・第3位は「50回目のファーストキス」
・第2位は「日日是好日」 →希林さんの台詞一言一言が、身に沁みて身に沁みて…137.png

・そして第1位は「今夜、ロマンス劇場で」でございます!見る前と全然想像が違う、素晴らしく上質なラブロマンス映画でした。今年はこれが1番でした。

 続いては外国映画…
・第5位は「ヴェノム」→究極のダークヒーロー誕生映画。さあ、この後スパイダーマンとの絡みは有りや無しや…。
・第4位は「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」→さあ、あの後どうなるのか?。嗚呼、4月が待ち遠しい!!
・第3位は「プーと大人になった僕」→『何にもしないって最高の何かにつながることなんだ』泣けてくるわ~!
・第2位は 「オンリー・ザ・ブレイブ」→心震える。魂の実話!

・そして第1位は「ボヘミアンラプソディ」でございます!今年はコレです!吾輩、そんなにQUEENのこと詳しくは知りません。それでも、あのラストのライブシーンは、鳥肌モノで感動いたしました。理屈ではありません、ハイ!


 今年はこんな感じです。毎度おなじみ独断と偏見のランキングです。皆様のとは全然違うかも?いや、違う!そりゃあ違うでしょう(^^;!今年も批判、非難、脅迫(?)などは、ど~かご勘弁ください(^^;。あ、ご意見は何ぼでもどうぞ!

 本年もお世話になりました!来年も、良き1年でありますように。そしてまた素晴らしい映画に出会えることを願い、来る年を祝いたいと思います。皆様、来年もよろしくお願いいたします!


 因みに過去のランキングはコチラ→2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年2009年2008年2007年2006年2005年2004年




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by mori2fm | 2018-12-31 23:39 | ランキング | Trackback | Comments(0)

a0014708_20155242.jpg 2004年のハリウッド映画「50回目のファースト・キス」を、山田孝之長澤まさみのW主演で日本版にリメイク。監督は何と!あの福田雄一「50回目のファーストキス」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。え~と、果たしてどんな映画に仕上がってますのやら…?


 ハワイ、オアフ島でツアーガイドとして働きながら天文学の研究をしているプレイボーイの大輔(山田孝之)は、天体観測の帰りにたまたま立ち寄ったカフェで、地元の魅力的な女性・瑠依(長澤まさみ)と出会い、一目惚れ。すぐに意気投合した2人は、翌朝も一緒に朝食をとろうと約束する。しかし翌日カフェで声を掛けた大輔のことを知らないと言い出す瑠依。困惑する大輔に、カフェの女主人は瑠依が1年前に遭った交通事故の影響で、新しい記憶が1日で消えてしまう短期記憶障害という後遺症を患っていることを告げる。瑠衣は父親(佐藤二朗)と弟(太賀)の努力のおかげで、毎日同じ一日を何の疑いもなく平穏に暮らし続けていた。そんな彼女の事情を知った大輔は、毎日、初めて会うところから繰り返し、瑠依に愛を告白し続けるのだが…。

