2010年 04月 16日
「半分の月がのぼる空」ヤラれた!それって反則(>_<)…。
[半分の月がのぼる空] ブログ村キーワード
“難病モノ”&“ピュアなラブストーリー”です。「半分の月がのぼる空」(IMJエンタテインメント)。『また“泣け!”って演出の押売りなのかな~?それはイヤやな~』と思いつつ、吾輩映画館へと向かいました。そしてその予想は、イイ意味で裏切られました。
三重県・伊勢市。肝炎で入院中の高校生・裕一(池松壮亮)は、退屈な入院生活に我慢できずに夜間、病院から脱走。しかし戻って来たところを、看護婦の亜希子(濱田マリ)に捕まり、罰として新しく入院してきた少女・里香(忽那汐里)と友達になるよう命じられる。重い心臓病を患っている里香は、手術をしてくれる病院がなかなか見つからず、子供の頃から転院を繰り返していた。里香にある弱みを握られた裕一は、里香の命令には絶対服従することを約束させられ、その日から里香のワガママに振り回される破目に。或る日、里香は病室の窓から見える砲台山へ登りたいと、裕一に告げる。いつものワガママだと、最初は相手にしなかった裕一だったが、いつになく思いつめた里香の表情を見て、考えを変える。そしてその夜、裕一は里香と共に病院を脱走。亜希子達の追跡を振り切り、友人から借りたバイクで砲台山へと向かう…。
見る前からず~っと、気になってたんですよ。『何で、このテの映画に大泉洋がキャスティングされているのか?』って。いや、吾輩決して大泉さんが嫌いなわけではございませんが、このストーリーに於ける“心臓外科医”という今回の彼の役どころに、何とも言えん違和感を感じてしまっておりましたので。そしてそれは映画を観始めてからも、ず~っと心の中に引っ掛かったままでした。ええ予想していたとおりに、吾輩は途中からもお“号泣モード(>_<)”全開!になっておりました(『“難病モノ”は苦手』とか言っておきながら、節操の無い男です…)が、それでも尚、『何故?大泉さんなのか??』ってのは残ったまんまでした。が!ある瞬間、謎はいっぺんに解けました。『ああ~!そういうことか!!え~!そうなん??でもそれってズルイ!反則や~!』と思いつつも、吾輩更に泣かされ続けました。この理由について書いてしまうと、ホントにシャレにならん≪ネタバレ!≫になってしまいますので、コレ以上は触れませんが、彼がキャスティングされた理由は、“心臓外科医”って言う役柄より、そのキャラクターが占める要素が大きかったと思われます。ストーリーの中で、そのキャラを引き継げるような…(アカン、ホンマにこれ以上は書けん(>_<)!)。この点は、原作のノベルズや、過去にTV化された物とは異なる設定になっているそうです(吾輩は、どれも知りませんでした)ので、それらをご存知の方も“別物”としてご覧になることを、オススメします。
もお、主演の若い2人がとにかく輝いてる!この脚本にピッタリはまっているというか、何とも一生懸命で、見ていて思いっきり感情移入して、全力で応援しちゃいました。『頼む、何とかしてやってくれ!』って。いい歳こいたオッサンが何言ってんだかと思われましょうが、この映画、何か無性に10代のころの懐かしい匂いがしてきて、もお堪りませんでした。『吾輩にもこんなに純粋な頃があったかな~?』って、そんな思いに浸ってしまいました。その一方で、里香の母親が裕一に『ありがとう』と礼を言うシーンには、同じ子を持つ親の立場(特に、我が娘も“難病”を抱えてますので…)として、その気持ちが痛いほど伝わってきて、これまた泣かされてしまいました。いやあ、いい意味でヤラれちゃいました。ここまでヤラれちゃった映画ってのは、久々だと思います。ホント、吾輩の想定以上でございました。
この映画の公式HPに『意外な結末!観た後には誰かに言いたくなる!』と書かれておりますが、コレは絶対言うたらアカンよ!言いたくなる気持ちはわかりますが、言ったらこの映画の値打ちが無くなっちゃいますから…。
「半分の月がのぼる空」は、ただいま全国ロードーショー公開中です。涙がイッパイこぼれる、本当にピュアなラブストーリーを、あなたも是非!映画館でご覧ください。
~追記~
今回の舞台となった伊勢のロケーションは、映画の世界に深みをもたせるのに、とても貢献しています。イイですね、こういう地方のロケ作品って。
~追記②~
看護婦(看護士)役の濱田マリさんが、効いてますね~。しっかし、モダンチョキチョキズの頃の彼女から、誰が今日の彼女の姿を想像したでしょうか(^^;?
