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「ラブリーボーン」え~と、何と申しますか…。

[ラブリーボーン] ブログ村キーワード
 世界的大ベストセラーの映画化。しかもスピルバーグが製作総指揮、そんでもって監督はあのピーター・ジャクソン「ラブリーボーン」(パラマウント ピクチャーズ ジャパン)。これで期待するなって方がムリでしょ?おまけに宣伝であれだけ『泣ける!』って煽られたらね~。


 スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は14歳。父・ジャック(マーク・ウォールバーグ)、母・アビゲイル(レイチェル・ワイズ)、妹、弟の5人家族で仲良く幸せに暮らしていた。或る日、学校で片想いの相手から告白されたスージー。しかしその日の帰り道、近所に住むミスター・ハーヴィ(スタンリー・トゥッチ)に襲われ、殺されてしまう。行方不明になったスージーを懸命に探すジャック。しかしその願いも虚しく、近くのトウモロコシ畑から大量の血液反応と共に、スージーの帽子が発見される。レン刑事(マイケル・インペルオリ)達の捜査でも、スージーの足取りは掴めず、捜査過程でハーヴィも事情を聞かれるが、疑いは持たれなかった。スージーは天国とこの世の境目から、悲しみに包まれ崩壊していく家族を見ていた。そしてジャックは、そんなスージーの気配を感じ取るのだった…。


 『私は、14歳で殺された―これは私が天国に行ってからのお話』(←結論から言うと、天国へ行く前の話なんですが…(^^;)。毎度の如く、吾輩は原作未読でございますが、この映画って原作どおりなんですか?もしそうだとしたら、一体このお話のどこが良くて、世界的ベストセラーになったんですか?そしてこの物語のどこで泣けと??残念ながら吾輩は、このストーリーにまったく感情移入出来ませんでした。CMや予告を見た感じでは、“殺されたスージーが、残された家族の為に何かをする”みたいな感じが大々的にクローズアップされてましたが、途中までスージーは、天国の手前の世界から、ただひたすら家族を見ているだけ。事件の解決に繋がるような動きは何らございません。釈然とせぬままに時間だけが経過していきます。で、ラスト近くになってようやく『私にはまだ、やらなきゃいけないことが…』と言って或る行動に出るのですが…、『アンタのやりたいことって、そんなことだったのか~?!』って、吾輩ツッコミながらズッコケてしまいました。いやまあ、そりゃわからんでもないけど、それって…。で、スージーの遺体の行方や、犯人が迎える結末にも『何じゃあ、そりゃあ~?!』とダメ押しツッコミ(^^;。いやあ原作ファンの方や、この映画を見て感動したという方には誠に申し訳ないのですが、吾輩この物語の良さが理解できませんでした。きっと、感受性が欠落しているのでしょう?!とにかく泣けませんでした。
 
 映像の方も『天国をビジュアル化した、最新VFXが素晴らしい』と煽っておられましたが、正直「アバター」なんかを見ちゃった後では、『別に大したことないぞ~!』と思ってしまいました。う~ん“スピ&ピージャク連合”、ハッキリ言ってジェームズ・キャメロンに負けてまっせ!

 吾輩が唯一この映画で見出せた光明、それは『スージー役のシアーシャ・ローナンちゃんが、素晴らしかった!』この一点に尽きます!役の上では14歳、実年齢15歳(!)メチャクチャカワイイ(断っておきますが、吾輩にその手の趣味はございません!あくまでも純粋に…)!!そして「つぐない」の時にも感じましたが、この歳で何とも芸達者!!ハリウッドの将来を背負って立つ、若手女優の筆頭と言えると吾輩は思います。まあ、彼女のキュートな演技を見るだけでも、この映画は一見の価値があると思います。


 「ラブリーボーン」は、ただいま全国ロードショー公開中です。名女優の誕生を予感させる“フレッシュな演技”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。

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映画『ラブリーボーン』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2010-01-31 03:34 | 映画評 外国映画 ラ行