 吾輩、この映画の元ネタ=オリジナルが大好きでございまして、公開当時その年に見た外国映画の第1位に選出したほどでした。ですから最初『日本でリメイク』というニュースを聞いた時は、『楽しみ~!』よりも『大丈夫か~?』って思いの方が強かったですし、更にキャストやスタッフの情報を漏れ聞くに至って更に『オイオイ、大丈夫か~??』って思いは強くなっていきました。で、今回おっかなびっくりで見させていただいたんですが…、結論から言いますと事前の諸々の不安や思いは全て杞憂でございました(^^;。そもそも描かれているテーマが、1歩間違えば悲劇のラブ・ストーリーになってしまう“記憶が続かない女性”であるにも関わらず(普通は絶対“悲恋物”にしかならんと思うんですが…)、オリジナルでも非常にハッピーでコミカルな作りに仕上がっていました。吾輩が大好きになったのも、そんな作風だったからです。主演のアダム・サンドラードリュー・バリモアの演技も大好きです。この“コミカルな悲劇的ラブ・ストーリー”のリメイクに、福田監督は正に打ってつけだったと思います。最初『福田監督がラブ・ストーリーを撮る?』って聞いただけで、かなり驚いたんです(吾輩の知人も『何するんですか~、ダメですそんなん!』と言ってる人がおります(^^;)が、実際に見てみますと、この映画の持つ“コミカル”な部分の再現、と言うか日本版へ“昇華”させている演出が実にお見事!なんです。オリジナルから設定は色々変わってはおります(主人公の職業は“水族館の獣医”から“天文学者を目指すツアーガイド”に)が、基本的なストーリーや重要な台詞はオリジナルを見事に踏襲しています。ただ随所に散りばめられているコミカルなシーン、台詞のやり取りに福田演出の真骨頂が盛り込まれており、それが決して物語の邪魔にならず、むしろこの映画を更に親しみやすい作品に仕上げているのです。具体的には…、キャスティング見ればわかりますよね?山田孝之、ムロツヨシ、佐藤二朗…、この面々ですよ!風光明媚なハワイの風景をバックに、キラキラしたラブ・ストーリーの合間に「勇者ヨシヒコ」のような世界が展開されるんですよ(^^;!これが絶妙なバランスで作品を破綻させずに成立させてるから凄い!充分笑わせても、物語としてはキチンと感動できる仕上がりになってますから。
 
 何か随分ふざけた書きようになってしまいましたが、作中でのハワイの映像はどれもとても美しく、見てるだけで癒されテンションも上がりますし、ヒロインの長澤まさみさん(もお“ちゃん”付けは、失礼ですね)が、ハワイの空の下とにかくキュートで、元気いっぱいで魅力全開!スクリーンに彼女が映し出されるだけで、吾輩とても幸せな気持ちになれました。癒し、笑い、そして感動、モチロン泣けます!とにかく見終わって、とても心がキレイに洗われたような気になる。そんな映画です。

「50回目のファーストキス」は、6月1日(金)~全国ロードショーです。1日1日、最初から恋を始める、上質でピュアな、でも笑えるラブストーリーを、あなたも是非!映画館でご覧ください。



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by mori2fm | 2018-05-23 22:10 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(3) | Comments(0)

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 あの“同時多発テロ”直後の最初の戦いを描いたリアリティ戦争映画。「ホース・ソルジャー」吾輩的に久々のブラッカイマー 印”の映画でございますが、あくまでも実話の映画化でございます。あまり無茶はしたらアカンで…(^^;。

 ~2001年9月11日、家族との時間のために内勤への転属を希望していた、陸軍特殊部隊のネルソン(クリス・ヘムズワース)は、念願の叶った正にその日、アメリカ同時多発テロの勃発を知り、即座に現場復帰を決意。頼りになる部下のスペンサー(マイケル・シャノン)等12名の隊員達と共に、ウズベキスタンへ向かったネルソンは、タリバンへの最初の反撃任務に志願する。反タリバンの北部同盟を支援する任務に就いたネルソン率いる部隊は、敵の圧倒的戦力に対して“馬”を駆使して戦うという現実に直面する…。~  


 これは、なかなかに痛快なお話でございます。宣伝で謳われている“5万人 VS 12人”と言うのは、少々誇張(確かに間違っているわけでは無いのですが、それだけではありませんので…)し過ぎという感は否めませんが、それでも圧倒的な戦力差があったのは間違い無く、それに対して馬を主要戦力として戦車や迫撃砲に対抗した“米軍騎馬隊”の存在を吾輩は全く知りませんでした。あの“グラウンド・ゼロ”には、彼等の功績を称える騎馬像が建てられているそうですが、アメリカ国内でさえも特殊部隊の任務は機密事項であった為、近年までその事実は伏せられていたそうです。これらの事実、その功績を人々に伝えていきたいと、ブラッカイマーは映画化に当たり、そう考えたそうです。そして更に、これ以外にも実際に偉業を成し遂げた人達のことを語っていきたいと考えているようですので、この先こう言った“ブラッカイマー 印の実話戦闘アクション映画”ってのは、増えていくんじゃないでしょうか?

