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「崖の上のポニョ」難しく考えないで…。

 そんなわけで、“ポニョ”であります。「崖の上のポニョ」(東宝)。予想通り、夏休み映画興行ブッちぎりの1位を独走中!宮崎駿監督、4年ぶり(オリンピックかい!)の新作。事前に申しておりましたとおり“我が娘・かぁたん(仮名・6歳)”と、“娘と映画 第6弾”として行ってまいりました。


 さかなの子・ポニョは、或る日父・フジモトの目を盗み、クラゲに乗って家出をする。漁船の網から逃げようとして、ジャムの瓶に頭を突っ込み、抜けなくなってしまったポニョを、崖の上に住む人間の男の子・宗介が助けてくれる。ポニョは宗介のことが好きになり、宗介もポニョのことが好きになる。『ぼくが守ってあげるからね』宗介はポニョにそう告げるが、家出に気付いたフジモトの手によって、ポニョは海へ連れ戻されてしまう。『人間になりたい!』ポニョはそう訴えるが、自らがかつて人間だったフジモトはこれを許さない。ポニョは妹達の力を借りて、フジモトの魔法の力を手に入れ、宗介のいる地上を目指す。しかし、そのことで陸地は大変な騒ぎになっていた…。


 最初から非常に、ワクワクさせてくれました。ポニョやその妹たちの絵がとてもカワイくて、何か見ていて単純に楽しくなってきました。昨今のジブリ作品には、久しく感じられなかった“素朴さ”“懐かしさ”が感じられて、吾輩とっても嬉しかったです。何よりも隣で見ていた“我が娘・かぁたん”は、始まってからず~っと、『わあ、わあ!』と小さな歓声を上げながら、目を輝かせてスクリーンを見つめておりました。それだけで、吾輩は充分でございました。
 ただ途中からストーリーが、『う~ん、何を言いたいのかよくワカラン??』と吾輩には思えてしまいました。何か、事前の予備知識では『環境問題を訴えたいらしい』とか『生命の尊さを描いている』といったような話を聞いておったのですが、正直見ていて『だから何?、それがどうした?』と思ってしまいました。それよりも何よりも、CG全盛のこの時代に、全編手描きで描かれたアニメーションの圧等的な“映像力”に吾輩は感激してしまいました。そう吾輩世代には、昔のTVアニメを彷彿とさせる絵のテイストが、何となく懐かしくて、それでいて改めて今の時代に観てみると、非常に斬新に感じられる…今回、宮崎カントクがこだわったこの作画は、本作の作風にもマッチしていて、非常に素晴らしい仕上がりになっています。

 そして、音楽!毎度お馴染み久石 譲さんの壮大なスコアと、この夏耳にしない日はナイんじゃなかろうか?とまで感じられる、あの『♪ポ~ニョ、ポ~ニョポニョさかなの子~♪』の主題歌。もうね、小難しい理屈は要りません。“かぁたん”は充分楽しんでました。見終わった後、『お話、わかったか?』との吾輩の問い掛けに『うん、チョット!』と答えておりましたが、それでイイのだ!大人の吾輩でも、ようワカランかったのだから…(^^;。とにかく見ているだけで、とても楽しい気持ちになれました。これって、映画を観る上でとても大切なことですよね?

 「崖の上のポニョ」は、夏休みが終わってもまだまだ全国上映中です。宮崎監督の描く海の世界を、あなたも映画館で是非、体感してください。親御さんは、お子さんと一緒に楽しんで!

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by mori2fm | 2008-08-28 21:37 | 映画評 日本映画 か行