「半分の月がのぼる空」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
映画『半分の月がのぼる空』 - シネマトゥデイ
・半分の月がのぼる空@ぴあ映画生活

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“難病モノ”&“ピュアなラブストーリー”です。「半分の月がのぼる空」(IMJエンタテインメント)。『また“泣け!”って演出の押売りなのかな~?それはイヤやな~』と思いつつ、吾輩映画館へと向かいました。そしてその予想は、イイ意味で裏切られました。
三重県・伊勢市。肝炎で入院中の高校生・裕一(池松壮亮)は、退屈な入院生活に我慢できずに夜間、病院から脱走。しかし戻って来たところを、看護婦の亜希子(濱田マリ)に捕まり、罰として新しく入院してきた少女・里香(忽那汐里)と友達になるよう命じられる。重い心臓病を患っている里香は、手術をしてくれる病院がなかなか見つからず、子供の頃から転院を繰り返していた。里香にある弱みを握られた裕一は、里香の命令には絶対服従することを約束させられ、その日から里香のワガママに振り回される破目に。或る日、里香は病室の窓から見える砲台山へ登りたいと、裕一に告げる。いつものワガママだと、最初は相手にしなかった裕一だったが、いつになく思いつめた里香の表情を見て、考えを変える。そしてその夜、裕一は里香と共に病院を脱走。亜希子達の追跡を振り切り、友人から借りたバイクで砲台山へと向かう…。
見る前からず~っと、気になってたんですよ。『何で、このテの映画に大泉洋がキャスティングされているのか?』って。いや、吾輩決して大泉さんが嫌いなわけではございませんが、このストーリーに於ける“心臓外科医”という今回の彼の役どころに、何とも言えん違和感を感じてしまっておりましたので。そしてそれは映画を観始めてからも、ず~っと心の中に引っ掛かったままでした。ええ予想していたとおりに、吾輩は途中からもお“号泣モード(>_<)”全開!になっておりました(『“難病モノ”は苦手』とか言っておきながら、節操の無い男です…)が、それでも尚、『何故?大泉さんなのか??』ってのは残ったまんまでした。が!ある瞬間、謎はいっぺんに解けました。『ああ~!そういうことか!!え~!そうなん??でもそれってズルイ!反則や~!』と思いつつも、吾輩更に泣かされ続けました。この理由について書いてしまうと、ホントにシャレにならん≪ネタバレ!≫になってしまいますので、コレ以上は触れませんが、彼がキャスティングされた理由は、“心臓外科医”って言う役柄より、そのキャラクターが占める要素が大きかったと思われます。ストーリーの中で、そのキャラを引き継げるような…(アカン、ホンマにこれ以上は書けん(>_<)!)。この点は、原作のノベルズや、過去にTV化された物とは異なる設定になっているそうです(吾輩は、どれも知りませんでした)ので、それらをご存知の方も“別物”としてご覧になることを、オススメします。
もお、主演の若い2人がとにかく輝いてる!この脚本にピッタリはまっているというか、何とも一生懸命で、見ていて思いっきり感情移入して、全力で応援しちゃいました。『頼む、何とかしてやってくれ!』って。いい歳こいたオッサンが何言ってんだかと思われましょうが、この映画、何か無性に10代のころの懐かしい匂いがしてきて、もお堪りませんでした。『吾輩にもこんなに純粋な頃があったかな~?』って、そんな思いに浸ってしまいました。その一方で、里香の母親が裕一に『ありがとう』と礼を言うシーンには、同じ子を持つ親の立場(特に、我が娘も“難病”を抱えてますので…)として、その気持ちが痛いほど伝わってきて、これまた泣かされてしまいました。いやあ、いい意味でヤラれちゃいました。ここまでヤラれちゃった映画ってのは、久々だと思います。ホント、吾輩の想定以上でございました。
この映画の公式HPに『意外な結末!観た後には誰かに言いたくなる!』と書かれておりますが、コレは絶対言うたらアカンよ!言いたくなる気持ちはわかりますが、言ったらこの映画の値打ちが無くなっちゃいますから…。
「半分の月がのぼる空」は、ただいま全国ロードーショー公開中です。涙がイッパイこぼれる、本当にピュアなラブストーリーを、あなたも是非!映画館でご覧ください。
~追記~
今回の舞台となった伊勢のロケーションは、映画の世界に深みをもたせるのに、とても貢献しています。イイですね、こういう地方のロケ作品って。
~追記②~
看護婦(看護士)役の濱田マリさんが、効いてますね~。しっかし、モダンチョキチョキズの頃の彼女から、誰が今日の彼女の姿を想像したでしょうか(^^;?

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by mori2fm
| 2010-04-16 21:25
| 映画評 日本映画 は行