 当初ネルソンは“実戦経験の無い(=人を殺したことが無い)兵士”として登場しますが、それでも部下たちから信頼されている様が描かれていますので、如何に優秀な軍人で指揮官であるかが垣間見えます。そしてアフガンでの初の実戦を経験してから(当然、敵兵も殺してしまいます)の、彼の鬼気迫る戦いぶりは見事としか言いようがありません。ただそれだけでは無く、彼は『12人全員で生きて国へ帰る』ことを最大の目的として掲げて勝利を信じて戦います。この辺りを、クリス・ヘムズワースがとても人間味豊かに演じています。そう、兵士である以前に彼等も人間であるということが、とても重要なファクトとして描かれているのも、この映画の特筆すべき点だと思います。『そんなん、最近の戦争映画なら当たり前やん』と言われる方もおられるでしょうが、これはあの“ブラッカイマー 印”の映画です(^^;!そうして考えると、結構貴重なことだと思うんですよ、吾輩は。クリス・ヘムズワースとマイケル・シャノンと言うと“ソー&ゾッド将軍”という何とも強そうな組み合わせなんですよね…(違)。でも実際クリスが馬に乗って戦っているシーンがソーの戦闘シーンに被って被って…(^^;。まあ、強烈なキャラクターを演じることの弊害なんでしょうね、これって。

 「ホース・ソルジャー」は、明日5月4日(金)~ 全国ロードショーです。強大な敵に立ち向かった騎馬隊の実話を、あなたも是非!映画館でご覧ください。




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by mori2fm | 2018-05-03 21:33 | 映画評 外国映画 ハ行 | Trackback(4) | Comments(0)

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ウィンター・スポーツの花形と言えば、“フィギュアスケート”。羽生選手のオリンピック連覇など、華やかな話題でいっぱいですが、このフィギュアスケート史上、前代未聞の事件として記憶されているのが、1994年に起きた“ナンシー・ケリガン襲撃事件”。若い方々は、ご存知ないかも知れませんが、吾輩のようなアフィフ世代なんかは結構鮮明に憶えております。その襲撃する側の主要人物であったトーニャ・ハーディングの半生と、事件のウラ側を描いた本作「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」事件に絡んだ人物たちに取材をして撮りあげたという、ドキュメンタリー顔負けの1作です。
 ~1970年、アメリカ、オレゴン州に生まれたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)は、低所得で学も無い母・ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)に、愛情をそそがれることもなく育てられるうちに、いつしかフィギュアスケートの才能を開花させていく。トーニャの才能が貧困からの脱出の鍵と見込んだラヴォナは、トーニャにコーチを付けスケート教室に通わせる。やがてトーニャはリンクで練習中に出会ったジェフ(セバスチャン・スタン)と恋に落ち、結婚。そしてラヴォナとも決別する。その後、アメリカ人で初めてトリプルアクセルを成功させ、全米選手権で優勝したトーニャは、1992年、アルベールビル冬季オリンピックに出場するのだが…。~
 
 発生当時、世界中を賑わせたスキャンダラスな事件のウラ側が、実はトンでもなく“グダグダ”だったと言うことを、この映画は描き出しています。正直見ていて『え~!そんなやり方で、あんな事ヤラかしたんかい??』と、半ば呆れちまいましたわ。如何に“グダグダ”だったのかは、是非映画館でご覧になってご自身の目でご確認いただきたいのですが、まあどれだけトンデモない大事件もウラを返せば、何ともショボすぎるというのは、得てして起こり得ることだとは思いますが、この“ナンシー・ケリガン襲撃事件”も、その典型的な一例に含まれると思います。

 主演のマーゴット・ロビーは、トーニャを演じるに当たり撮影前の4ヶ月、週5回、1日4時間、スケートリンクに立って猛特訓を受けたそうです。その甲斐あっての見事な演技で、アカデミー賞の主演女優賞にもノミネートされました。しかし、そんな彼女を遥かに上回るインパクトを与えてくれたのが、母親役を演じたアリソン・ジャネイです。作中最初から最後まで常に毒を吐き続け、見る者全てに不快な印象しか与えない正に“毒母”を怪演!吾輩、映画を見るまでトーニャのことは何となく知っていましたが、その母・ラヴォナがどんな人かなんて、まったく存じておりませんでした。そんな吾輩でも、アリソン・ジャネイの演技と姿を見ただけで『ああ、ラヴォナってこんな人だったんだろうな~』と納得させられてしまう演技の説得力!アカデミー賞助演女優賞受賞も納得の必見の演技です。エンド・ロールで、チョットした仕掛けが為されているのですが、なかなかにシュールな仕上がりでした(^^;。

 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」は、5月4日(金)~全国ロードショーです。



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by mori2fm | 2018-05-02 22:13 | 映画評 外国映画 ア行 | Trackback(5) | Comments(2)

 さあ今年ももうすぐ終わりです。このブログも殆んど更新できませんでした。すみませんm(_ _)m。でも、やっぱりこれだけはやらせていただきます。一応自分的に年末恒例行事ですので…。今年は113本の映画を、映画館・試写室で観ることが出来ました(除くTV、DVD鑑賞)。で、とりあえず恒例の“マイ・シネマ・ランキング”。今年も殆んどUP出来てませんので、UPしていなかった映画には、一言コメントを添えておきたいと思います。
 ランキングの方は、例年通り吾輩が『良かった!』と思った映画を、日本映画・外国映画それぞれ5本ずつ選んでみました。で、これも例年通りですが、現在公開中の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「8年越しの花嫁 奇跡の実話」なんかは、お正月映画ということで、来年まわしに…。そして今年のお正月映画(2016.12月~公開)を対象に入れさせてもらいます。


 では、日本映画から…
・第5位は「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
・第4位は「BRAVE STORM ブレイブストーム」→こんなのよく作った!よく撮った!よく公開した!!感激した!
・第3位は「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」→あまり期待せずに見たんですが、これが良かった。ニノ主演ですが、キチンとした良作でした。
・第2位は「三度目の殺人」

・そして第1位は「光」でございます!実は河瀬直美 監督の映画を見たのは、恥ずかしながら初めてだったんですが、今年はこれが1番でした。
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 続いては外国映画…
・第5位は「ワンダーウーマン」→アメコミ映画で泣いたのは、初めてじゃないでしょうか?
・第4位は「ダンケルク」→圧倒的な映像の迫力。台詞が少ない分、逆にスクリーンに釘づけにされました。
・第3位は「ドリーム」→知る人ぞ知る実話。かつてのNASAでコンピューターより凄かった黒人女性数学者達の物語。
・第2位は「ベイビー・ドライバー」 →これは痛快!エドガー・ライト 監督 渾身の1作でした。

・そして第1位は「ラ・ラ・ランド」でございます!今年はコレです!とにかく大好き!この映画嫌いな人いる?ってくらいにハマってしまいました。

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 今年はこんな感じです。毎度おなじみ独断と偏見のランキングです。皆様のとは全然違うかも?いや、違う!そりゃあ違うでしょう(^^;!今年も批判、非難、脅迫(?)などは、ど~かご勘弁ください(^^;。あ、ご意見は何ぼでもどうぞ!

 本年もお世話になりました!来年も、良き1年でありますように。そしてまた素晴らしい映画に出会えることを願い、来る年を祝いたいと思います。皆様、来年もよろしくお願いいたします!


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by mori2fm | 2017-12-31 22:25 | ランキング | Trackback | Comments(4)

[大根仁] ブログ村キーワード
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「モテキ」「SCOOP!」大根仁 監督、最新作「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」(東宝)イタイ、かなりイタイ“凶暴な”ラブ・ストーリーです(^^;。


 奥田民生を崇拝し、彼のような“力まないカッコいい大人”を目指す33歳の雑誌編集者コーロキ(妻夫木聡)突然"おしゃれライフスタイル雑誌”編集部に異動になったコーロキは、慣れない環境に悪戦苦闘。或る日、先輩編集者・吉住(新井浩文)に同行した得意先で、超美人ファッションプレスの天海あかり(水原希子)に出会ったコーロキは、たちまち一目惚れ。勢いにまかせて告白したコーロキは、見事彼氏の座をGetすることに成功する。しかしそれ以来、奔放なあかりに振り回される日々が続き、心身ともに疲弊していくコーロキ。そんなコーロキの姿を、影から冷ややかな目で見る吉住の姿が。そう彼もまた、あかりに狂わされた男の1人だった…。


 もうね、何も考えずにとりあえず見ましょ(^^;。そういう映画です、間違いなく。人気コラムニスト・渋谷直角さんの原作コミックがあるそうですが、吾輩は毎度お馴染み未読です。そんなのまったく気にしなくても、大根監督の世界にどっぷり浸れる映画になっています。すなわち“カワイイ女の子が、最高にカワイク撮られている”映画でございます。もお今回に関しては、ストーリーなんぞどうでもよろしいわ(^^;。とにかく水原希子ちゃんがメチャクチャにエロカワイイ!これ以外に語るとこ無し!ファッション、スタイル、仕草、話し方etc、etc…。そりゃこんな娘が目の前にいたら、どんな男でも狂うわ。更に大根演出も冴えわたり、濃厚なキスシーンのオン・パレード(ホンマに何回するねんな?と思って見ておりました)、見せ惜しみ一切なしの希子ちゃんの脱ぎっぷり(ヌードは出てきませんが…)。受ける妻夫木クンの何ともダメ男ぶりが、見ていて笑えてきました。嗚呼、狂わされてるね~(^^;。

 少々脱線気味に語ってしまいましたが、タイトルにもなっている奥田民生の名曲の数々が、劇中全編に散りばめられていまして、ファンの方には堪らん作りとなっております。但し“力まないカッコイイ奥田民生みたいな大人”を目指していたコーロキが、あんな高嶺の花に手を出してる時点で、『それチョット違うやん!』ってツッコミ入れたのも事実です。

 編集長役の松尾スズキさん、フリーのライター役のリリー・フランキーさん、コラムニスト役の安藤サクラさんと脇を固める面々も、みんなイッちゃってます(^^;。特に松尾さんは、後半本当にヤバイです。前半はあんなにイイ人だったのに…。あと松尾さんとリリーさんの絡むシーンが無かったのは、吾輩的には残念でした。
 まあとにかく、殆ど水原希子ちゃんのPVか?って言いたくなるような映像と、それに狂わされる男どものダメっぷり、クズっぷりにとことん笑わせていただきましたが、若干ラストのもっていき方には“?”が残りました。これ大根監督の前作「SCOOP!」の時にも感じたのですが、このところ映画の途中でテイストが変わってしまうのを感じます。これがイイのかどうなのかは、何とも判別つきかねますが、吾輩的には、出来れば最後まで突き抜けてもらった方がイイかな~?と思います。

 「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」は、9月16日(土)~全国ロードショー。この秋一番の“デート・ムービー”だとは思いますが、彼女の前で狂わされないように世の男性諸氏は、その辺り気をつけて是非!映画館でご覧ください。


映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』 - シネマトゥデイ




 
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by mori2fm | 2017-09-14 22:26 | 映画評 日本映画 あ行 | Trackback(9) | Comments(2)

[エイリアン:コヴェナント] ブログ村キーワード
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 “巨匠”リドリー・スコット 監督が世に放つ、シリーズ最新作。まだまだ続くよ!「エイリアン:コヴェナント」(20世紀FOX)エイリアン誕生の謎が、遂に明かされる!


 人類初の大規模な宇宙移住計画の為、コールドスリープ中の2,000人の男女を乗せた巨大宇宙船コヴェナント号。植民地惑星“オリガエ6”へ向かっていたコヴェナント号は、その途上で強大な衝撃波を受ける事故に巻き込まれ、船長(ジェームズ・フランコ)以下数十名の命を失う。生き残ったクルーと、最新鋭アンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)が懸命の修復作業を行う最中、コヴェナント号は謎の電波を受信。発信元が近くの惑星だと突き止めた船長代理のオラム(ビリー・クラダップ)は、女性クルーで船長の妻だったダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)の反対を押し切り、その惑星へ向かうことを決定する…。


 この映画の前日譚と言えるのが、5年前に公開された「プロメテウス」この映画、公開当時正式には“エイリアン・シリーズ”とはアナウンスされてなかったのですが、中身を見れば何のことはないしっかり“エイリアン・サーガ”でございました。で、今回の「エイリアン:コヴェナント」は、その「プロメテウス」の正当な続編でございます。前作から引き続き登場するアンドロイドのデヴィッドなど、ストーリーもガッツリ絡んでおりますので、本作をご覧になる前に今一度「プロメテウス」を見て行かれることを、お奨めいたします。その方がストーリーもスムーズに理解することが出来ますから。吾輩も見直して行って正解でした。だって5年も前の話、さすがに相当忘れてましたから(^^;。
 ただ『ストーリーなんかどうでもイイ。単純に怖いSF映画が見たいねん!』と仰る方は、何の予備知識も持たずに見に行っていただいても充分にお楽しみいただけると思います。「プロメテウス」では少ししか映らなかった、“腹かっさばいて登場するエイリアン”が、今回はバッチリ出てまいりますし、モチロン顔面に張り付く“フェイスハガー”なんぞも登場いたしますので、それらをご覧になるだけでも充分痛快(?)だと思います。

 マイケル・ファスベンダーが、1世代前のアンドロイド・デヴィッドと最新鋭のアンドロイド・ウォルターの“1人2役”ならぬ“1人2アンドロイド”を演じていますが、まあ上手!演じるのが人間ではないというだけでも非常に難しいと思うのですが、圧倒的な演技で両アンドロイドを演じ分けています。そしてその演技力がラストの一波乱を、とてつもない説得力のある物に仕立てています。いやあ、お見事ですわ。そして“エイリアン・シリーズ”のお約束とも言うべき、“戦うヒロイン”を演じているのは「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」でブレイクしたキャサリン・ウォーターストン。かつてシガーニー・ウィーヴァーが演じたリプリーを彷彿とさせる姿で、エイリアンに戦いを挑みます。タンクトップ姿に銃火器がイイですね(^^;!

 時系列で言えば、この映画の時代から20年経った世界がシリーズ第1作の「エイリアン」に、つながっていくという設定になっています。ですからここから20年の間に一体何が起きるのか?今回はエイリアン誕生の背景が描かれていますが、そこから更にどんなストーリーが展開していくのか?その気になれば幾らでも作れると思います。今回のラストも実はそんな感じになっております(アレは救いがない!)。何よりリドリー・スコット監督、やる気満々です(^^;。ただ情報によると「プロメテウス」と本作の間を埋める映画を2~3本作る気でおられるそうです。まもなく齢80歳となられる御大!どうか、完遂してくださいね!


 「エイリアン:コヴェナント」は、9月15日(金)~全国ロードショーです。究極の生命体誕生の瞬間を、あなたも是非!映画館でご覧ください。




 
 

 
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by mori2fm | 2017-09-09 22:47 | 映画評 外国映画 ア行 | Trackback(5) | Comments(2)